株式会社ネクスグループとの業務提携に関するお知らせ

2020 年 4 月 13 日

各位
アイスタディ株式会社
(東証第二部:2345)


株式会社ネクスグループとの業務提携に関するお知らせ


アイスタディ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中川博貴、以下「アイスタディ」)、及び
株式会社エイム・ソフト(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中川博貴、以下「エイム・ソフト」)は、
株式会社ネクスグループ(本社:岩手県花巻市、代表取締役社長:秋山司、以下「ネクスグループ」)との
間で業務提携を行うことについて合意いたしましたので、お知らせいたします。





1. 業務提携の理由
アイスタディは、e ラーニング専業で創業から 21 年の実績を持ち、法人・個人が自己のスキルアップを効
率的に行えるコンテンツ開発のノウハウから計 200 を超える e ラーニングコンテンツを法人・個人に提供し
ています。e ラーニングコンテンツは、業界トップランナーである専門講師が動画で解説し、ビジネスススキ
ルから IT 技術まで社会人が必要となるカテゴリーを取り揃えながら、動画教材までを積極的にローンチし、
各業界の人材育成を支援しています。
またエイム・ソフトは、2005 年設立の 16 年目となるシステム開発企業です。常駐型のエンジニアリングサ
ービスを主とし、金融系、通信、運輸物流、医療、官公庁、と多岐に渡り基幹システムを中心として業界問
わずサービス提供をしてまいりました。システム開発の中で下流工程のビジネスから上流工程のビジネスへ
と拡大をしてきたことにより、利用者を意識したエンジニアリングサービスを提供しております。顧客感動
への追求という企業理念のもと、システム利用者側の経営課題に対しての IT を用いた解決を支援しておりま
す。
直近では、当社グループは、先端 IT 技術領域のエンジニアの育成と供給、ならびに先端 IT 技術の社会実
装を図り、国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進、支援する新たなビジネスモデルを
構築しつつあります。
とりわけ、AI 領域では東京大学の松尾研究室と介護・福祉分野での AI 活用を図る受託研究、ブロックチェ
ーン領域においては、Stake Technologies 株式会社と業務提携、チューリンガム株式会社と資本業務提携を
しており、国内でも有数のブロックチェーンエンジニアを組み入れた開発体制を擁し、かつ、彼らの知見に
よるブロックチェーンエンジニアの育成向け e ラーニングコンテンツの共同開発に加え、ブロックチェーン
ソリューションである Substrate によるブロックチェーンの社会実装にも取り組んでおります。

一方、ネクスグループが注力する IoT 分野の市場規模は、2030 年には世界で 404.4 兆円、日本で 19.7 兆円
とそれぞれ成長することが見込まれています。また、日本での IoT 市場における成長率の著しい分野として
「農業」が、年平均 20.2%の伸び率となっております(出所:一般社団法人電子情報技術産業協会「注目分野に
関する動向調査 2017」)。


アイスタディ株式会社
〒107-0062 東京都港南青山 6-7-2 VORT 南青山Ⅰ 3 階
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さらに、今般の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策を背景とした在宅勤務などのテレワークの
導入企業の増加、企業の採用面接や会社説明会などのオンライン化、学校・教育機関の臨時休校にともなう
授業のオンライン化の検討などが進む中、必要となる端末やネットワーク機器、ソフトウェア、セキュリテ
ィなどの必要性も高まっております。
ネクスグループは、創業以来 30 年以上にわたり通信機器の設計、製造、販売をおこなっており、音声通話
端末、データ通信カード、モバイルルーターなどのコンシューマー向け製品から、自動車業界や金融業界向
けの業務用の通信端末など数多くの開発実績と大手キャリアとの取引実績があります。
2012 年には、前述した IoT 市場でも成長率の著しい農業分野の取り組みとして、岩手県花巻市の本社敷地
内に研究用の自社圃場を開設し、農業 ICT 事業を開始しました。その後も、野菜の生長に必要な要素と、健
康管理に必要な要素を、複合的に組み合わせて環境管理を自動的におこなう「環境管理予測システム」の開
発や、生産物の栽培工程における種苗、農薬、肥料などの管理から販売先の管理までを一気通貫で管理する
営農管理システムの開発をおこなっています。
また、子会社である株式会社ネクス(以下、「ネクス」)では、培ってきた自動車テレマティクスをはじ
めとする様々な分野に対する IoT 技術をベースに「IoT×ブロックチェーン技術」、「IoT×AI 技術」など、
「IoT×新技術」を活用した新たなサービスの提供を目指しております。
直近では、テレワークを既に導入している、または検討中の企業が社外からの社内ネットワークへの接続
に際し、 セキュリティを確保するための新サービスとして、 自社通信端末
(UX302NC-R)
にGoogle Authenticator
(Google 認証システム)を利用した 2 段階認証機能を付加、セキュリティ機能を向上させるサービスの開発
をおこなうなど、IoT 市場におけるプレゼンスを高めております。

この度のネクスグループとの業務提携により、当社はテレワークを導入する企業、様々なサービスのオン
ライン化を検討する企業や授業オンライン化を検討する学校教育機関などに対し、必要となる端末やネット
ワーク機器、ソフトウェア、セキュリティを合わせて提供することが可能となります。
また、アイスタディが取り組む教育分野では、文部科学省が小中学生のいる家庭に対しモバイルルーター
の貸し出しを検討するなど、まだまだインフラ整備が十分とは言えません。このような教育 ICT の市場もマ
ーケティング対象とし、お互いが持つ顧客アカウントにクロスセールスをおこなうなど、共同マーケティン
グを実施していきます。
さらに、ネクスでは様々な産業向けに自社製品をカスタマイズし開発をおこなっていることから、より専
門的な分野の IoT エンジニア向け教育コンテンツの開発を協力しておこないます。
エイム・ソフトとの業務提携では、当社の農業 ICT 事業で新たに取り組むソフトウェア開発を共同でおこ
ないます。現在取り組んでいる栽培支援ソリューションに加え、今後成長が期待される経営管理ソリューシ
ョンの共同開発をおこないます。
また、ネクスが現在開発中の「NCXX AI BOX」*1の AI エンジンについても、エイム・ソフトに在籍する高
度 IT エンジニアのチームと共同で開発をおこなっていきます。

*1「NCXX AI BOX」とは
NVIDIA Corporation が提供する高性能な GPU と、SIERRAWIRELESS 製のマルチキャリア対応 LTE 通信モジュールを搭載し、多彩な外部イ
ンターフェースを持つ、高性能なエッジ AI 端末です。通常、AI による画像認識は、端末が入手した大容量の画像情報を通信ネットワー
ク経由でサーバーに送られ、クラウドで分析し結果を求めるための処理に時間がかかるという課題があります。 「NCXX AI BOX」は、
この
入手した情報を端末で分析を行うためリアルタイムに近い処理が可能です。このリアルタイム性を生かして製造工程での検査、セキュリ
ティ分野などへの活用を目指し、2020 年度中の製品化を予定しております。


2. 業務提携の内容
(1) アイスタディとの業務提携の内容
① 双方の営業基盤を活用した営業促進の連携
② IoT エンジニア向け教育コンテンツの新製品・サービスの開発
③ 教育 ICT 市場も視野に、新製品の共同マーケティング
④ その他、当社グループ及びアイスタディの各事業分野における相互発展に寄与する協力
⑤ ネクスグループ より執行役員(1名)を受入

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(2) エイム・ソフトとの業務提携の内容
① 農業 ICT のソフトウェアに関する共同開発、共同研究
② 新製品「NCXX AI BOX」の共同開発
③ その他、当社グループ及びエイム・ソフトの各事業分野における相互発展に寄与する協力
④ ネクスグループより執行役員(1名)を受入

3. 日程
2020 年 4 月 13 日 当社業務提携契約締結日
2020 年 4 月 13 日 業務提携開始日

4. 今後の見通し
本業務提携による今期の連結業績に与える影響は軽微であります。


以上




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