「入出庫作業時間管理システム」に関する特許取得のお知らせ-ミニマム要員と出荷納期保証を両立するオペレーションの実現-

2023 年 5 月 30 日
各 位


会社名 キムラユニティー株式会社
代表者名 代表取締役社長 成瀬 茂広
(コード番号 9368 東証スタンダード・名証プレミア)
問合せ先 取締役副社長 ロジスティクス・サービス事業本部
木下 毅司
(TEL : 052-962-7554)



「入出庫作業時間管理システム」に関する特許取得のお知らせ


〜ミニマム要員と出荷納期保証を両立するオペレーションの実現〜


キムラユニティー株式会社(本社 愛知県名古屋市中区 代表取締役社長:成瀬 茂広 以下、当社)
は、物流現場における入出庫作業の最適な時間管理を実現するためのシステム(以下、「本システム」)に
関する特許を取得しましたので、以下の通り、お知らせいたします。


①特許概要
特許番号 7239652
発明の名称 出庫管理装置
特許取得日 2023 年 3 月 6 日


②具体的な特許の内容
■開発の背景
物流現場では、主に、過去の実績に基づいて、作業計画を立てていますが、日々、作業する量と種
類が変わる中で、計画通りに作業を行うことは非常に困難です。そのため、現場は、人員を多めに配
置し、納期を保証しようとしますが、これには、物流コストが増加してしまうといったマイナス面が
あり、物流現場において、要員管理・納期管理は長年の課題となっていました。


■本システムの概要
こうした課題に対し、当社は「ミニマム要員と出荷納期保証を両立するオペレーションの実現」を
コンセプトに、本システムを開発いたしました。
本システムの最適な必要作業時間を算出するロジックと、お客様が使用されている既存のシステム
を連携することで、日々、作業する量と種類が変わる中でも、人の動きを効率化する作業指示のつく
り込みと、その作業指示に合わせた最適な物流機器設備の制御を行うことが可能となります。その上
で、本システムは、当日の納期を保証するための最適な人の配置と、これまで以上に精度の高い作業
計画を立てることができます。
また、この精度の高い作業計画に基づき、リアルタイムで進度管理を行うことにより、今、どの位
工数が足りていないのかを見える化し、納期を保証しながら、常に最小人数でのオペレーションを可
能とします。
[本システムが導く現場の進化]
・導入前 「過去の実績に基づいて、作業計画を策定」
→「1 作業毎に、必要作業時間を算出し、当日の作業の量・種類と掛け合わせて、
精度の高い作業計画を策定することが可能」
・導入前 「納期を間に合わせるために、初めから、人員を多めに配置」
→「予め、必要人員が分かるので、必要な時に、必要な人員だけを配置することが可能」
・導入前 「作業の進み・遅れが見えないので、現場のカン・コツで現場運営を実施」
→「進み・遅れが見える化されることで、誰でも的確な現場運営を行うことが可能」


[システム概要図]




※本システムは、物流現場の作業をより細かく分解し、1 つ 1 つの作業に必要となる時間を積み上げる
ことにより、精度の高い作業時間の算出を可能としております。
当社の現場運営では、作業をより細かく分解して捉えることで、現場の環境変化をいち早く掴み、問
題点の顕在化と改善の推進により、お客様へのお役立ちを図ります。


■導入実績
国内・海外における主要顧客の部品センター(3 ヶ所)


③今後の展開
今回、開発した本システムは、長年物流業界に関わってきた、当社の実績・ノウハウから生み出された
ものです。昨今の人手不足の状況下においても、当社の現場力と、本システムによって、お客様のニーズ
を満たす、当社ならではの高品質なサービスを提供します。
今後、当社の DX 戦略の推進を強化し、当社が強みとしている「物流オペレーション+IT」によって、
お客様へ更なるお役立ちを行ってまいります。


以上

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