インド国チェンナイにおいてメトロ整備事業など3 件を受注

２

News Release
日本工営株式会社
2020 年 1 月 8 日

日本工営 インド国チェンナイにおいてメトロ整備事業など 3 件を受注
急増する交通需要へ対応、都市圏経済の発展に寄与

日本工営株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：有元龍一、以下 日本工営）は、インド
国チェンナイ都市圏においてメトロ整備など交通運輸関連プロジェクト 3 件を受注しました。

チェンナイは、南インドの東部、ベンガル湾に面するタミル・ナド州の州都であり、インド第 4 位の約
1,070 万人の人口を有する南インド最大の都市圏かつ世界でもトップクラスの人口過密都市です。急速な
人口増加と経済発展に伴う交通量の増加で、道路の渋滞が慢性化するなど人々の生活や企業活動にとっ
て大きな障害となっています。日本工営は、これらの課題に対し､安全性・エネルギー効率・社会環境保
全を視野に入れながら、輸送需要への対応および公共交通システムの整備を推進していきます。

1. チェンナイメトロ建設事業（フェーズ２）
チェンナイ都市圏では、チェンナイメトロ建設事業（フェーズ１）開始後も人口増は続いていることに
加え、 都市化の流れが郊外地域へと拡大していることから、 フェーズ１事業路線の外環部をカバーする形
で、総延長約 107.5km の 3 号線、4 号線、5 号線の新規 3 路線が計画されました。
本事業では、そのうち需要が高く整備の緊急性が高い 3 号線（マドハヴァラムミルクコロニー駅～シ
ョリンガナルール駅間）と 5 号線（マドハヴァラムミルクコロニー駅～チェンナイ・モフシル・バス・テ
ルミヌス駅間）の一部、57 駅・約 52.0km に対応します。開業予定は 2027 年 6 月です。
日本工営グループにおいてインド国のメトロ事業は初となる取り組みです。 また、本事業はインド国メ
※
トロ案件初の二国間タイド制度 適用案件で、日本の技術や製品の導入が期待されています。
※主な調達先を日本と相手国企業に限定する制度


▼事業概要
案件名称 チェンナイメトロ建設事業（フェーズ２）

発注者 チェンナイメトロ公社
（Chennai Metro Rail Limited）
サービス概要 (1) 詳細設計レビュー (2) システム関係基本設計
(3) 入札支援 (4) 施工監理
業務体制 3 社 JV：日本工営株式会社（幹事）
Aarvee Associates Architects Engineers &
Consultants Pvt. Ltd、
Balaji Railroad Systems Pvt. Limited,
Sub-Consultants: チェンナイメトロ建設事業（フェーズ
Nippon Koei India Pvt. Ltd. 2）契約調印後の模様
株式会社大阪メトロサービス 左：チェンナイメトロ公社 Pankaj
サービス期間 2020 年 1 月 ～ 2029 年 12 月予定 Kumar Bansal 社長、
右：日本工営 コンサルタント海外事業
契約額 日本工営 約 22 億円、Nippon Koei India 約 32 億円
本部長代理 西野 謙
（人件費報酬額）



―本件に関するお問合せ先―
日本工営株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email： c-com@n-koei.co.jp ホームページ：https://www.n-koei.co.jp/
2. チェンナイ周辺環状道路建設事業（フェーズ 1）
チェンナイ都市圏の周辺環状道路（約 133km）のうち、市北部のエンノール港へのアクセス道路とな
る区間（約 25km）の建設および料金収受システム、交通管制システムを導入します。同道路は、日印両
国が推進するチェンナイ・ベンガルール間産業回廊構想における優先事業にも位置づけられています。

▼事業概要
案件名称 チェンナイ周辺環状道路建設事業（フェーズ 1）
発注者 タミル・ナド州高速道路・港湾局
（Highways and Minor Ports Department, Government of Tamil Nadu)
サービス概要 (1) 土木詳細設計レビュー (2) ITS 基本設計 (3) 入札支援 (4) 施工監理
業務体制 5 社 JV：日本工営株式会社（幹事） Nippon Koei India Pvt. Ltd.、
、
STUP Consultants Pvt. Ltd.、IBI Group India Pvt. Ltd.、
Aarvee Associates Architects Engineers & Consultants Pvt. Ltd.
サービス期間 2020 年 1 月 ～ 2026 年 12 月予定
契約額 日本工営 約 2 億円、 Nippon Koei India 約 4 億円


3．チェンナイ都市圏高度道路交通システム整備事業
道路インフラを開発する余地が限られているチェンナイ都市圏中心部において、高度道路交通システ
ム（ITS：Intelligent Transport Systems）を導入し、道路の効率的な利用を促し、交通混雑の緩和を図
ります。本事業では、交通情報の生成・伝播、信号制御による交通流の改善、バス運行の効率化や利便性
向上を図るためのシステム整備やシステムの運営維持管理等に関する技術移転も行われる予定です。

▼事業概要
案件名称 チェンナイ都市圏高度道路交通システム整備事業
発注者 チェンナイスマートシティー公社（Chennai Smart City Limited）
サービス概要 (1) 基本設計 (2) 入札支援 (3) 施工監理
業務体制 4 社 JV：日本工営株式会社（幹事） Nippon Koei India Pvt. Ltd.、
、
IBI Group、IBI Group India Pvt Ltd.
サービス期間 2020 年 1 月 ～ 2029 年 3 月予定
契約額 日本工営 約 4 億円、 Nippon Koei India 約 6 億円




3 プロジェクトマップ