「ダイビル本館・中之島 四季の丘」 第34回 「大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)」“大阪市長賞” を受賞

News Release

2014 年 12 月 9 日
各 位
ダイビル株式会社


「ダイビル本館・中之島 四季の丘」
第34回 「大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)

“大阪市長賞”を受賞

このたび、
「ダイビル本館・中之島 四季の丘」が第 34 回「大阪都市景観建築賞」
(主催:大
阪府・大阪市・大阪府建築士会・大阪府建築士事務所協会・日本建築家協会近畿支部・日本建
築協会)におきまして、
”大阪市長賞”を受賞しました。
「中之島 四季の丘」はダイビル株式会社と関電不動産株式会社が共同で整備したものです。

「大阪都市景観建築賞」 美しく個性と風格のあるまちの景観づくりを進めていくために、
は、
周辺環境の向上に資し、かつ景観上優れた「建物」や「まちなみ」を表彰するものです。
審査・選考した大阪都市景観建築賞運営委員会のコメントは以下のとおりです。

大大阪の時代を象徴する近代建築・ダイビル本館(1925 年竣工・渡辺節)が、中之島の新
しいランドマークとして建替えられた。低層部北面と西面は当初材料を再利用して復原的に再
現。高層部を軽快なガラスのカーテンウォールとすることで、旧ダイビル本館の記憶を継承し
つつ現代的なスカイラインを描く。周辺敷地との関係性を重視して計画された足元では、壁面
のセットバックによって生み出されたオープンスペースが賑わいを誘引するとともに、敷地西
側に設けられた丘状の緑地・中之島四季の丘が豊かな緑をまちに提供している。

ダイビルは今後も、環境負荷の低減に配慮した開発に取組み、都市と自然が調和した環境と
の共生ができる優しいまちづくりに努めてまいります。

■ダイビル本館 建築概要
所 在 地:大阪市北区中之島 3 丁目 6 番 32 号
用 途:事務所・店舗・駐車場
規 模:地上 22 階・地下 2 階・塔屋 2 階
構 造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、
鉄筋コンクリート造)
延床面積:48,198 ㎡(14,580 坪)
最高高さ:108m
設計監理:㈱日建設計
施 工:㈱大林組
竣 工:2013 年 2 月末
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堂島川からダイビル本館を望む 中之島四季の丘


■「ダイビル本館」の特色
ダイビル本館の低層部は、1925 年(大正 14 年)から広く親しまれてきた中
之島のシンボル・旧ダイビル本館の意匠を復元したものです。 往年の名建築
を次代に継承するために、 煉瓦・石材などの材料については可能な限り再利
用を図りました。
煉瓦は旧ビル解体時に手作業で取り外し、 当ビルの外装材として北面・西面
の 95%以上に再利用しました。また、中央玄関上の大国貞蔵作「鷲と少女
の像」 を始めとした石彫刻や石柱の多くも旧ビル解体時に一点一点取り外し
たものを再利用しています。
建物内部についても、 旧ビルエントランスホールのデザインを取り込み、 床
タイル・郵便ポスト・手摺を再利用することで、イメージの再現を図ってい
ます。
■「中之島 四季の丘」の特色
(1) 四季折々の自然を感じられるよう、「中之島 四季の丘」にはウメ・サクラ・
ヤマボウシ・モミジなど多様な樹木や地被類を植えています。
地盤を丘陵状とし、樹木の足元を地被類で覆うことで、 緑地として一体感の
ある計画としました。
(2) また、丘には煉瓦敷きの遊歩道を設けており、 頂上部まで散策することも可
能です。丘の頂上部は、「ダイビル本館」
「関電ビルディング」へ繋がるデッ
キおよび堂島川の遊歩道へ繋がる歩行者用ブリッジに接続しており、 将来は
大阪市による近代美術館の整備が計画されている中之島 4 丁目とも歩行者
用ブリッジで繋がる予定です。これにより、中之島地域の回遊性が増すとと
もに、歩車分離が図られ、歩行者の安全性の向上にも寄与します。
以 上
【お問合せ先】ダイビル株式会社 広報室 (担当:鈴木) TEL:06-7506-9516

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