アイスタディ、チューリンガム株式会社と資本業務提携
2020 年3月9日
各位
アイスタディ株式会社
(東証第二部:2345)
アイスタディ、チューリンガム株式会社と資本業務提携
~ シークレット・コントラクトの社会実装を手がける ~
アイスタディ株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長:中川博貴、以下「アイスタディ」
https://www.istudy.co.jp/)は、ブロックチェーンの Enigma Protocol※1を用いた日本初の Enigma を専門と
する R&D、受託開発、そしてアプリケーション開発を通じて、プライバシー情報を守りながら自由な取引をブ
ロックチェーン上で実現していくスタートアップ企業であるチューリンガム株式会社 (本社:東京都千代田
区、代表取締役:紅谷陽介、以下 「チューリンガム」https://turingum.com/)と Enigma Protocol を用いて
スマートコントラクトの中身を秘匿化し、自由な取引をブロックチェーン上で実現すること(通称:シーク
レット・コントラクト)を趣旨として、資本業務提携の合意に至りましたのでお知らせいたします。
1.チューリンガムとは
チューリンガムは、個人のプライバシーを守りながらブロックチェーンで様々な取引を行えるようにする
ことを目指す技術者集団です。Enigma Protocol を活用することで、ブロックチェーンにおいて軽視されがち
なプライバシーを守ることが可能です。これにより、従来取引を行うことが難しかった不動産などの保有資
産の情報や最もセンシティブな個人情報である遺伝子情報までも記録することが可能となり、遺伝子情報連
動保険などの新しい商品が次々と生まれる可能性があります。こういった世界観を実現すべく、まずは R&D
や受託開発を通し、Enigma を社会に広く普及させていきます。
▼ メンバー紹介
紅谷 陽介(CEO)
大学院にてコンパイラ周辺技術や IoT 基盤技術の研究を行い、JR 西日本にて DB 最適化等を行う。2012 年
から暗号資産アービトラージ取引を開始し、以降投資家として活動。その中で Enigma による秘匿計算技
術に着目し、チューリンガムを設立。その他ブロックチェーンカンファレンス事業等にも従事。
橋本 欣典(COO)
東京大学大学院経済学研究科金融システム専攻。 日本取引所グループでは日本証券クリアリング機構にて
クオンツとして IRS、CDS、上場デリバティブ、現物株の証拠金アルゴリズムの高度化に従事。その後
bitFlyer の経営戦略部にて、デリバティブ商品設計、仮想通貨 AML 体制構築などに関わったのち、BUIDL
にてリサーチャーとして交換業向けコンサルティング、 アドレストラッキングツールのアルゴリズムを開
発。また、Scaling Bitcoin 2019 にて論文を発表。
※1 Enigma Protocol:
Enigma Protocol は、プライバシーとスケーラビリティの両方を実現するセカンドレイヤー技術です。パブリックチェーンをコ
ンセンサスレイヤーとして活用し、オフチェーンで高速な処理を行うことが可能です。また、Enigma 上のスマートコントラクト
は、シークレット・コントラクトとして中身が秘匿された形で処理を行うことが可能です。これによりプライバシーに関わる情報
や、他社に開示したくない独自のコントラクトを実装することができます。さらに、分散型ストレージ機能も備えておりあらゆる
データを分散的に保存することも可能です。
アイスタディ株式会社
〒107-0062 東京都港区南青山 6 丁目 7 番 2 号 VORT 南青山 I 3 階
https://www.istudy.co.jp/ 1
2.資本業務提携の目的
当社の創業事業である e ラーニングサービスは、延べ 2000 社以上・約 100 万人の IT エンジニアのスキル
アップやキャリア形成を支援させていただきました。現在では、当社の事業領域は、創業事業である「e ラー
ニング事業」に加え、高度 IT エンジニアによるシステム開発請負と高度 IT エンジニアの育成・紹介まで一
気通貫したサービスとして提供する「アカデミー事業」、そして、次なる成長エンジンとしたい戦略領域で
ある「インキュベーション事業」に至るまで業態は拡大しております。また、2019 年に株式会社エイム・ソ
フト、株式会社東京テックをグループ化したことで、グループ子会社を通じて先端 IT 技術領域のエンジニア
の供給と先端 IT 技術の社会実装を図り、我が国企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進、支
援する新たなビジネスモデルを構築しつつあります。
とりわけ、ブロックチェーン領域においては、Stake Technologies 株式会社とも業務提携をしており、彼
らの知見によるブロックチェーンエンジニアの育成向け e ラーニングコンテンツの共同開発に加え、ブロッ
クチェーンソリューションである Substrate によるブロックチェーンの社会実装にも取り組んでおります。
▼ 2020 年 2 月 28 日 アイスタディ、Stake Technologies 株式会社と業務提携強化
https://www.istudy.co.jp/ir/news/pr_20200228_2
チューリンガムと資本業務提携に至った理由は、「スマートコントラクトを秘匿化し自由な取引をブロッ
クチェーン上で実現する(シークレット・コントラクト)」ことを目的に Enigma Protocol を活用し、ブロ
ックチェーン上での取引が抱えるプライバシー保護の課題解決を図るという彼らのサービス領域は、暗号資
産市場と同様の高い成長性と市場規模(数千兆円規模)が期待でき、国内では、チューリンガムが本領域に
おけるフロントランナーであり、その社会実装を牽引すると考えたからです。Enigma Protocol のシークレッ
ト・コントラクトを応用すれば、マイナンバーや電話番号、個人保有の資産情報、ゲノムデータ等も秘匿化
したままチェーンに書き込むことが可能となり、金融や医療分野など、対象サービスの提供機会はよりいっ
そうに広がることが期待できます。
また、出資者である当社は、本提携によって、
システムアプリケーション開発案件にて、チューリンガムの開発チームと協働
超優秀なチューリンガムのエンジニア陣からの技術提供を受ける
ブロックチェーンビジネスのコンサルティング業務を共同展開
を優先的に、かつ、友好的に図ることが可能となります。以上から、当社はチューリンガムへの出資を決定
いたしました。今回の提携関係をもって、アイスタディは来たるブロックチェーン社会への迅速な対応が可
能になります。
具体的には、ブロックチェーン技術を事業に応用しようと試みる法人・機関との PoC を通じて、実装段階
におけるプライバシーの課題をクリアできるか、といった実証案件も手掛けることができるようになります。
3.当社グループの業績に与える影響
投資先となるチューリンガムの株式について、同社の今後の成長によるリターンが生じた場合には投資事
業の収益となります。本資本業務提携による業績への影響は現時点では軽微であり適時開示基準に該当しな
い見込みです。今後変更が生じた場合には適時にお知らせいたします。
アイスタディのブロックチェーン分野における今後の展開に、どうぞご期待下さい。
【アイスタディ株式会社】
商号:アイスタディ株式会社
URL :https://www.istudy.co.jp/
人材育成・採用支援を事業の柱とし、e ラーニングシステムの開発販売、ラーニングコンテンツ、人材紹介サ
ービスなど、企業および個人のスキルアップに貢献できるソリューションを展開しております。
アイスタディ株式会社
〒107-0062 東京都港区南青山 6 丁目 7 番 2 号 VORT 南青山 I 3 階 2
https://www.istudy.co.jp/
【チューリンガム株式会社】
商号:チューリンガム株式会社
URL :https://turingum.com/
ブロックチェーンの Enigma Protocol を用いた R&D、受託開発、アプリケーション開発
【報道関係のお問い合わせ先】
アイスタディ株式会社 新規事業開発本部 TEL:03-6427-7380
アイスタディ株式会社
〒107-0062 東京都港区南青山 6 丁目 7 番 2 号 VORT 南青山 I 3 階 3
https://www.istudy.co.jp/
9698
新着おすすめ記事
-
綿半ホールディングス
-
フューチャーリンクネットワーク
-
アライドアーキテクツ