小田急電鉄(株)に対し、 DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンを実行

2024 年 3 月 29 日
株式会社日本政策投資銀行
小田急電鉄株式会社


小田急電鉄(株)に対し、
DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンを実行
- 小田急グループの CO2 排出量実質ゼロ実現に向けた支援 -

株式会社日本政策投資銀行(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:地下誠二、以下「DBJ」とい
う。)は、小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社長:星野晃司、以下「小田急電鉄」とい
う。)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」という。
)を本日実行
しました。DBJ の小田急電鉄に対する DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンは、2023 年 3 月
31 日実行に続き 2 回目となります。

本ローンは、
「サステナビリティ・リンク・ローン原則」 「グリーンローン及びサステナビリティ・
及び
リンク・ローンガイドライン」に基づき、DBJ が対話を通じ小田急電鉄のサステナビリティ経営高度化
に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・
パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」という。)の設定を支援するとともに、融資条件と小田急電
鉄の SPT に関するパフォーマンスとを連動させ、SPT 達成への動機付けを行うことで、環境課題及び
社会課題の解決を通じた持続可能な社会の実現と持続的な企業成長の両立を促進・支援するものです。
DBJ は、SPT 達成に向けた小田急電鉄の主要な取り組みを「対話テーマ」として設定し、融資期間中の
定期的な対話により、SPT 達成に向けた伴走を行います。

小田急電鉄では、経営ビジョン「UPDATE 小田急~地域価値創造型企業にむけて~」のもと、サス
テナビリティ経営の推進を掲げるとともに、マテリアリティの一つである「環境(カーボンニュートラ
ル)」に関して、環境負荷の低減をはじめとした環境課題の解決に事業を通じて貢献すべく、
「環境ビジ
ョン」
「環境長期目標」
「環境戦略」で構成する「小田急グループ カーボンニュートラル 2050」を 2021
年 9 月に策定しております。さらに、2023 年 4 月には、取り組みを加速させるべく、2030 年における
環境長期目標の引き上げを行っております。

本ローンでは、
「小田急グループ カーボンニュートラル 2050」において「環境長期目標」として掲げ
られた、2050 年 CO2 排出量実質ゼロ及び 2030 年における CO2 排出量削減目標に向けた取り組みを支
援すべく、小田急電鉄及び小田急電鉄のすべての連結子会社の CO2 排出量について、以下の KPI・SPT
を設定しました。
KPI 小田急電鉄及び小田急電鉄のすべて連結子会社の CO2 排出量(Scope 1・2)
SPT KPI につき 2030 年度に 2013 年度比 50%以上削減すること

本件資金は、小田急グループの脱炭素社会の実現推進に貢献する用途として、省エネ設備の導入をは
じめとする鉄道事業の設備投資に充当されます。

DBJ は、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客
様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、サステナビリティ経
営の実現に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

※ 本ローンの「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ロー

ンガイドライン」への準拠性について、詳細は下記リンク(対話報告書)をご参照ください。

https://www.dbj.jp/upload/dbj_news/docs/43966e23305388f6ede6cc0e28de6c1b.pdf

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