新規発電プロジェクト「温泉発電所」の完工に関するお知らせ

PRESS RELEASE
2022 年 6 月 23 日
株式会社新日本科学
https://www.snbl.co.jp
(証券コード:2395 東証プライム)


新規発電プロジェクト「温泉発電所」の完工に関するお知らせ

株式会社新日本科学(本店 鹿児島県鹿児島市、代表取締役会長兼社長:永田良一、以下
「当社」)の発電事業は、2015 年に鹿児島県指宿市の当社保有敷地内において地熱発電所が稼働
以来、順調に発電を継続しており、2022 年3月期は過去最高の発電量(1,075 万 kWh)を記録
しました。このたび、新規発電プロジェクトとして、ホテルで浴用や床暖房に使用している泉源の
余剰蒸気を活用した温泉発電所が完工しましたのでお知らせします。本発電所は、2022 年 10 月
の系統連系を予定しており、発電した電気は再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT 制度)
の認定を既に受けております(1kWh 当たり: 40 円+税、適用期間:15 年間)。


今回新たに建設した温泉発電は、地熱発電同様、季節や天候に左右されることなく年間を
通して安定した稼働が可能な再生可能エネルギーであり、気候変動の原因となる温室効果ガスの
削減に向けて、近年注目を集めています。燃料費もほとんどかからないため、昨今のエネルギー
価格の高騰を一因とする電力不足の改善にも貢献できると当社では考えています。また、今回の
発電所では地球温暖化係数(GWP) 1) が 1 以下である次世代冷媒(AMOLEA®1224yd)を活用
しており、地球環境に配慮した設計となっています。


本発電所は 6 月 22 日に完工しましたが、昨今の半導体不足に伴う一部装置の製造遅延により、
系統連系は本年 10 月を予定しております。系統が連系されるまでの期間に発電した電力に
ついては、同敷地内にある当社が運営するホテル施設にて自社消費することで、当社の電力使用
に伴う温室効果ガス排出の削減に活用していきます。また、本発電所で利用する温泉蒸気は、
発電で利用した後に当社のホテル施設の浴用に利用することで 地熱資源を効率的に利用
してまいります。


当社は 2030 年に国内自社事業におけるカーボンニュートラル2)を掲げており、今後も積極的に
再生可能エネルギーの普及・拡大を推進し、日本の脱炭素社会の実現へ貢献してまいります。


<発電所の概要>
所在地 鹿児島県指宿市
最大発電端出力 625kW(定格)
年間発電量(予測) 400 万kWh
発電方式 バイナリー方式
運転開始 2022 年 6 月 22 日
PRESS RELEASE
<参考>
1) 地球温暖化係数(GWP):
地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)とは、二酸化炭素を基準(1)として、ほかの
温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるか表した数字のことです。


2) カーボンニュートラル:
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることであり、二酸化炭素を
はじめとする温室効果ガスの排出量から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、
合計を実質的にゼロにすることを意味しています。



以 上


【本件に関するお問い合わせ】
(株)新日本科学 IR 広報統括部 岩田 俊幸
TEL: 03 - 5 5 6 5 - 6 2 1 6
E-mail: ir@snbl.co.jp

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