旧グランドプリンスホテル赤坂の旧館として親しまれた「旧李王家東京邸」営業概要および新名称「赤坂プリンス クラシックハウス」を決定

平成27年7月16日
各 位

会 社 名 株式会社西武ホールディングス
代 表 者 取 締 役 社 長 後 藤 高 志

(コード番号 : 9024 東証一部)

問合せ先 取締役広報部長 西 山 隆一郎
(TEL.04-2926-2645)

「東京ガーデンテラス(グランドプリンスホテル赤坂跡地開発計画)
」内のシンボル
旧グランドプリンスホテル赤坂の旧館として親しまれた「旧李王家東京邸」
営業概要および新名称「赤坂プリンス クラシックハウス」を決定

当社の連結子会社である株式会社プリンスホテル(本社:豊島区東池袋、代表取締役社長:小
林正則)は、当社グループの一大プロジェクトである「東京ガーデンテラス(グランドプリンス
ホテル赤坂跡地開発計画)」においてシンボル的位置付けである「旧グランドプリンスホテル赤
坂 旧館(旧李王家東京邸)」について、文化財の“保護”と“利活用”を主軸に置きつつ料飲施
設やバンケットなどを備えた「赤坂プリンス クラシックハウス」として営業することといたし
ましたので、お知らせいたします。
詳細は下記のとおりです。




多くのお客さまに「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館」として親しまれた華麗な佇まい
きたむらこうぞう
の洋館「旧李王家東京邸」 1930年に旧宮内省内匠寮の工務課長として活躍した北村耕造
は、
ごんどうようきち
と、技師の権藤要吉らの設計により建設され、1955年の開業以来、半世紀の長きにわたり、
ホテル、レストラン、バーやバンケットとして、多くのお客さまにご愛顧いただきました。

東京ガーデンテラスの開発をおこなう株式会社西武プロパティーズ(本社:埼玉県所沢市、代
表取締役社長:安藤博雄)では、「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館(旧李王家東京邸)」
を「東京ガーデンテラス」全体を象徴する重要なシンボルと位置付け、東京都の指定有形文化
財としても高い価値を有する同館の保存に努めており、この度、建設当時の詳細な資料などを
基に照明器具や外壁などの主要部分を当時の状態に復原し、気高く優雅な往時のしつらえを取
り戻すと同時に、現代の多様なニーズに応えるため、最新の機能を備えたバンケットを増築い
たします。

「赤坂プリンス クラシックハウス」はオフィス・ホテル棟の最上部に位置する「ザ・プリ
ンスギャラリー 東京紀尾井町」と同様に株式会社プリンスホテル(以下、 「プリンスホテル」
といいます。)が営業いたします。これまでご愛顧いただいておりましたお客さまにも、また
新たにご利用いただくお客さまにも、あらゆるステージで思い出に残る施設にしていくととも
に、開発のコンセプトである「みどりと歴史に抱かれた国際色豊かな複合市街地」を目指し、
紀尾井町全体の活性化をはかってまいります。
なお、一般宴会および婚礼のご予約方法は、2015年7月22日(水)17時よりオープン
するWebサイト(http://akasakaprince.com/)にてご案内いたします。
営業概要
「赤坂プリンス クラシックハウス」では、プリンスホテルが他では味わえない空間を活かしたレストラン、
バー、カフェを設置するほか、新たに一般宴会や婚礼などに対応するバンケットも増築いたします。

1.レストラン、バー、カフェ
お客さまに「愛される」、個性的な料飲施設を目指し、異なるコンセプトを掲げたカジュアルフレンチ、
バー、カフェをご用意いたします。

(1)カジュアルフレンチ
“賑わいのカジュアルフレンチ”をコンセプトに、仕事やショッピング帰りのお食事など日常的
にご利用いただけるレストランといたします。
ドレスコードなどは設けない気軽さをあわせ持つフレンチレストランです。

(2)バー ナポレオン
“赤プリ「ナポレオン」復活”をコンセプトに、多くの赤プリファンに親しんでいただいてきたクラ
シックバーが生まれ変わります。
好評だった隠れ家的雰囲気は活かしつつ、新たな時代の“大人”にも訴求してまいります。

(3)カフェ
“優雅な時間”をコンセプトに、
竣工当時の面影を色濃く留めている空間でアフタヌーンティーやカフェをお楽しみいただけます。

2.小部屋
合計12室(1階…2室、2階…10室)の小部屋はレストラン、バーの個室、ウエディングの際の
控室などとして活用いたします。

3.多目的ホール
2階に設けられた多目的ホールは、屋内型チャペルや展示会、期間限定のショップなどさまざ
まな用途で活用いたします。

4.中庭
自然の光と風に包まれた開放感あふれる屋外型チャペルが設置可能な中庭を整備いたし
ます。




【バー ナポレオン(イメージ)】 【チャペル<中庭>(イメージ)】
5.バンケット
新たに増築する約284㎡のバンケットは2分割が可能で、着席スタイルでは最大150名さままでの
ご会食、パーティー、披露宴などにご対応いたします。




【バンケット着席<着席パーティースタイル>(イメージ)】 【バンケットホワイエ(イメージ)】



名称
「赤坂プリンス クラシックハウス」の名称は、この地におけるプリンスホテルの歩みの原点
である「赤坂プリンスホテル」に由来するものです。
「東京ガーデンテラス」内の新たなホテル名称を、これまでのプリンスホテルとは一線を画し
た存在を目指すべく「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」としたのに対し、不変の存在
として伝統的な名称とすべく定めました。
赤坂プリンスホテルにはじまる“おもてなし”の精神が現代まで脈々と受け継がれていること
を感じていただける「赤坂プリンス」と、“歴史”“伝統”“格式”などを想起させる「クラシ
ック」というワードを組み合わせ、当館のコンセプトである「流行り廃りに左右されない、歴
史的物語をもったランドマーク」を表現しております。




【赤坂プリンス クラシックハウス 外観(イメージ)】
施設構成
「赤坂プリンス クラシックハウス」は「グランドプリンスホテル赤坂 旧館」として使用さ
れていた2階建ての洋館と新たに増築するバンケットとで構成します。




【赤坂プリンス クラシックハウス 1階平面図】 【バンケット(増築)平面図】




【赤坂プリンス クラシックハウス 2 階平面図】
「赤坂プリンス クラシックハウス」の位置付け
「赤坂プリンス クラシックハウス」は「オフィス・ホテル棟」「住宅棟」「敷地内の豊かな緑地」とともに、「東
京ガーデンテラス」の主要な構成要素となります。

1930年に旧李王家東京邸として完成した美しいチューダー様式の洋館は、戦後急速な発展により高
層ビルが林立するなか、かつての紀尾井町の面影を残す存在として現在に至るまで近隣の方々に親
しまれており、2011年には東京都指定有形文化財に指定されております。
1955年からは赤坂プリンスホテルとして営業し、2011年にグランドプリンスホテル赤坂が閉館するま
での56年間、客室、バンケット、レストラン、バーとして多くの方々に愛されご利用いただきました。
そして2016年夏以降は「東京ガーデンテラス」のシンボリックな施設として新たな命を吹き込み、レスト
ラン、バー、バンケットなどを備えた「赤坂プリンス クラシックハウス」として新たな歴史を紡いでまいりま
す。

西武グループは「紀尾井町」という「街」と「この地における西武グループの歩み」を体現する「赤坂プリ
ンス クラシックハウス」を不変のシンボルとして位置づけ、その保護に努めつつ、大切に運用してまい
ります。


ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 本件
(30階~36階)




アクセス
「東京ガーデンテラス」は東京メトロ2駅(「永田町」「赤坂見附」)5路線(地下鉄南北線、半蔵門線、有
楽町線、銀座線、丸ノ内線)が利用可能でスムーズなアクセスを実現いたします。
羽田空港と成田空港とはエアポートリムジンでダイレクトに結ぶ予定で、国内外の至る所からアクセス
しやすい環境を整えます。
「赤坂プリンス クラシックハウス」の概要
【名 称】赤坂プリンス クラシックハウス(The Classic House at Akasaka Prince)
【開業予定】2016年夏頃
【運営会社】株式会社プリンスホテル
【所 在 地】東京都千代田区紀尾井町1-2
「東京ガーデンテラス」内
【延床面積】3,007㎡
【構 造】既存部…鉄筋コンクリート造(一部木造)2階建て塔屋付
増築部(バンケット)…鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)2階建て
【施 設】レストラン・バー(3施設)、バンケットなど

「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の概要
【名 称】ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町(The Prince Gallery TOKYO KIOICHO)
【開業予定】2016年夏頃
【運営会社】株式会社プリンスホテル
【所 在 地 】東京都千代田区紀尾井町1-2
「東京ガーデンテラス」内「オフィス・ホテル棟」の30階~36階部分
【延床面積】28,700㎡
【インテリアデザイン】ロックウェルグループヨーロッパ
【ホテル施設】客室(250室)、レストラン・バー(4施設)、スパ&フィットネスなど

東京ガーデンテラスの概要
【所 有 者】株式会社西武プロパティーズ
【所 在 地】東京都千代田区紀尾井町1-2
【敷地面積】約30,400㎡
【延床面積】約227,200㎡
【主用途内訳】 オ フ ィ ス 約110,000 ㎡
ホ テ ル 約28,700 ㎡
住 宅 約22,700 ㎡
商 業 約10,800 ㎡ ほか
【設 計 ・ 監 理】株式会社日建設計
【外 装 デザイン】Kohn Pedersen Fox Associates P.C.
【総 事 業 費】約980億円
【予定工期】2013年1月 新築工事着工 ~ 2016年5月頃 新築工事竣工
【開業予定】2016年夏頃

<オフィス・ホテル棟の概要>
【主要用途】オフィス・ホテル
※オフィスはワンフロア1,000坪超、18mワイドスパンの広大な空間を提供
24フロア中20フロアはヤフー株式会社が入居予定
【階 数】地上36階地下2階、高さ180m※1
商業施設:1階~ 4階 ※4 階は、商業施設とコンベンションホールの混合
オ フ ィ ス:5階~28階 ※29 階は各設備関係のフロアのため一般使用は無
ホ テ ル:30階~36階
【構 造】鉄骨造など(制振構造)
【施工会社】鹿島・鉄建・熊谷 建設共同企業体
※1 紀尾井町通りより
<住宅棟の概要>
【主要用途】住宅 ※135戸
【階 数】地上21階地下2階、高さ90m※2
【構 造】高強度鉄筋コンクリート造(免震構造)
【施工会社】西武・大林・前田 建設共同企業体
※2 プリンス通りより




※本資料に掲載されている情報は、2015年7月現在のものであり、変更となる場合がございます。


■「東京ガーデンテラス」に関するこれまでの発表資料およびメディア公開・発表資料
2015年 7月16日発表 旧グランドプリンスホテル赤坂の旧館として親しまれた

「旧李王家東京邸」営業概要および新名称「赤坂プリンス

クラシックハウス」を決定

2015年 4月 8日発表 「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の施設概要を決定

2015年 1月13日発表 新ホテル名称を「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」に決定

2014年12月11日発表 タウンネーミングを「東京ガーデンテラス」に決定

2014年 6月19日発表 「紀尾井町プロジェクト」のオフィス入居テナントの決定について
2014年 2月 4日発表 「(仮称)紀尾井町計画」が最高ランクの「Platinum(Plan)2013」
認証を取得
2012年11月 8日発表 「(仮称)紀尾井町計画」の事業決定について
2010年 4月28日発表 連結子会社の事業所の営業終了に関するお知らせ


・取材公開
2013年11月18日 旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館曳家工事のメディア公開日
2013年 2月20日 新築工事起工式
2013年 1月 8日 旧グランドプリンスホテル赤坂 テコレップ手法による解体に
ともなうジャッキダウンのメディア向け公開日
2011年 3月31日 グランドプリンスホテル赤坂 閉館セレモニー

以上

15205