羽田空港国内貨物ターミナル地区 太陽光発電設備の導入

おかげさまで 50 周年

2020 年 11 月 30 日
空港施設株式会社



羽田空港国内貨物ターミナル地区 太陽光発電設備の導入
~国内空港への投資で初めてのグリーンボンド発行~


当社は、国内航空貨物ターミナル地区においてメガワット級の自家消費型太陽光発電設
備(以下、太陽光発電設備)を導入いたします。
また 2020 年 11 月 30 日付にて、第 3 回無担保社債(私募債、グリーンボンド)を発行
しました。この資金は当該太陽光発電設備の設置資金に充当されます。


1.太陽光発電システム導入経緯
当社は東京国際空港(羽田空港)において、航空貨物ターミナル施設の賃貸管理を行っ
ております。羽田空港は日本各地を空路で結ぶ物流の一大拠点であり、24 時間運用されて
いることから、昼夜を問わず様々な設備(大型冷蔵庫、自動仕分け装置等)が稼働をして
おります。そこで当社は、貨物施設の屋根を活用して太陽光発電を行うことで、地区内に
クリーンなエネルギーの導入を図ることと致しました。




【W-1 棟】 【E-4 棟】


2.設置設備概要
東京国際空港航空貨物ターミナル施設 W-1 棟、E-4 棟
設置施設
(各建屋で発電した電気を地区内で利用)
用途 自家消費用太陽光発電設備
太陽光パネル敷設面積 6,396 ㎡
年間発電量 約 1,195 千 kwh(約 270 世帯分)
CO2 削減量※ 578t/年
西側貨物地区 10 月 31 日
運用開始日
東側貨物地区 12 月初旬(予定)
※ CO2 削減量=0.489〔CO2/kWh〕換算(東京都環境確保条例による定期報告書に基づく換算係数)
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3.社債発行について
太陽光発電設備設置資金の一部を調達する際に、国内空港への投資として初の試みとな
るグリーンボンドの制度を活用した私募債を発行致しました。これは資金調達の多様化の
みならず、当社が掲げている「持続可能な社会の実現」を意識した取り組みの一環です。


4.グリーンボンドについて
グリーンボンドとは、企業等がグリーンプロジェクト(環境問題の解決に貢献する事
業)に要する資金を調達するために発行する債券です。本件に関しては株式会社日本格付
研究所よりグリーンボンド最高評価である Green1 を付与されました。




5.当社の太陽光発電事業に対する取り組み
当社は土地の有効活用策として太陽光発電を開始し、その後空港内施設への設置や、東
京 23 区内最大規模の設備を設置するなど、様々な形での太陽光発電事業に取り組んでお
ります。当社は今後も持続可能な社会の実現に向けて、積極的な再生可能エネルギーの活
用に取り組んで参ります。
竣工 施設名称 設置場所 年間発電量※
2013 年 本三里塚ソーラー発電所 千葉県成田市 約 800 千 kWh(230 世帯分)
鹿児島空港
2014 年 鹿児島空港 約 300 千 kWh(90 世帯分)
第一・第二格納庫及び倉庫
2016 年 岐阜瑞浪ソーラー発電所 岐阜県瑞浪市 約 1,600 千 kWh(430 世帯分)
TRC 物流ビル B 棟屋根
2018 年 大田区平和島 約 2,500 千 kWh(620 世帯分)
ソーラー発電所
2020 年
羽田空港国内貨物ターミナル 羽田空港 約 1,195 千 kWh 270 世帯分)

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※世帯当たり年間電気消費量 4,397kwh 換算(環境省:家庭部門の CO2 排出実態統計調査(家庭 CO2 統計)のご紹介)
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6.本件に関するお問い合わせ先
空港施設株式会社広報室
電話:03-3747-0251 (9:00~17:00) ※土日祝日を除く
以上

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