当社子会社アミタ株式会社 RFM-CoC認証審査サービス開始のお知らせ

2024 年1月 26 日
各 位

会 社 名 ア ミ タ ホ ー ル デ ィ ン グ ス 株 式 会 社
代表者 代表取締役会長 兼 CVO 熊野英介
( コ ー ド 番 号 : 2 1 9 5 東 証 グ ロ ー ス )
問合せ先責任者 代表取締役社長 兼 CIOO 末次貴英
T E L ( 0 7 5 ) 2 7 7 - 0 3 7 8 ( 代表 )


当社子会社アミタ株式会社、
RFM-CoC 認証審査サービス開始のお知らせ
~水産認証サービスのラインアップを強化~



当社子会社であるアミタ株式会社(以下、アミタ)は、アラスカで開発された天然の水産
資源を漁獲する漁業に対する認証プログラム「RFM(Responsible Fisheries Management:責
任ある漁業管理)認証(以下、RFM 認証) 」の認証機関である MRAG Americas 社(以下、MRAG
社)と、2023 年9月に、RFM-CoC 認証における審査契約を合意締結しました。アミタは MRAG
社と提携し、2023 年 12 月から主に日本で RFM-CoC 認証の審査サービスを開始しました。








1. RFM 認証とは
RFM 認証は、2010 年にアラスカで開発された天然の水産資源を漁獲する
漁業に対する認証プログラムです。アラスカの責任ある漁業管理のもと持
続可能な漁業で漁獲された認証水産物であることを示します。
2020 年に、RFM 認証は認証の地理的範囲を拡大し、現在は北アメリカのす
べての漁業に対応しています。
国連食糧農業機関の規定に基づいて策定されたこのプログラムは、世界
で初めて GSSI※1 の認定を受けた、国際的にも高く評価されている認証プロ
グラムです。
RFM 認証は、無料でエコラベルを利用することができ、またラベルには産地情報が明記されて
いるため、エコラベル使用料を負担することなく、持続可能な認証水産物を明確に示すことが可
能になります。





■認証領域
漁業基準 漁業そのものを評価するもので、アメリカおよびカナダの 200
海里内の排他的経済水域内で行われる漁業にのみ適用され
る。対応魚種等の詳細はこちら。
https://japanese.alaskaseafood.org/wp-
content/uploads/2023/02/RFM_japanese_2023.pdf#page=6
CoC(Chain of Custody) 加工・流通において RFM 認証を受けた水産物を適切に管理・
基準 加工していることを評価する。


■参考
RFM 認証公式ページ:https://japanese.alaskaseafood.org/rfm-certification/



2. MRAG Americas 社との提携内容
アミタは、MRAG 社と 2023 年9月に RFM-CoC 認証における審査契約を締結しました。
アミタは MRAG 社の請負会社として、2023 年 12 月から、国内外(主に日本)における水産物の
加工・流通業界に向けて RFM-CoC 認証の審査サービスを開始しています。
MRAG 社が RFM-CoC 認証の窓口となり、アミタは MRAG 社から依頼を受けた RFM-CoC 認証の審査
業務のみを実施します。


■MRAG Americas 社について
MRAG 社は RFM 認証の認証機関です。同社は 1996 年に設立され、責任ある合理的かつ持続可能
な水生資源利用に取り組んでいる米国を拠点とする独立コンサルティング組織です。
https://mragamericas.com/



3. アミタの狙い
世界的な魚介類の消費量増加に伴い、世界の漁業総生産量は増加傾向にあり、養殖生産量も年々
伸びています。一方で、漁獲量を増やすための乱獲や、気候変動による海の生態系の変化などに
より、水産資源の持続性は損なわれています。
こういった状況を受けて、水産資源の生産段階における生態系の保全や労働安全の確保等への
配慮を求める「持続可能性への配慮」が世界的な潮流となり、持続可能性に配慮した漁業・養殖
業・水産物管理に対して認証する「水産認証」の取得が広がっています。これに伴い、水産認証
エコラベル付き製品の品目数も増加傾向にあります。


日本国内においても、東京オリンピック・パラリンピック 2020 において「持続可能性に配慮し
た水産物の調達基準」が定められたことが追い風となり、水産認証の取得ニーズが高まっていま
す。これを受け、アミタが提供する水産認証サービスへの引き合いも増加傾向にあります。


現在アミタが提供している MSC 認証※2、ASC 認証※3 の審査サービスに続き、国際的にも高く評
価されている認証プログラムでもある RFM-CoC 認証の審査サービスを開始することで、今後広が
りが予想される水産認証ニーズへと対応します。


■参考
・ ア ミ タ の 環 境 認 証 サ ー ビ ス : https://www.amita-net.co.jp/solution-
operation/certification/





4. RFM-CoC 認証のお問い合せについて
RFM-CoC 認証のお問い合わせ、またはお申込みをされる際は、MRAG 社にお問い合わせください。
お問い合わせ先:coc@mragamericas.com


■申請書類のダウンロード
MRAG 社 Web サイト「About the RFM CoC assessment process」セクションから申請書類一式を
ダウンロード頂けます。
MRAG 社 Web サイト:https://mragamericas.com/certification-division/


※アミタは MRAG 社の代理的な役割で RFM-CoC 認証の審査業務のみを実施します。
なお、審査体制の強化を進めていますが、状況次第では、半年から1年ほど審査をお待たせす
る可能性がございます。




5. 業績に与える影響
本件が当社の業績に与える影響は軽微です。



以 上




■参考

※1 GSSI:世界水産物持続可能性イニシアチブ https://www.ourgssi.org/jp/



※2 MSC 認証:Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)による、水産資源や環境に配慮し、適切に管

理された持続可能な天然漁業に関する認証制度



※3 ASC 認証:Aquaculture Stewardship Council(水産養殖管理協議会)による、環境に負担をかけず地域社

会に配慮して操業している養殖業に対する国際的な認証制度





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