「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の欧州における特許査定を取得

2023 年 8 月 21 日
報道資料
株式会社 FRONTEO



「会話型 認知症診断支援 AI プログラム」の
欧州における特許査定を取得


株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)
は、欧州特許庁より「会話型 認知症診断支援AIプログラム」に関する特許査定通知を受領した
ことをお知らせします。


「会話型 認知症診断支援AIプログラム」は、FRONTEOの自然言語解析AIエンジン「KIBIT
(キビット)」を用いて、医療者・患者間の5~10分程度の自然会話から認知機能低下の有無を
スクリーニングするプログラムです。世界的に高齢化が進み、認知症に関する医療コストが年々
増大する中、認知症の早期発見による予後改善や認知症診断の負担軽減、新たなデジタルバイオ
マーカーとしての活用を目指し、研究開発を進めています。


FRONTEOは、本プログラムについて、2020年7月に日本、2021年8月に韓国で特許権を登録
しており、また米国・欧州・中国・韓国における独占的開発・販売について、学校法人慶應義塾
と契約を締結しています1)。このたび欧州で特許査定を取得できたことは、本プログラムの海外
市場への展開を図る上での重要な一歩であると考えております。なお、本特許は、ドイツ・フラ
ンス・イタリア・英国・スペインでの登録を予定しています。


国際アルツハイマー病協会の報告によると、世界のアルツハイマー型認知症患者数は20年ご
とにほぼ2倍に増加し、2020年の5866万人から2030年に8205万人、2040年に1億1483万人、
2050年には約1億5224万人に達すると推計されており2)、認知症対策は本邦のみならず世界的
な重要課題です。FRONTEOは、今後もAI技術の研究開発と製品化を通して、高齢化に伴う医療
課題や社会的課題の解決、高齢者のQOL向上に貢献してまいります。


本件単独による当社業績への影響は軽微です。


1) FRONTEO:「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の グローバルライセンスに関する契約を慶應義塾と
締結, https://www.fronteo.com/20210629
2) Alzheimer’s Disease International:Numbers of people with dementia worldwide,
https://www.alzint.org/resource/numbers-of-people-with-dementia-worldwide/〔2023.8.8確認〕



■FRONTEO について URL:https://www.fronteo.com/
FRONTEO は、自社開発 AI エンジン「KIBIT(キビット)」を用いた多様な AI ソリューションとサー
ビスを提供するデータ解析企業です。「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューション
を提供し、情報社会のフェアネスを実現する」ことを理念とし、膨大な量のテキストデータや複雑な
ネットワークの中から意味のある重要な情報を抽出して、エキスパートの高度な判断を支援する自然
言語処理ならびにネットワーク解析技術を強みとしています。リーガルテック AI、ビジネスインテリ
ジェンス、ライフサイエンス AI、経済安全保障の各領域で事業を展開し、さまざまな企業の課題や社
会課題の解決に貢献しています。2003 年 8 月創業、2007 年 6 月 26 日東証マザーズ(現:東証グロ
ース)上場。日本、米国、韓国、台湾で事業を展開。第一種医療機器製造販売業許可取得、管理医療
機器販売業届出。資本金 3,042,317 千円(2023 年 3 月 31 日時点)。


※FRONTEO、KIBITはFRONTEOの日本における登録商標です。



<報道関係者のお問い合わせ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当
Email: pr_contact@fronteo.com

<ライフサイエンス AI 事業に関するお問い合わせ先>
株式会社 FRONTEO ライフサイエンス AI 事業本部
https://lifescience.fronteo.com/contact





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