当社グループ初グリーンボンド発行に関するお知らせ

2022年9月30日
各 位
東京都港区芝五丁目33番1号
会社名:森永乳業株式会社
代表者:取締役社長 大貫 陽一
(コード番号:2264 東証プライム)
問合せ先:コーポレート戦略本部
財務部長 菊池 芳文
TEL(03)3798-0116


当社グループ初グリーンボンド発行に関するお知らせ



森永乳業グループは「サステナビリティ中長期計画 2030」に基づき、2023 年 3 月期は、サステナビリテ
ィ経営の実現を目指すスタートラインの年と位置付けており、事業成長とともに持続可能な社会の実現に向
けて、当社グループ初となるグリーンボンド(第 18 回無担保社債)を 10 月に発行する予定です。本日、本
社債発行に向けた訂正発行登録書を関東財務局長に提出しましたので、 お知らせいたします。






1. グリーンボンド発行の背景・目的

当社グループはコーポレートスローガン「かがやく“笑顔”のために」のもと、「乳で培った技術を活か
し、私たちならではの商品をお届けすることで、健康で幸せな生活に貢献し豊かな 社会をつくる」ことを経
営理念と定めています。経営理念の実現に向け策定した「森永乳業グループ 10 年ビジョン」では、「『食の
おいしさ・楽しさ』と『健康・栄養』を両立した企業へ」「世界で独自の存在感を発揮できるグローバル企
業へ」「サステナブルな社会の実現に貢献し続ける企業へ」を掲げ、「中期経営計画 2022-24」や「サステナ
ビリティ中長期計画 2030」など、各種戦略の指針としています。

「サステナビリティ中長期計画 2030」では、「食と健康」 「資源と環境」 「人と社会」の 3 つのテーマを
、 、
軸に、2030 年度までの目標、KPI を定めて経営の根幹に据えるとともに、「中期経営計画 2022-24」と相互
に連動させながら取り組みを進めています。

当該グリーンボンドの発行により調達する資金は、「資源と環境」のテーマにおける重要取組課題である
「気候変動の緩和と適応」、
「環境配慮と資源循環」、
「持続可能な原材料の調達」への取り組みに充当します。
この度のグリーンボンド発行により、事業成長とともに持続可能な社会の実現に向けた取り組みをより一層
加速させていきます。
2. グ リ ー ン ボ ン ド の 概 要

社債の名称 森 永 乳 業 株 式 会 社 第 18 回 無 担 保 社 債 ( 社 債 間 限 定 同 順 位 特 約 付 )
(グリーンボンド)
発行年限 3 年(予定)
発行額 50 億 円 ( 予 定 )
発行時期 2022 年 10 月 ( 予 定 )
主幹事証券会社 野村證券株式会社、みずほ証券株式会社
ストラクチャリング・ 野村證券株式会社
エージェント※
※ ストラクチャリング・エージェント:グリーンボンド・フレームワークの策定および第三者評価取得の
助言等を通じて、グリーンボンドの発行支援を行う者のこと。

3. グ リ ー ン ボ ン ド の 資 金 使 途 、 環 境 改 善 効 果

ICMA GBP カテゴリー
資金使途(適格プロジェクト)
【環境改善効果】
再生可能エネルギー ①酪農・畜産におけるふん尿処理・バイオガス発電システム「MO-ラグーン
【温室効果ガスの削減】 for Dairy」の設備投資
②グリーン電力証書購入
エネルギー効率 ③自社の事業活動で使用するアイスバンク(冷却水システム、冷凍機など)
【エネルギー使用量削減】 のエネルギー効率が平均 30%以上改善する機器の導入・更新
汚染防止および抑制 ④フロンガス HCFC 冷媒(R22 等)利用の冷凍設備更新
【温室効果ガスの削減】
持続可能な水資源および廃 ⑤水質保全に資する排水処理設備の能力増強投資
水管理
【水質汚染物質削減】
サーキュラーエコノミーに
⑥容器製造機器の導入(プラスチック容器の軽量化)
対応した製品、製造技術・プ

ロセス、 環境配慮製品に関す ⑦容器包装に使用する FSC® 認証紙の購入費用
る事業
【プラスチック使用量削減、
森林保全】
※ FSC®認 証 : 森 林 管 理 協 議 会 ( Forest Stewardship Council ) 社 会 的 な 利 益 に 適 い 、 経 済 も 継 続

可能な、責任ある管理をされた森林からの木材やその製品に対する国際的な認証制度


当 社 は 、グ リ ー ン ボ ン ド の 発 行 に あ た り 、国 際 資 本 市 場 協 会( ICMA)に よ る「 グ リ ー ン ボ ン ド 原
則 2 0 2 1 」お よ び 環 境 省「 グ リ ー ン ボ ン ド ガ イ ド ラ イ ン 2 0 2 2 年 版 」に 定 め ら れ て い る 4 つ の 要 素( 1.
調 達 資 金 の 使 途 、2 . プ ロ ジ ェ ク ト の 評 価 と 選 定 の プ ロ セ ス 、3 . 調 達 資 金 の 管 理 、4 . レ ポ ー テ ィ ン グ )
に関する方針を記載したグリーンボンド・フレームワークを策定しました。
上 記 「 グ リ ー ン ボ ン ド 原 則 2021」 お よ び 「 グ リ ー ン ボ ン ド ガ イ ド ラ イ ン 2022 年 版 」 へ の 適 合 性
に 関 し 、 第 三 者 機 関 で あ る 株 式 会 社 格 付 投 資 情 報 セ ン タ ー ( R&I) よ り セ カ ン ド ・ パ ー テ ィ ー ・ オ
ピニオンを取得しております。

ま た 、株 式 会 社 格 付 投 資 情 報 セ ン タ ー か ら セ カ ン ド オ ピ ニ オ ン が 公 表 さ れ て お り ま す の で 、ご 参
照ください。
< 株 式 会 社 格 付 投 資 情 報 セ ン タ ー ( R&I) の グ リ ー ン フ ァ イ ナ ン ス ペ ー ジ >
https://www.r-i.co.jp/rating/esg/greenfinance/index.html



以 上

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