自動運転に関する産学連携開始のお知らせ

平成 30 年4月5日
各 位
会 社 名: 株式会社両毛システムズ
代 表 者: 代表取締役社長 秋山 力
コード番 号 : 9691
本 社 所 在 地: 群馬県桐生市広沢町三丁目 4025
問 合 せ 先: 取締役 経営企画室長 上山 和則
電 話 番 号: 0277-53-3131


自動運転に関する産学連携開始のお知らせ

当社(本社:群馬県桐生市、代表取締役社長:秋山 力)と国立大学法人群馬大学(学長:平塚 浩士)は、
「完全自律型
自動運転における HILS(Hardware-In-The-Loop-Simulation)注1 評価に向けた共同研究に関する契約を締結いたしましたの
で、お知らせいたします。

近年、自動車の自動運転化を目指した研究開発が世界的に活発になっており、国内でも各地で実証実験が開始されるな
ど、その取り組みは加速しております。

このような中、群馬大学は、平成 28(2016)年 10 月から群馬県桐生市内で自動運転車の公道実証実験を開始したこと
を皮切りに、同年 12 月に「次世代モビリティ社会実装研究センター」
(センター長:太田 直哉)を設置し、大学として全
国で初めて、限定地域での完全自動運転商用化を目指すなど、関連分野の企業や自治体等と連携しながら、次世代モビリ
ティシステムの社会実装に向けた研究を積極的に展開しております。

一方、当社は、平成 18(2006)年から自動車の電子制御システムの複雑化(コネクテッドカー注2)を見据え、組込分野
注3
に参入いたしました。主に、MBD(Model Based Development)注4 や機能安全活動注5 をコア技術として、自動車産業のお
客様の製品開発力向上の支援に取り組んでまいりました。そのような中、群馬大学が目指す、
「完全自律型自動運転車」の
社会実装に向けた取組みに共感し、共同研究を通じて、完全自律型自動運転における制御システムの評価手法の知見を得
て、技術力の向上を図ってまいります。

群馬大学と当社は、共同研究を通じて、人材育成・人的交流を図るとともに、次世代モビリティ社会の実現を目指し地
域に貢献してまいります。



本件に関するお問い合わせ先

株式会社両毛システムズ 経営企画室 広報・IRグループ 電話:0277-53-3131



以 上

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1 HILS:VCU(ビークル・コントロール・ユニット)と呼ばれる車載コンピュータの動作検証を、実機を用いることなく、仮想環境で試験するテスト装置
2 コネクテッドカー:車両の状態や周囲の道路状況などの様々なデータを取得し、新たな価値を生み出すことが期待されている ICT 端末としての機能を
有する自動車
3 組込分野:一般的に家電製品や機械等に組み込まれるコンピュータシステムを組込システムと呼び、当社では、自動車制御に関する組込システム分野を表す
4 MBD:シミュレーションモデルを用い、事前評価を取り入れたモデルベース開発と呼ばれる開発手法

5 機能安全活動:お客様が国際規格である ISO26262 に準拠するために開発プロセスを整備するための取り組み
<参考資料1>共同研究による連携の範囲




<参考資料2>HILS によるリアルタイムシミュレーションのイメージ




以上

4424