UBIC、インターネット上の「犯罪の予兆」を発見する「Lit i View SNS MONITORING」を官公庁向けに提供開始

2016 年 3 月 1 日
報道資料
株式会社UBIC
(コード番号:2158、東証マザーズ)
(ティッカーシンボル:UBIC、NASDAQ)




UBIC、インターネット上の「犯罪の予兆」を発見する
「Lit i View SNS MONITORING」を官公庁向けに提供開始
独自開発の人工知能「KIBIT」が重大な犯罪に発展しうるメッセージを発見
過去の実例や調査官の判断を学習し、短いテキストでも危険度を判断

米ナスダックと東証マザーズに上場し、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手が
けるUBIC(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏)は、本日、独自開発の人工知
能「KIBIT(キビット)」を用いたソーシャルメディア分析システム「Lit i View SNS
MONITORING」(リット・アイ・ビュー エスエヌエスモニタリング、以下、SNS
MONITORING」)の提供を開始すると発表しました。

SNS MONITORINGは、2015年2月より実証実験を開始し、インターネット上のソーシャ
ルメディアや掲示板など公開されている情報から、重大な犯罪に発展する恐れのある書き込
みやコメントなどの検知に取り組んできました。データ解析の有効性を確認できたことによ
り、官公庁向けへの提供を本格的に開始します。

SNS MONITORINGの特徴は以下の通りです。

1. 実際にあった犯罪予告や脅迫などの文章や、調査官の経験と暗黙知に基づいた「犯罪の
予兆となりうる投稿」をKIBITが学習。Twitterや2ちゃんねるなどの膨大な書き込みの
中から、危険度の高いものを自動的に絞り込み、アラートメールを監視者に発信。

2. 見つけたいキーワード(複数指定)によるフィルタリングの併用も可能。フィルタリン
グを行ったうえ、KIBITによりスコア付け

3. ソーシャルメディアやネット掲示板に見られる短いテキストや独特の言い回し、隠語な
どからも犯罪に発展しうる危険度を判断。

4. 検出した書き込みを人間がレビュー(評価)することで、検知精度を向上。

ソーシャルメディアや掲示板監視の大きな課題は、ある有害事象を想起するキーワードを
設定し、検索を行った場合に、大量の無害、無関係な書き込みが抽出され、そのチェックを
行うだけでも膨大な作業になることがあげられます。SNS MONITORINGでは、危険度が高
いと見られるものに高いスコアをつけることができ、発見までの時間を短縮できます。

現在、SNSの代表的なサービスの1つであるTwitter(ツイッター)では、2015年12月時
点で日本国内に3,500万人の月間アクティブユーザーがいると発表しています。膨大な投稿



が日々新たに生まれる中、犯罪の予告も書き込まれています。UBICは、SNS MONITORING
の官公庁への提供を通じて、人間だけの力では発見することが不可能なボリュームのデータ
を、人工知能を使って監視・検知し、危険な書き込みの早期発見を支援します。



<SNS MONITORING運用イメージ>




【UBIC について】URL: http://www.ubic.co.jp/
株式会社 UBIC は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情報解析
を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行
う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフォレンジック調査を支援する企業として
2003 年に創業。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View®(リット・アイ・ビュー)、 」
アジア言語に対応した「Predictive Coding (プレディクティブ・コーディング)
®
」技術などを駆使
し、企業に訴訟対策支援を提供しています。訴訟対策支援で培った UBIC 独自の人工知能は、専
門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現、最近
では医療やビジネスインテリジェンス、マーケティングなどの領域に人工知能を活用し、事業の
拡大を進めています。2003 年 8 月 8 日設立。2007 年 6 月 26 日東証マザーズ上場。2013 年 5 月
16 日 NASDAQ 上場。資本金 1,688,433 千円(2015 年 9 月 30 日現在)。




<本件に関するお問合せ先>
株式会社 UBIC 広報担当 池内
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345





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