StayWell Hospitality Group Pty Ltdの事業取得に関するお知らせ

平成29年7月3日
各 位
会 社 名 株式会社西武ホールディングス
代 表 者 取 締 役 社 長 後 藤 高 志
(コード番号 : 9024 東証一部)
問合せ先 取締役広報部長 西 山 隆一郎
(TEL.04-2926-2645)


StayWell Hospitality Group Pty Ltd の事業取得に関するお知らせ


当社の連結子会社である株式会社プリンスホテル(本社:東京都豊島区、取締役社長:赤坂 茂好
)は、オーストラリアを中心に 30 ホテル(既存 18 ホテル、開発中 12 ホテル)を
以下「プリンスホテル」
運営・展開する StayWell Hospitality Group Pty Ltd(本社:オーストラリア シドニー 最高経営責任者:
Simon Wan 以下「SWHG 社」)の事業を取得いたします。プリンスホテルがオーストラリアに 100%出
資の新会社 StayWell Holdings Pty Ltd(以下「新会社」)を本日設立し、その新会社が SWHG 社より同社
の子会社 22 社の全株式を取得する枠組みとなります。今後 3 ヵ月以内に手続きを完了する見込みです。
詳細は下記のとおりです。





1.事業取得の目的
今般の事業取得は、当社グループが持続的かつ力強い成長を果たしていくため、企業価値向上の原動力
を担うホテル・レジャー事業の一層のグローバル化を進めるために実施するものです。
これにより、当社のホテル・レジャー事業の中心を担うプリンスホテルは、SWHG 社が運営・展開す
る 7 ヵ国・21 都市にある 30 ホテル(既存 18 ホテル・開発中 12 ホテル)を新たに既存ホテル網に加え、
さらにグローバルな開発力・運営プラットフォーム(組織、人材)獲得により、海外ホテル事業の収益機
会の拡大、及び今後経済成長の余地が大きい東南アジア、オセアニアを含むアジアや中東、ならびに欧州
でのスピーディーなホテル開発が可能となり、10 年後には 100 ホテルを展開する予定です。
当社グループでは、長期的な目標とする「Challenge Target」を新たに定め、これに向けた 3 ヵ年の
ロードマップとして 2017 年度を初年度とする中期経営計画(2017 年 5 月 11 日公表)を策定いたしました。
今般の事業取得はこの一環であり、これを契機にグローバル企業としての地位を確立し、日本のプリンス
ホテルから世界のプリンスホテルへと飛躍を遂げてまいります。


2.事業取得価額
43 億円程度
3.StayWell Hospitality Group Pty Ltd の概要
(1) 名 称 StayWell Hospitality Group Pty Ltd
(2) 所 在 地 Level 10/80 Clarence Street, Sydney, NSW 2000 Australia
(3) 代 表 者 最高経営責任者 Simon Wan
(4) 主な事業内容 ホテル運営
(5) 資 本 金 約 10 億円
(6) 設立年月日 2006 年 6 月
(7) 株 主 構 成 Mr. Bal Sohal(SWHG 社 ディレクター)48.84%
Mr. Simon Wan(SWHG 社 最高経営責任者)25.58%
Mr. Richard Doyle(SWHG 社 エグゼクティブディレクター)25.58%
(8) 従 業 員 数 387 名(2017 年 5 月現在)
(9) ホテル数 30 ホテル(既存 18 ホテル、開発中 12 ホテル)
(10) ホテルブランド Park Regis(アップスケールブランド。上質な空間と最新の機能を使用した一流のサービス
を提供)
Leisure Inn(ミッドスケールブランド。付加価値のある快適でモダンな設えのホテル)
(11) セールス拠点 7 ヵ国 10 拠点


4.株式会社プリンスホテルの概要
(1) 名 称 株式会社プリンスホテル
(2) 所 在 地 東京都豊島区東池袋3-1-5
(3) 代 表 者 取締役社長 赤坂茂好
(4) 主な事業内容 ホテル・レジャー事業
(5) 資 本 金 36 億円
(6) 設立年月日 1956 年 6 月 4 日
(7) 従 業 員 数 7,666 名(2017 年 3 月 31 日現在)
(8) 売 上 高 1,741 億円(2016 年度)
(9) ホテル数 49 ホテル(国内 42 ホテル、海外 7 ホテル・2017 年 7 月現在)
(10) セールス拠点(海外) 7 ヵ国 9 拠点


【代表者コメント】
株式会社プリンスホテル 取締役社長 赤坂茂好
昨今の国内観光の成長に合わせプリンスホテルの業績も好調に推移しており
ます。この好調な時に 2020 年度以降を見据え、海外展開にも力を入れてまいり
ます。
海外展開を行っていくうえで重要なことは拠点拡充はもちろん、国際性のある
人材を育成していくことだと考えております。7 ヵ国にホテルを運営する SWHG
社は、各国の地域特性を理解する人材が多く、グローバル化を目指す当社の子会
社として迎えることは、当社の収益拡大のみならず、人材育成の観点においても
大変有益であると感じております。
これを契機として、日本のプリンスホテルから世界のプリンスホテルへ飛躍を
遂げる第一歩になると確信しております。
StayWell Hospitality Group Pty Ltd 最高経営責任者 Simon Wan
SWHG 社は日本で有数のホテルグループであるプリンスホテルの一員としてグ
ローバル展開を進めていけることを大変光栄に思っております。
私たちが積み上げてきた実績にプリンスホテルのサポートやノウハウ、リソースが
加わることで SWHG 社がより大きく成長し、目標を達成することが可能になると確
信しております。本日このような日を迎えられたことを大変嬉しく思います。




<Simon Wan 経歴>
インターナショナルホテルチェーン(ホリデイ・イン、ハイアット、アコーほか)において 30 年以上の業界
経歴を持つ。2006 年に StayWell Hospitality Group Pty Ltd を設立。現在は、SWHG 社の最高経営責任者
として手腕を発揮。


5.新会社取締役(2017 年 7 月 3 日就任)
Stan Brown、Simon Wan、大隅ヴィクター勝利
※Stan Brown は株式会社プリンスホテル取締役副社長執行役員を、大隅ヴィクター勝利は常務執行
役員をそれぞれ兼務いたします。
※上記役員のほか、本部長クラスを常勤として派遣する予定です。


6.日 程
(1)株式譲渡契約締結 2017 年 7 月 3 日
(2)運 営 開 始 日 2017 年 10 月初旬


以上
<参考資料>
(1)StayWell Hospitality Group Pty Ltd の
(1)StayWell の展開ホテルブランドについて
ブランドについて
Regis(パークレジス)
Park Regis(パークレジス)
アップスケールブランド。上質な空間と最新の機能を使用した一流の
サービスを提供。
Inn(レジャーイン)
Leisure Inn(レジャーイン)
ミッドスケールブランド。付加価値のある快適でモダンな設えのホテル。
(2)ホテル一覧
国名 ホテル名 ブランド 都市名 部屋数
Park Regis City Centre パークレジス シドニー 122
Park Regis Concierge Apartments パークレジス シドニー 58
Leisure Inn Pokolbin Hill レジャーイン ハンターバレー 66
Leisure Inn Spires レジャーイン ブルーマウンテン 46
Park Regis North Quay パークレジス ブリスベン 89
オーストラリア Park Regis City Quays パークレジス ケアンズ 70
Park Regis Piermonde Apartments パークレジス ケアンズ 16
Park Regis Anchorage パークレジス タウンズビル 35
Leisure Inn Penny Royal Hotel & Apartments レジャーイン ローンセストン 81
Park Regis Griffin Suites パークレジス メルボルン 73
Park Regis Subiaco パークレジス パース 168
Leisure Inn Grand Chanakya レジャーイン ジャイプル 52
Leisure Inn West Gurgaon レジャーイン グルガーオン 60
Park Regis Jaipur パークレジス ジャイプル 72
Park Regis Goa パークレジス ノース・ゴア 70
Leisure Inn Bhaskara Hyderabad レジャーイン ハイデラバード 83
インド
Leisure Inn Shrey レジャーイン ジョードプル 51
Leisure Inn Apartments Greater Noida レジャーイン グレーター・ノイダ 192
Leisure Inn VSR Apartments, Sector 114 レジャーイン グルガーオン 120
Leisure Inn VSR Apartments Sector 68 レジャーイン グルガーオン 86
Leisure Inn Raipur レジャーイン ラーイプル 99
シンガポール Park Regis Singapore パークレジス シンガポール 202
Park Regis Kuta パークレジス バリ 175
インドネシア
Park Regis Seminyak パークレジス バリ 110
Park Regis Kris Kin Hotel パークレジス ドバイ 386
UAE Park Regis Boutique Jumeirah パークレジス ドバイ 21
(アラブ⾸⻑国連邦) Park Regis Business Bay パークレジス ドバイ 208
Leisure Inn Jumeirah Beach レジャーイン ドバイ 110
サウジアラビア Park Regis Makkah(Tower A & B) パークレジス メッカ 622
イギリス Park Regis Birmingham パークレジス バーミンガム 253


【既存】  6ヵ国18ホテル(オーストラリア、インド、シンガポール、インドネシア、UAE、イギリス)
【開発中】 5ヵ国12ホテル(オーストラリア、インド、インドネシア、UAE、サウジアラビア)
【合計】  7ヵ国30ホテル、3,796室(オーストラリア、インド、シンガポール、インドネシア、UAE、サウジアラビア、イギリス)




Park Regis City Centre(シドニー)
Centre(シドニー) Leisure Inn Pokolbin Hill
(ハンターバレー)
株式会社プリンスホテルによる
海外ホテル運営会社の事業取得について

2017年7月3日
株式会社プリンスホテル
目次

1. 事業取得概要 (P2-5)

2. 事業取得目的 (P6)

3. 成⻑戦略 (P7-12)

4. 今後の運営体制 (P13)

5.⻄武グループ中期経営計画(2017-19年度)おける役割 (P14)

6. 事業取得の枠組 (P15)

7. StayWell Hospitality Group Pty Ltd概要 (P16-19)

8. 海外ブランド戦略 (P20)

9. ディスクレーマー (P21)


1.事業取得概要


■事業取得企業





1.事業取得概要




日本のプリンスホテルから
世界のプリンスホテルへ

1.事業取得概要


2020年以降を⾒据えた成⻑戦略
《 国内事業 》

Prince Smart Inn
(次世代型宿泊特化ホテル)


会員制ホテル事業


《 海外事業 》

StayWell Hospitality Group Pty Ltdの事業取得


1.事業取得概要




事業取得価額: 約43億円


株式譲渡契約締結:2017年7月3日


運営開始: 2017年10月初旬



2.事業取得目的




海外事業における収益の拡大



スピーディーな海外展開




グローバル企業としての地位確⽴
「日本のプリンスホテル」から「世界のプリンスホテル」へ



3.成⻑戦略




多店舗展開による収益機会拡大


グローバル人材の育成


セールス体制の整備によるグローバルセールスネットワークの構築


会員の相互利⽤促進





3.成⻑戦略



多店舗展開による収益機会拡大



■事業取得後の展開数
既存・開発中 中⻑期目標


プリンスホテル (国内43、海外7) 150
10月開業の名古屋含む


StayWell 30 100
Hospitality Group Pty Ltd (既存18、開発中12)




250ホテル規模へ事業を拡大

3.成⻑戦略



グローバル人材の育成




開発
運営
プロモー
商習慣
ション
高い 豊かな
業務スキル グローバル 国際性
IT 人材 宗教
文化


セールス 国⺠性



3.成⻑戦略


セールス体制の整備によるグローバルセールスネットワークの構築


■海外セールス拠点数

国・地域 拠点数


プリンスホテル 7 9

国・地域 拠点数


StayWell
Hospitality Group Pty Ltd


国・地域 拠点数


事業取得後 11 19
※注は開発オフィスもある都市

3.成⻑戦略



セールス体制の整備によるグローバルセールスネットワークの構築




欧州 中国 北⽶
台湾
中東
インド
東南 ハワイ
アジア


豪州




プリンスホテル StayWell Hospitality Group Pty Ltd
セールス拠点 セールス拠点

3.成⻑戦略



会員の相互利⽤促進




全世界約93万人の顧客基盤を獲得

4.今後の運営体制

■新運営体制
<新会社 StayWell Holdings Pty Ltd取締役>

スタン・ブラウン
(現株式会社プリンスホテル 取締役 副社⻑執⾏役員)



サイモン・ワン
(現StayWell Hospitality Group Pty Ltd Chief Executive Officer and Managing Director)



大隅 ヴィクター 勝利
(現株式会社プリンスホテル 常務執⾏役員)

※スタン・ブラウンは株式会社プリンスホテル取締役副社⻑執⾏役員を、
大隅ヴィクター 勝利は常務執⾏役員をそれぞれ兼務。
※上記役員のほか、本部⻑クラスを常勤として派遣する予定。
13
5. ⻄武グループ 中期経営計画(2017-19年度)における役割

■中期経営計画のチャレンジターゲットに向けた新たな挑戦

Challenge
Target
さらなる企業価値
・株主価値極大化 チャレンジ
➢新規事業分野の創出 ターゲット
➢既存事業領域の強化
(⻄武グループ全体)

既存事業の延⻑線上の成⻑ 営業収益 ▶ 1兆円
EBITDA ▶ 3,000億円
●これまでの「目指すべき水準」
営業利益 ▶ 1,500億円
EBITDAの推移 EBITDA1100億以上
ネット有利⼦負債/EBITDA倍率8倍以下

2017年度の達成が視野
ネット有利⼦負債/EBITDA倍率

基盤整備期
シ ト
フ 収穫期
第2成⻑ステージ
▶ 7倍以下
チ ン 期
ェ ジ 開拓期
2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




14
6.事業取得の枠組



プリンスホテル



➊ 新会社設⽴

➋ 株式譲渡契約 プリンスホテル100%⼦会社

StayWell Hospitality StayWell Holdings
Group Pty Ltd Pty Ltd



⼦会社(22社)の全株式取得
⼦会社 ⼦会社(22社)



15
7.StayWell Hospitality Group Pty Ltd 概要


ホテル名 StayWell Hospitality Group Pty Ltd

業種 ホテル運営

本社所在地 オーストラリア、シドニー
Level 10/80 Clarence Street, Sydney, NSW2000 Australia

創⽴ 2006年6月
サイモン ワン
最高経営責任者
Simon Wan

資本⾦ 約 10億円
従業員数 387人
16
7.StayWell Hospitality Group Pty Ltd 概要


■ホテルブランド
●アップスケールブランド
パークレジス ●上質な空間と最新の機能を使⽤した⼀流のサービスを提供




レジャーイン ●ミッドスケールブランド
●付加価値のある快適でモダンな設えのホテル




17
7.StayWell Hospitality Group Pty Ltd 概要


■豪州・アジア・中東・欧州で展開
オーストラリア
インド
シンガポール
既存ホテル 6ヵ国18ホテル1,926室 インドネシア
UAE(アラブ⾸⻑国連邦)
イギリス

オーストラリア
インド
開発中ホテル 5ヵ国12ホテル1,870室 インドネシア
UAE(アラブ⾸⻑国連邦)
サウジアラビア


合計 7ヵ国30ホテル3,796 室


18
7.StayWell Hospitality Group Pty Ltd 概要


■StayWell Hospitality Group Pty Ltdの強み



グローバル開発チーム
シドニー デリー ドバイ ロンドン




今後10年で約100ホテルへ事業を拡大
19
8.海外ブランド戦略

■海外におけるブランド




■目的
海外におけるプリンスホテルブランドの認知度向上

オーナー、マーケットニーズに合わせた
リブランド化の検討

共同ブランドの検討


ディスクレーマー




本資料に記載されている戦略、計画、業績⾒通し等は、当
社が現在⼊⼿している情報及び合理的であると判断する⼀
定の前提に基づいております。
従いまして、実際の戦略、計画、業績⾒通し等は、今後さ
まざまな要因や経営環境の変動等によって、大きく異なる
可能性がありますことをご承知おきください。




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