日鉄物産 新イメージムービー公開

Press Release
平成 31 年 4 月 22 日
報道関係各位
日 鉄 物 産 株 式 会 社



日鉄物産 新イメージムービー公開
世界初、色付き綿花の研究や人気アメリカン・ビーフなど 4 事業をご紹介


日鉄物産株式会社(本社:東京都港区、代表:佐伯 康光、以下「当社」)は、2019 年 4
月 22 日にイメージムービーを公開いたしました。
当社は、2019 年 4 月 1 日に「日鉄物産株式会社」に社名を変更いたしましたが、本ムー
ビーでは、単に社名が変わるだけではなく、社員自身が、四つの事業のプロとして、もっと
輝いていく、という意気込みをモーショングラフィックスで表現しました。


昨年 10 月に発表した私たちを一言で表現した企業キャッチフレーズ「 道なき四つの未知を
いけ。」の精神を全社で共有し、「鉄鋼」、「産機・インフラ」、「繊維」、「食糧」の四つの事業を営む
複合専業商社として、今後、さらなる成長を加速させお客様と社会に貢献できるエクセレントカン
パニーを目指していきます。


イメージムービーURL https://youtu.be/Kt4m9orw7cA




【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
日鉄物産株式会社 総務・広報部 広報課
TEL 03-5412-5003 / FAX 03-5412-5102
■各事業部の特徴
○ 鉄鋼事業
~未来を拓く志、Co-Creation の鉄事業~
顧客ニーズに即した調達・物流・加工体制の強化によりバリューチェーンのさらなる拡充を推進
していきます。


「香港珠海澳門人工島」向けの鋼矢板を供給
2018 年 10 月、中国の香港とマカオ、珠海を結ぶ全長 55 キロの世界最大の海上橋「港珠澳大
橋」が完成し、注目を集めました。当社は、海上橋の途中にある香港国際空港の東側に建設され
た「香港珠海澳門人工島」で使用された鋼矢板約 76,000tを供給しました。
人工島の建設と通関・管理施設などを中心に、完成まで約 3 年を要した大きなプロジェクト案件
です。さらに、香港の有力鋼材加工製造会社である Goldwave 社と協業で、鋼矢板加工品の供給
も手掛け、護岸として人工島の周囲 6,140 メートルの岸壁を覆っています。
この取引を機に、当社香港現地法人が Goldwave 社に 2018 年に出資し、香港地区の鉄鋼製品
のバリューチェーンを構築する戦略パートナーとして関係を深めています。




人工島の工事風景。茶色の板状の物が鋼矢板




〇 産機・インフラ事業
~グローバル・ニッチトップ~
マルチマテリアルや輸送機器関連、およびインフラなどの各分野において、製造、加工、品質
管理、保全などの付加価値向上に繋がる機能を提供するとともに現場力のさらなる強化を図り、
「グローバル・ニッチトップ」を目指していきます。


RUF ブリケッティング・システム
~加工切削屑を効率よく圧縮固形化~
産機・インフラ事業本部のグループ会社「日鉄物産マテックス株式会社」では、ドイツ・
RUF(ルフ)社製「ブリケッティング・システム」の販売をしています。自動車など、工場
製造現場の加工工程で発生するアルミ・鋳物・鉄・紙屑・木くずを中心としたあらゆる加工
切削屑を、ブリケットマシンにより、効率よく圧縮固形化するシステムで、高付加価値化を
実現しています。
切削屑をブリケットに加工することで、製造現場における屑処理コストの大幅削減や省
スペース化を実現、工場の環境改善にも大きく貢献することができます。完成したブリケッ
トは、資源としてリサイクルされ、新たな金属製品に生まれ変わります。




金属の製造加工工程で生じた加工切削屑 屑をブリケットマシンで圧縮固形化




圧縮固形化されたブリケット 金属を中心にさまざまな物を固めます


〇 繊維事業
~川中の価値再構築~
主力のアパレル OEM/ODM 事業において培った企画提案力や生産・物流・ノウハウをさらに進
化させ、「川中の価値再構築(業界を牽引するソリューション ODM への転換)」を目指していきま
す。


世界初、色付き綿花を誕生させ、新素材開発へ
当社は、3 月 19 日にインドのパンジャブ州立農業大学(以下、「PAU」)と、赤や黄
色などの色付き綿花の共同研究を始めることを合意し、新素材の開発に乗り出しました。通
常、綿花は白色でのみ実るので、衣料品を作るには、白い綿をさまざまな色に染める染色工
程を必要とします。
染色に、廃液が発生し、処理をするのに環境負荷が掛かりますが、色付き綿花が誕生す
れば、染色をせずに環境にやさしい衣料品を供給することが可能となります。
東京農工大学の鈴木栄博士の基礎研究をもとに、綿花の最大生産国であるインドにおい
て、高い知見と充実した研究設備を有するPAUと協力し、2024年に色付き綿花の大規模
栽培を実現できる種子を世界初開発することを目指しております。
白い実の綿花畑


○ 食糧事業
~フードバリュー・クリエーター~
蓄積してきた業界知識や現場力、および食の安全に対する先駆的な取り組みを基盤として、環
境に配慮し、安心・安全を最優先に、新たな食の価値とソリューション(サービス)を顧客に提供
する「フードバリュー・クリエーター」を目指していきます。


ネブラスカ州に限定したブランド「Captain Beef」を展開
アメリカ屈指の牛肉の生産地として名高いネブラスカ州に限定した、アメリカン・ビーフの新ブラ
ンド「Captain Beef(キャプテンビーフ)」を 2018 年春より展開しています。
アメリカン・ビーフと一言で言っても、色々な産地がありますが、ネブラスカ州は牛肉の生産に適
した気候で、コーンベルトに位置していることからトウモロコシを主体とした栄養価の高い飼料を与
えています。ほのかな甘みを持つ味わいある牛肉で、アメリカの最高級レストランで使用されること
も多く、日本人にも好まれています。
「ビーフは楽しいを演出(つくる)~Be Americanized~」のコンセプトのもと、販売促進のための売
場のコーディネートやアメリカンスタイルの食べ方(ステーキ・バーベキュー)の訴求などブランディ
ングを積極的に行っており、レストランやスーパーなどでも取り扱いが増え、反響を呼んでいます。
ブランド専用のウェブサイト(https://captainbeef.com/)




■会社概要
・設立 1997 年 8 月 2 日(2013 年 10 月 1 日に日鐵商事㈱と住金物産㈱が経営統合)
・代表取締役社長 佐伯 康光
・本社所在地 東京都港区赤坂八丁目 5 番 27 号
・社員数 単体 1,863 名(国内外への出向者含む)/連結 7,785 名(2018 年 3 月末現在)
・売上高 連結 2 兆 623 億円(2018 年 3 月期)
・事業所 国内 31 カ所/海外 18 カ国 33 都市(2018 年 3 月末現在)

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