ソーシャルローンによる資金調達の実施について

2024 年 1 月 19 日
各 位
上 場 会 社 名 矢作建設工業株式会社
代 表 者 名 取締役社長 髙柳 充広
(コード番号 1870 東証プライム・名証プレミア)
問 合 せ 先 責 任 者 コーポレート本部
経理部長 佐口 芳樹
TEL 052-935-2348




ソーシャルローンによる資金調達の実施について
~協力会社に対する手形支払の廃止と全額現金支払への変更~



矢作建設工業株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:髙柳充広)は、全ての協力会社に対する
「手形支払の廃止と全額現金支払への変更」 を資金使途としたソーシャルローン・フレームワークを
※1
策定し、当社初となるソーシャルローン による資金調達を実施しましたので、お知らせいたしま
す。
なお、本フレームワークに基づくソーシャルローンによる資金調達は総合建設会社 (いわゆるゼネコ
※2
ン)としては日本初の取組み となります。

これまで協力会社に対しての支払は、発注内容に応じて現金とサイト 60 日の手形の比率を設定し
て対応しておりましたが、2024 年 1 月より手形による支払を廃止し、支払サイトを短縮した「月末
締め翌月末全額現金支払」へと変更しました。これは、当社にとって、重要なステークホルダーであ
る協力会社の経営安定化をサポートし、一体となって持続的な成長を目指すことを目的に実施する
ものです。

本フレームワークは、協力会社に対する全額現金支払いが、協力会社の経営安定化による成長、技
能・技術の向上、地域社会の雇用維持または創出、活性化に資するものとして、株式会社日本格付研
究所(JCR)からソーシャルローン原則※3 及びソーシャルボンドガイドライン※4 への適合性について
最上位である「Social 1(F)」の評価を取得しております。

当社は、
「誠実進取で自ら創造し、常に社会の要請にこたえる事業を行う」という企業理念のもと、
建設エンジニアリングによる価値創造を通して、持続可能な社会の実現に貢献すると共に、国土交通
省が推進する「下請取引適正化」に対応し、サプライチェーン全体の共存共栄と建設業界の更なる発
展に努めてまいります。

(関連情報)
株式会社日本格付研究所(JCR)による評価レポート https://www.jcr.co.jp/greenfinance/social/

※1 ソーシャルローンは資金使途が社会的課題の解決に資するプロジェクトに限定される融資です
※2 株式会社日本格付研究所(JCR)、株式会社格付投資情報センター(R&I)による公表資料確認ベース
※3 ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)、アジア太平洋ローン・マーケット・アソシエーショ
ン(APLMA)及びローン・シンジケーション&トレーディング・アソシエーション(LSTA)の定める
「ソーシャルローン原則 2023」
※4 金融庁の定める「ソーシャルボンドガイドライン 2021 年版」





【ソーシャルローンの概要】

借入実行日 2024年1月19日(金)

借入金額 50億円

借入期間 3年間
アレンジャー/エージェン
三菱UFJ銀行

愛知銀行、大垣共立銀行、三十三銀行、名古屋銀行、百五銀行、
貸付人(五十音順)
百十四銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、横浜銀行、りそな銀行

全ての協力会社に対する手形支払の廃止と全額現金支払への変更に
資金使途
伴う増加運転資金

第三者評価 日本格付研究所(JCR)より最上位評価「Social 1(F)」を取得


今回の取組みは以下の SDGs の目標及びターゲットに貢献します。
目標 8:働きがいも経済成長も


ターゲット 8.3 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性、及びイノベーションを支援する開発重
視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や
成長を奨励する。

目標 10:人や国の不平等をなくそう

ターゲット 10.3 差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、並びに適切な関連法規、政策、行動の促
進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。

目標 16:平和と公正を全ての人に


ターゲット 16.b 持続可能な開発のための差別的でない法律や政策を推進し、施行する。


目標 17.パートナーシップで目標を達成しよう

ターゲット 17.16 全ての国々、特に開発途上国での持続可能な開発目標の達成を支援すべく、
知識、専門的知見、技術及び資金源を動員、共有するマルチステークホルダー・パートナーシップによ
って補完しつつ、持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップを強化する。


当社のサステナビリティに関する取り組みにつきましては、以下のウェブサイトをご参照ください。
https://www.yahagi.co.jp/csr/

以 上





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