当社初となるバイオマス発電事業参入のお知らせ- 牛ふん処理問題解決に向けた地域貢献活動 -
NEWS RELEASE
2021 年 8 月 3 日
株式会社タカラレーベン
当社初となるバイオマス発電事業参入のお知らせ
~ 牛ふん処理問題解決に向けた地域貢献活動 ~
株式会社タカラレーベン(本社:東京都千代田区/代表取締役:島田和一)は、7 月 29 日より合同会
社富士山朝霧 Biomass
(本店:静岡県富士宮市)へ出資を行い、牛ふんを利用したバイオマス発電事業(以
下、本事業)へ参入する事となりましたのでお知らせいたします。
参入の目的
当社は 2013 年よりメガソーラー発電事業に参入し、電力供給の安定化を通じた社会貢献の一環という
位置付けで再生可能エネルギーを活用した発電事業を行ってまいりました。
本事業は太陽光発電事業に次ぐ再生可能エネルギーを活用した発電事業として推進する目的で参入を
いたしました。バイオマス燃料を活用した発電事業は当社として初めての取り組みとなり、乳牛農家の牛
ふん処理問題解決に向けた地域貢献も目的としています。
本事業の発電方法に関して
家畜の糞尿を発酵処理することでバイオガスと液体肥料を生成します。そのバイオガスを燃焼するこ
とで発電を行う、生物化学的ガス化方式の発電方法です。発酵処理によるガスを発電に利用するため、直
接燃焼型の発電方法に比べて CO2 の排出量が抑えられ、液体肥料は生物由来の肥料として農作物の栽培に
利用可能なことから、循環型再生可能エネルギーと呼ばれます。地域で発生した廃棄物を循環させること
でマイクログリッド(小規模エネルギーネットワーク)を実現する取り組みとなります。
メタンガス
発電電力
発電機
富士宮市内
(メタンガスの燃焼)
(新電力を通して売電予定)
燃料供給
(乳牛の糞尿) 液肥
乳牛農家 発酵槽
(発電所内で発酵)
茶畑、ゴルフ場
(肥料として販売予定)
地域資源を生かした地域循環型共生圏の構築
本事業では富士開拓農業協同組合の会員から徴集した牛ふん(17t/日・約 350 頭分)を燃料に発電を行
います(想定年間発電量:693,792kwh)。発電の際に発生する液肥は酪農家および地元農家へ提供し、発
電した電力も地元の新電力会社を通して地域へ供給されるため、廃棄物を有効活用し牛ふんの処理問題
を解決しながらクリーンエネルギーを供給する地域循環型共生圏を構築する取り組みです。
また、牛ふん処理問題を解決するだけでなく、酪農の新たなあり方を提案することで後継者問題解決の
一助にもなると考えます。
本事業の特長
本事業で使用する発電施設は環境省による「環境調和型バイオマス資源活用モデル事業」で使用して
いた施設を活用しております。解体予定であった施設を再利用することで、解体により発生する CO2 排出
の抑制にも繋がっており、脱炭素社会の実現と循環型社会の構築に向けた時代に相応しい施設として再
利用を行う事業となります。
当社の ESG への取り組み
当社は中期経営計画として ESG への積極対応を掲げており、環境改善・エネルギー自給率向上・遊休地
の活用をはじめとした地域活性化に取り組んでいます。メガソーラー発電事業に参入した 2013 年以降、
関東エリアを中心に数多くのメガソーラー発電所の開発を手掛け、脱炭素社会の実現に向けて取り組ん
でまいりました。今回、太陽光発電以外の再生可能エネルギー事業として参入をいたしましたバイオマス
発電事業をモデルケースとして、同様のシステムやその他のバイオマス燃料による発電所の建設など、太
陽光発電以外の再生可能エネルギー施設の開発も積極的に推進してまいります。
発電所概要
発 電 所 名 称 : 富士山朝霧バイオマス発電所(仮称)
事 業 主 : 合同会社富士山朝霧 Biomass
共 同 事 業 者 : 株式会社土谷特殊農機具製作所、富士開拓農業協同組合、株式会社タカラレーベン
所 在 地 : 〒418-0101 静岡県富士宮市根原字宝山 115-1、115-2 および 116 番地の 3 筆(地番)
発 電 容 量 : 100kwh
想定年間発電量 : 693,792kwh
燃 料 : 富士開拓農業協同組合の会員から徴集した牛ふん(17t/日・約 350 頭分)
着 工 : 2021 年 7 月
運 転 開 始 : 2022 年度以降(予定)
会社概要(合同会社富士山朝霧 Biomass)
商 号 : 合同会社富士山朝霧 Biomass
所 在 地 : 〒418-0101 静岡県富士宮市根原字宝山 115 番 1
設 立 : 2021 年 4 月
事 業 内 容 : 畜産バイオに係る再生エネルギーの製造販売 他
資 本 金 : 1 百万円
会社概要(タカラレーベン)
商 号 : 株式会社タカラレーベン
代 表 者 : 代表取締役 島田 和一
所 在 地 : 〒100-0005 東京都千代田区丸の内 1-8-2 鉄鋼ビルディング 16F
設 立 : 1972 年 9 月
事 業 内 容 : 自社ブランドマンション「レーベン」「ネベル」シリーズ及び、
・
一戸建新築分譲住宅の企画・開発・並びに販売、
発電事業、ホテル事業、建替・再開発事業、海外での不動産販売事業 他
資 本 金 : 4,819 百万円
U R L : https://www.leben.co.jp/
【発電事業に関するお問い合わせ先】 【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社タカラレーベン 株式会社タカラレーベン
エネルギー事業部 再エネ開発部 経営企画本部 経営企画統括部
開発課 担当:朝倉 経営企画部 広報課 担当:金野尾
Tel:03-6551-2155 Tel:03-6551-2130
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