株式会社ココロミルへの出資に関するお知らせ

2023 年9月4日
各 位
会社名 株 式 会 社 メ デ ィ ネ ッ ト
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 久布白 兼直
(コード番号:2370 東証グロース)
問合せ先 取締役 経営管理部長 落 合 雅 三
( T E L 0 3 - 6 6 3 1 - 1 2 0 1 )

株式会社ココロミルへの出資に関するお知らせ

株式会社メディネット(以下「当社」)は、2023年8月28日付でウェアラブル心電図計測によりストレス、睡
眠の質、不整脈や睡眠時無呼吸症候群等の兆候を検知できる健康情報サービスを提供する株式会社コ
コロミル(以下、「ココロミル」)に対して出資を行うことを決定いたしましたので、下記の通りお知らせいたしま
す。


1. 出資の背景・目的
現在、日本では、平均寿命の延伸や高額な新しい治療法の開発等により国民医療費が増大する中、
医療の質を落とすことなく医療コストを抑制することが求められています。その解決策の一つとして、未
病・予防段階から個人が自身の健康づくりに主体的に関与することにより、健康寿命が延伸する未来の
ヘルスケア像が提言 iされています。


当社は、1999年より、がん免疫細胞治療に用いられる免疫細胞の加工受託を行ってまいりましたが、
これまでに19万件を超える細胞加工実績を有しています。また、昨年、「VISION2030」を新たに策定し
病気やけがを治すとともに、健康維持・改善に寄与することによりWell-Being社会に貢献することを目指
し、既存事業の強化と、今後重要となってきます予防分野での新規事業の創出、育成に向けて取り組
んでいます。


ココロミルは、「病気で後悔する方を一人でも多く減らしていきたい」という思いにより設立され、「病気
で後悔しない社会へ」をミッションとして掲げ、本人が自覚していないメンタルケアの必要性や心疾患の
兆候をいち早く捉えるため、心電図を用いて脈拍や自律神経を解析して得られる客観的なデータにより、
本人のストレス状態の把握を可能にします。更に今後は、取得した心電図のビッグデータを活用して、
自律神経障害に起因すると言われている様々な疾患を予測し、早期発見、未病対策を通じて、人々・
企業・社会のQOLを高めていくことを目指しています。

国立がん研究センターの多目的コホート研究から、長期的に見て自覚的なストレスレベルが高いほど、
がんの罹患リスクが高くなることが示されており ⅱ 、当社は、ココロミルのウェアラブル心電図計測を用い
た客観的なデータを用いたストレス兆候等の把握による疾患予測の知見と、当社でこれまで蓄積された
免疫細胞の作用機序等に係る知見を活用することにより、がんの予防や、がんの早期発見・早期治療
に係る新規事業の創出・育成を視野に入れ、ココロミルへの出資を決定しました。

当社は「VISION2030」に基づき、既存事業の強化を図るとともに、外部との事業提携等を通じて、予
防分野をはじめとする新規事業の創出・育成に向け、取り組んでまいります。


2. 相手先の概要
名称 株式会社ココロミル
所在地 東京都新宿区西新宿6-2-16菅野ビル2F
代表者 代表取締役 林 大貴
事業内容 自律神経及び不整脈を解析する健康サービスの提供
資本金 1億3861万円(2023年8月28日時点)
設立年月日 2021年11月1日
URL https://kokoromil.com/


3. 今後の見通し
本件による 2023 年9月期業績に与える影響は軽微でありますが、今後、適時開示の必要性が生じ
た場合は、速やかに開示いたします。

以上


Society 5.0 時代のヘルスケア (一般社団法人 日本経済団体連合会、2018)より
https://www.keidanren.or.jp/policy/2018/021_honbun.pdf


自覚的ストレスとがん罹患との関連について (国立研究開発法人 国立がん研究センター、2018)より
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/0120/index.html





別紙
【ココロミル社について】




【ココロミル検査について】




国内22の大学病院で活用されているウェアラブル心電計durantaを用いて心電図解析を行い、
ココロの状態を可視化します。




【心電図解析の特徴について】




【ココロミル社の目指す社会と理念】





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