株式会社西武ホールディングス・農林中央金庫によるサステナビリティ・リンク・ローンの契約締結について

私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。


2023 年 3 月 31 日
株式会社西武ホールディングス
農林中央金庫

株式会社西武ホールディングス・農林中央金庫による
サステナビリティ・リンク・ローンの契約締結について

株式会社西武ホールディングス(代表取締役社長:後藤高志、以下「西武ホールディングス」)と農林中央金庫
(代表理事理事長:奥和登)は、サステナビリティ・リンク・ローン(以下「SLL」)による金銭消費貸借契約(以下
「本契約」)を本日締結いたしました。
SLL は、借り手の経営戦略に基づくサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」)を設定し、貸付条
件と SPTs の達成状況を連動させることで、借り手に目標達成に向けた動機付けを促進するとともに、環境・社会の面
から持続可能な事業活動および成長支援を目指すものです。

西武グループは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組み
を「サステナビリティアクション」として推進しています。特に、事業を通じて対応すべき項目を「アジェンダ(重要テーマ)」
として設定し、積極的に取り組んでいます。2021 年 5 月に発表した中期経営計画(2021~2023 年度)では、
西武グループの飛躍に向けた改革のための重要な柱の一つに「サステナビリティ」を掲げており、特に喫緊の社会課題で
ある気候変動への対応を加速すべく、本契約に基づく資金借入を通じて、グリーン経営をさらに強力に推し進めてまい
ります。(西武グループサステナビリティアクション:https://www.seibuholdings.co.jp/sustainability/)

農林中央金庫は、自らの存在意義(パーパス)を「持てるすべてを「いのち」に向けて。ステークホルダーのみなさまと
ともに、農林水産業をはぐくみ、豊かな食とくらしの未来をつくり、持続可能な地球環境に貢献していきます」と定めてい
ます。また、2021 年 5 月に発表した中長期目標のなかで、2030 年までにサステナブル・ファイナンスの新規実行額を
10 兆円とする目標を設定するなど、サステナブル経営に向けた歩みを進めており、西武グループが推進するサステナビリ
ティ経営の理念にも共感しています。本契約に基づく資金供給を通じて、西武グループの気候変動問題解決に資する
取組みを支援してまいります。

なお、本契約では、西武ホールディングスが CDP(注 1)気候変動スコアで「リーダーシップレベル(A、A-)」を獲得す
ることを SPTs に設定いたしました。

また、本契約の締結にあたっては、SLL 原則等への適合性について、農林中央金庫が外部評価(注 2)を付与して
おり、上記 SPTs については、野心度および有意義性等の観点から SLL 原則等に適合していると評価されています。

【本契約の概要】
実行日 2023 年 3 月 31 日
融資期間および金額 契約① 8 年 40 億円
契約② 9 年 40 億円
契約③ 10 年 40 億円 合計 120 億円
資金使途 長期運転資金

以 上

(注 1)
CDP:気候変動など環境分野に取り組む国際的な非営利団体。機関投資家の要望を受け、気候変動等に関する質問票を世界の主要な企業へ送付
し、収集した回答を分析・評価・開示している。
(注 2)
農林中央金庫では、SLL にかかる借り手の SPTs の野心性等を評価する独自の融資フレームワークを設けています。本フレームワークは、第三者
評価機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)から、 「グリーンローン原則」「サステナビリティ・リンク・ローン原則」「グリーンローン及び
、 、
サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン 2022 年版」に対して整合的であるとの第三者意見を取得しています。

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