中期経営計画（2024-2026年10月期）を策定

2023 年 12 月 15 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 エ イ チ ・ ア イ ・ エ ス
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 矢 田 素 史
(コード番号 9603 東証プライム)
問 合 せ 先 経 営 企 画 本 部 長 瀬 川 活
(TEL 050-1746-4177)




中期経営計画（2024-2026 年 10 月期）を策定


当社は、世界に対して私たちが提供し続けていきたい価値として、パーパス “ 「心躍る」を解放つ ”を
策定し、常に挑戦者であるというアイデンティティを基に、長期的な企業価値の向上を目指し、努めており
ます。
今般、2030 年に創業 50 周年を迎えるにあたり、さらなる持続的成長、パーパス経営の実現にむけた具体的
な経営目標、および方針を中期経営計画（2024-2026 年 10 月期）として策定しました。



記



１. HIS グループ創業 50 周年に目指す姿（Vision2030)


Vision2030
挑戦心あふれ 世界をつなぎ 選ばれ続ける企業に
Change & Create


HIS グループは 2030 年に創業 50 周年を迎えます。目指す姿として、Vision2030 を策定しました。

【Vision2030 に込めた想い】
・創業の原点である「挑戦心」
HIS グループが挑戦を続けるとともに、世界中の様々な挑戦を応援・支援することで、
社会とともに成長し、よりよい未来をつくってまいります。

・HIS グループの強みであるグローバルネットワークを活用し、世界をより近いものへ
地域社会という小さくとも密接な関係にある世界から、
地球外に広がる宇宙までがビジネスフィールドです。

・お客様から、社会から、HIS グループ社員から、選ばれ続ける企業へ
HIS グループだからこそできる独創的な価値を創出していくため、お客様や社会のニーズを第一に捉え、
世代や国境を超えて、選ばれ続ける企業を目指してまいります。
また、社員が働きがいを感じられる企業として、より良い環境づくりに取り組んでまいります。
２. 中期経営計画方針・アクションプラン概要（2024-2026 年 10 月期)




連結経営・財務目標を達成するべく、中期経営計画の核となる方針は「コア領域の変革」と「新規領域への挑戦」
とです。具体的なアクションプランとして以下６項目を中心に取り組んでまいります。


①グローバルネットワークの活用
インバウンド事業（日本からの受客）への依存脱却を図り、海外の事業におけるポートフォリオの再構築に
取り組みます。
2026 年 10 月期において、グローバルマーケット事業・新規事業２つの領域にて、営業利益の比率 60％以上
を目指します。

②生涯顧客の創造（LTV 最大化）
今後、 「旅」というシーンのみに留まることなく、お客様の生涯・日々の生活の様々なシーンにおいて、
HIS グループの商品・サービスに触れていただく機会を増やし、より身近に感じていただくことで、生涯顧客
の創造に取り組みます。
また、 「日本における少子高齢化によるマーケット拡大の鈍化」と、 「お客様の嗜好・購買行動の多様化」に
対応していくため、AI を含む情報技術を駆使しながら CX 向上と顧客接点の拡大を図ります。

③業務効率化・コスト構造改革
世界各国の予約手配業務を集約・移管し、効率化の推進に取り組みます。グローバルな視野での業務集約と
DX 推進のよる更なるデータ活用を実現し、生産性向上を目指します。

④旅行関連事業・非旅行事業の成長
旅行関連分野においては、収益性が高いホテル事業を中心に、非旅行事業においては、コロナ禍においても
積極的に推進してきた新規事業への挑戦を今後も継続していきます。持続的な成長のため、ポートフォリオ
再構築を目指します。

⑤M＆A による成長（投資戦略）
HIS グループの持続的な成長にむけ、安定的な投資サイクルの循環に取り組みます。
旅行、旅行関連領域においては、既存事業を補完し、非旅行領域においては、将来性のある新たな事業への
投資を検討します。
⑥人財戦略（人的資本経営）
人事方針を“社員一人ひとりの「心躍る」を解き放ち、変革が巻き起こる基盤構築”とし、３つの柱として
「経営スピードの加速」
「多様な人財の活躍」「エンゲージメントの向上」に取り組みます。
働き甲斐を感じ、心躍る仕事をすることで、働きがい指数・人事生産性の向上へつなげます。



３. 連結経営・財務目標

2024 年 10 月期 2025 年 10 月期 2026 年 10 月期

連結売上 3,500 億円 3,900 億円 4,300 億円

連結営業利益 90 億円 120 億円 180 億円

営業利益率 2.6% 3.1% 4.2%

経常利益 72 億円 100 億円 160 億円

自己資本比率 11% 13% 15%


●財務方針：
資本増強（本業の積み上げ）、有利子負債の削減、事業の取捨選択による、
財務基盤の強化（自己資本比率の回復）

●配当についての今後の方針：
業績予想通りの実績となった際は、安定的かつ継続的な利益還元を再開
(配当性向：３ヵ年において 10～15％を計画）



４. サステナビリティへの取り組み
パーパス“「心躍る」を解き放つ” を掲げ、旅行事業を中心とした幅広い事業を展開し、HIS グループ全体
の企業価値を向上するとともに、持続可能な社会の発展に貢献することを目指しています。世界中の人々が
「心躍る」ことができる前提には、人や地域との繋がり・相互理解、健全な地球環境、そして世界平和が
必要と考え、マテリアリティ 7 項目と連動し、サステナビリティに取り組んでいきます。




詳細資料は、当社コーポレートサイトでも参照いただけます。
https://www.his.co.jp/ir/plan




以上