アミタHD、マレーシア子会社をAMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.へと社名変更し、海外統括会社として新たに事業開始

2024 年2月8日
各 位

会 社 名 ア ミ タ ホ ー ル デ ィ ン グ ス 株 式 会 社
代表者 代表取締役会長 兼 CVO 熊野英介
( コ ー ド 番 号 : 2 1 9 5 東 証 グ ロ ー ス )
問合せ先責任者 代表取締役社長 兼 CIOO 末次貴英
T E L ( 0 7 5 ) 2 7 7 - 0 3 7 8 ( 代 表 )


アミタ HD、マレーシア子会社を AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.へと
社名変更し、海外統括会社として新たに事業開始
~アジア・大洋州におけるビジネス展開を加速~



当社は、アジア・大洋州地域でのビジネス展開を加速するため、マレーシア子会社を AMITA
CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.へと社名変更し、海外統括会社として新たに事業開始します。
今回の組織編制により、現地ニーズを捉えたスピーディーな事業展開に向けて、アジアワ
イドな人財登用と当該地域でのビジネスパートナーシップの強化を図ります。2017 年からマ
レーシアにて展開する 100%リサイクル事業を基盤とし、 まずは約 4,200 億米ドル(62 兆 7,600
億円 2/7時点 USD レート 1USD=147.8 円で換算)のサーキュラービジネス機会が生まれると
言われる ASEAN 市場を視野に、持続可能な企業経営や地域運営を統合的に支援する「社会デ
ザイン事業※1」の実現を目指します。






1. 会社概要
AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.
(現商号:AMITA ENVIRONMENTAL STRATEGIC SUPPORT (MALAYSIA) SDN.
商号
BHD.)
(日本語表記:アミタ・サーキュラーデザイン株式会社)
企業や自治体との循環型事業共同開発
事業内容
一般廃棄物、産業廃棄物の再資源化事業
2,300,000RM(全額当社出資)
資本金
71,461,000 円(2/7時点 MYR レート 1MYR=31.07 円で換算)
2024 年4月1日(アミタ株式会社から当社への吸収分割による全株式
開始予定日
移転)
取締役会長 佐藤 博之
代表取締役社長 大和 英一
取締役
取締役 末次 貴英
取締役 CHIP KAH SENG
発行済み株式 2,300,000 株
本社住所 マレーシア クアラルンプール
拠点 東京オフィス(所在地はアミタ東京本店と同じ)


2. 背景と目的
2023 年は、コロナ禍が収束したことで海外事業においては新規展開に向けた検討が進み、大き
な進捗を得ることができました。2024 年は更なる展開を目指し、主に以下の取り組みの推進が計
画されています。


マレーシアにおける新規事業の事業可能性調査
インドネシアにおける代替原燃料製造・供給事業化に向けた合弁会社の設立
パラオにおける包括的資源循環システム導入・事業化に向けた検討


これらの状況を海外事業における新たな展開フェーズと捉え、社会デザイン事業を見据えたさ
らなる展開の加速及び事業運営の最適化を図るために、マレーシアにて海外統括会社として事業
を開始します。


• 意思決定を迅速化し、現地市場のニーズに即した経営を行う
目的 • 事業展開に不可欠なアジアワイドなビジネスパートナーシップ構築
• アジアワイドの人財登用、事業構想・構築
• 既存事業の経営資源や関係性の活用
マレーシアでの • 使用言語および立地面から、アジア・大洋州地域への展開に優位であ
開始理由 ること
• インフラが充実しており、ビジネスコストを相対的に抑えられること




3. アジア・大洋州マーケットにおけるビジネス戦略
マレーシアやインドネシアを含む ASEAN では、
サーキュラーエコノミーの推進によって約 4,200
億米ドルの市場が生まれる※2と言われています。この成長著しい市場の開拓を目指し、以下①~
⑥を主な事業戦略とします。


① マレーシアにおけるセメント産業向け代替原燃料製造・供給事業の収益拡大
② インドネシアにおけるセメント産業向け代替原燃料製造・供給事業の立ち上げ、収益化
③ 両国におけるパーム産業等から排出される未活用/低利用バイオマス資源活用事業の開

④ 両国におけるサーキュラーエコノミーや脱炭素社会の実現に向けた社会デザイン事業の
展開
⑤ パラオにおける統合的な島嶼サーキュラーモデルへの事業参画と他国島嶼地域への水平
展開
⑥ サーキュラー市場拡大が見込まれるインド等アジア諸国への事業展開


事業展開の基盤は、①②のマレーシアおよび計画中のインドネシアにおける代替原燃料製造・
供給事業です。③のようにバイオマス資源が豊富な地理的特性も踏まえ、自然資源の循環・有効
活用に資する事業開発にも取り組みます。将来的には、アミタグループが日本国内で提供する
「Cyano Project※3」や「MEGURU STATION®※4」など、産業や地域を循環型へと変革するサービス
を、アジア・大洋州マーケットでも展開することで社会全体の持続性向上を目指します。
事業創出に向けては、各国の社会課題および国家戦略(GX 戦略等)の理解および、産官学連携
による状況づくりが重要となります。そのために、政府関係者、研究者、スタートアップ企業、
関連団体等とのネットワーク構築を図り、J-CEP※5や CLOMA※6等国内での取り組みと連携するこ
とで、社内外のリソース(情報、ネットワーク)を有機的かつ最大限に活用します。



<事業展開の基盤となるマレーシア・インドネシアにおける具体的な動き>
2017 年マレーシアにて現地大手財閥企業のベルジャヤグループと
合弁で 100%リサイクル事業を開始しました。この事業では、アミタ
独自の調合技術を活用し、様々な産業廃棄物を主にセメントの代替
原料・燃料等へと 100%リサイクルしています。この取り組みは、焼
却・埋立量の削減、天然資源の保全だけでなく、セメント業界のカー
ボンニュートラルを促進しています。
現在、マレーシアに続く新たな海外市場として、インドネシアにお
ける事業展開を視野に入れています。具体的には、2023 年5月に締
結したインドセメント社との MOU(協力覚書)※7を軸に事業性調査を アミタベルジャヤ循環資源製造所
進めているとともに、日本の環境省による「脱炭素社会実現のため (マレーシア)
の都市間連携事業委託業務※8」の枠組みも活用し、インドネシアの
自治体や他企業とも連携して事業化に向けた調査を進めています。



4. 代表コメント(就任予定)
<代表取締役社長 大和 英一>
ビジネスパートナーやステークホルダーとの協力に支えられ、マレーシアでの
事業は 7 年目を迎えることができました。この成功を受け、我々の事業がマレー
シアに留まらず、グローバルに貢献できるものと確信し、この度、海外事業統括
子会社として事業を開始する運びとなりました。 社名の「CIRCULAR DESIGN」には、
我々のビジョンである「エコシステム社会」をデザインしていく、という意志と
覚悟が込められています。 生態系も含む、全ての生命の尊厳を守るための事業を、
我々の想いに共感いただける全てのステークホルダーの皆様と共に創り、新しい
時代に必要な価値創出をアミタ・サーキュラーデザインを通して実現します。



5. 業績に与える影響
本件が当社の業績に与える影響は軽微です。



以 上




■関連リリース
2023.05.22
アミタ HD、インドネシア大手セメント会社 PT Indocement Tunggal Prakarsa Tbk.社と MOU を締結~同国にお
ける脱炭素・循環型事業の進出を目指す~


2023.06.09
アミタ(株)が環境省の「脱炭素社会実現のための都市間連携事業委託業務」に採択されました。~インドネ
シアとマレーシアで脱炭素・循環型事業モデルを推進~


2023.08.10
マレーシアにおける事業実績が認められ、マレーシア廃棄物管理協会から表彰を受けました!


2023.10.20
アミタ(株)が環境省の「脱炭素社会実現のための都市間連携事業委託業務(2 次公募)
」を受託 ~インドネ
シア・マレーシアに続き、パラオでも官民連携による脱炭素を推進~

■参考

※1 https://www.amita-hd.co.jp/service/index.html

※2 https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/2024/assets/pdf/circular-economy-report.pdf

※3 https://www.cyano-amita.com/

※4 https://www.aise.jp/service/station.html

※5 https://www.j-cep.com/

※6 https://cloma.net/

※7 https://www.amita-hd.co.jp/news/230522_Indocement.html

※8 https://www.amita-hd.co.jp/news/230609_MOEJ_indonesia-malaysia.html





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