TIS、AIによるテキスト解析に強みを持つFRONTEOと協業

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News Release
2018 年 9 月 21 日
TIS 株式会社
株式会社 FRONTEO


TIS、AI によるテキスト解析に強みを持つ FRONTEO と協業
~人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」を活用したソリューションで、
専門性の高い各業界での課題解決を推進~

TISインテックグループの TIS 株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野徹、
以下:TIS)と、株式会社 FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏、以下:
FRONTEO)は、パートナー契約を締結し、FRONTEO が独自開発した人工知能(AI)エンジン
「KIBIT(キビット)」を活用したソリューションの展開、提供を共同で推進していくことを発表します。


「KIBIT(キビット)」は、少量の学習データから見つけたいデータを抽出するテキスト解析に強みを
持つ人工知能エンジンです。両社では、協業の第一弾として「製薬業界向けのソリューション」およ
び「特許調査支援のソリューション」の提供を共同で行います。


【背景】
自然言語処理の AI 技術では、単語や文脈、文章の意味的な特徴を AI に学習させることが可能と
なってきています。しかし、自由に記述したテキストデータを含むビックデータから、目的に沿った
見つけ出したいデータを抽出するには、通常導入時のデータ分析・整備、学習等に非常に多くの
コストと時間が必要になります。


テキストに特化した人工知能の研究、開発を行う FRONTEO の人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」
は、国際訴訟における証拠の発見という業務において培われた大量のテキストデータから抽出さ
れる弁護士の経験や勘に基づく知識である「暗黙知」をベースとして、データ分析の現場を通して
集積・体系化されたノウハウが実装されており、わずかな教師データからそれを選んだ人間の機微
や経験、判断に基づく暗黙知を学習することができます。


TIS では、2017 年に AI サービス事業部を立ち上げ、特に自然言語の分野においては意図推定、
対話、音声認識といった独自の技術を活用したサービスの開発を進めて来ました。そうした中で、
FRONTEO の提供する「KIBIT(キビット)」のテキスト解析などを高く評価し、今回のパートナー契約
の締結に至りました。
TIS と FRONTEO では、協業の第一弾として以下のようなソリューションを展開していきます。


【製薬業界向けソリューション】
TIS の製薬業界向けソリューション「Medical Drive(メディカルドライブ)」をはじめとした、製薬業界で
培った業務ノウハウと FRONTEO が提供する人工知能「KIBIT(キビット)」等を活用した自然言語に
よる業務の高度化を実現するソリューションを提供します。
お客様の経験で培われた感覚や暗黙知を学んだ人工知能エンジンを備えたビジネスデータ分析
支援システム「KIBIT Knowledge Probe」が、MR(医薬情報担当者)の日報やお問い合わせ、口コミ
など、コミュニケーションにおける膨大なテキストデータを分析し、製薬企業における円滑な情報伝
達と新たなビジネス機会の創出、リスク回避を支援します。
また、人工知能による Q&A システム「KIBIT Find Answer」を活用し、自然文で入力された質問の特
徴を学習し、製薬企業における各分野のエキスパートが過去に行った回答データから適切な内容
を抽出して迅速に提示することで問合せ対応の省力化に貢献します。




※ファーマコビジランス:日本語では「医薬品安全性監視」などと訳される。世界保健機関(WHO)によって「医薬品の有害な作用
または医薬品に関連するその他の問題の検出・評価・理解・予防に関する科学と活動」と定義されている活動
※メディカル・アフェアーズ:製薬企業において新薬の開発から市販後までトータルでコーディネートする専門組織



【特許調査支援ソリューション】
化学業界、製造業等において、人工知能「KIBIT(キビット)」を活用し、特許調査業務に活用するソ
リューションを提供します。
特許調査を効率化する特許調査・分析システム「KIBIT Patent Explorer」を活用して、発明の新規
性・進歩性を否定する根拠となる可能性がある特許文献を、迅速に発見・抽出することで、無効資
料調査を中心に、特許調査が必要となる多様なシーンで特許実務を強力にサポートします。




※IPC:「International Patent Classification」国際特許分類。特許と実用新案の登録項目に関する国際的分類法



<KIBIT について>
「KIBIT」は人工知能関連技術の Landscaping と行動情報科学を組み合わせ、FRONTEO が独自
開発した日本発の人工知能エンジンです。人間の心の「機微」(KIBI)と情報量の単位である「ビッ
ト」(BIT)を組み合わせ、「人間の機微を理解する人工知能」を意味しています。テキストから文章
の意味を読み取り、人の暗黙知や感覚を学ぶことで、人に代わって、判断や情報の選び方を再現
することができます。


<「Medical Drive」について>
「Medical Drive」は、システムインテグレータとして培った豊富な実績と、医療業界に従事してきた
業務知識をベースに提供する製薬業界向けのトータルソリューションです。「Medical Drive」の詳細
は以下 URL をご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/medical_drive/


<TIS 株式会社について>
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の
IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポ
ート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000 社以上のビジネ
スパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.co.jp/
<FRONTEO について>
株式会社 FRONTEO は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情報
解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分
析を行う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、デジタルフォレンジック調査を支援する企業として 2003
年 8 月に設立。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(リット・アイ・ビュー)」、日・中・
韓・英の複数言語に対応した「Predictive Coding(プレディクティブ・コーディング)」技術などを駆使
し、企業に訴訟対策支援を提供しています。このリーガル事業で培われ、発展した「KIBIT」を始め
とする独自の人工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析
から、未来の行動の予測を実現します。
ヘルスケアやビジネスインテリジェンス、デジタルマーケティングなどの領域に展開し、FinTech や
RegTech に加え、「働き方改革」でも実績をあげています。2007 年 6 月 26 日東証マザーズ、2013
年 5 月 16 日 NASDAQ 上場。資本金 2,507,346 千円(2018 年 3 月 31 日現在)。2016 年 7 月 1
日付けで株式会社 UBIC より現在の社名に変更しております。URL: http://www.fronteo.com/


* 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
* 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。



以上


【本件に関する報道からのお問合わせ先】
TIS 株式会社 企画本部 コーポレートコミュニケーション部 浄土寺/橋田
TEL:03-5337-4232 E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp


株式会社 FRONTEO コーポレートコミュニケーション部 池内/水口
EL: 03-5463-6380 E-mail:pr_contact@fronteo.com


【本件に関するお問合わせ先】
TIS 株式会社 サービス事業統括本部 AI サービス事業部 AI サービス企画開発部
TEL:03-5909-4658 E-mail:ai-biz@ml.tis.co.jp


株式会社 FRONTEO ビジネスソリューション本部 企画部
TEL: 03-5463-6375 E-mail:bpd@fronteo.com

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