フォーティテュード社における米国変額年金のクローズドブック取得について

2021 年9月 16 日
各 位
株式会社T&Dホールディングス
代表取締役社長 上原 弘久
(コード番号:8795 東証第一部)
T&Dユナイテッドキャピタル株式会社


フォーティテュード社に おける米国変額年金のクローズドブック取得に ついて


株式会社T&Dホールディングスの子会社であるT&Dユナイテッドキャピタル株式会社(社長
磯部 友康)は、関連会社である米国再保険持株会社 Fortitude Group Holdings, LLC(以下「フォ
ーティテュード社」
)が、米国保険グループ Prudential Financial, Inc.(以下「プルデンシャル
社」)との間で、同社子会社である Prudential Annuities Life Assurance Corporation(以下「PA
LAC 社」)の全株式を取得(以下「本件取引」)することにつき合意しましたので、お知らせいたし
ます。

本件取引については、2021 年9月 15 日午前8時 45 分(米国東部時間)
、プルデンシャル社・フォ
ーティテュード社が共同でプレスリリース(英文)を発表しています。詳細につきましてはそちら
(https://www.businesswire.com/news/home/20210915005661/en/)をご覧ください。

本件取引にかかる取引金額は 15 億ドル(約 1,645 億円)であり、クロージング時の一定の調整
が行われます。

本件取引に伴う当社連結業績への影響が生じることが判明した場合、速やかに公表します。

今後もT&D保険グループは、事業ポートフォリオの多様化を通じた持続的成長の実現を目指し、
フォーティテュード社の成長をサポートしてまいります。

以 上



【お問合せ先】
株式会社T&Dホールディングス 広報課 井本・山本 TEL 03-3272-6115
【別紙】

○フォーティテュード社の概要

名 称  Fortitude Group Holdings, LLC


設 立  2018 年


本 社 所 在 地  米国 ニュージャージー州


代 表 者  James Bracken, CEO


主 要 事 業  再保険事業

2019 年 12 月末 2020 年 12 月末
純 資 産
米国会計基準純資産 5,856 百万ドル 6,901 百万ドル
2019 年 12 月期 2020 年 12 月期
純 利 益
米国会計基準純利益 3,642 百万ドル 864 百万ドル
 T&D ユナイテッドキャピタル株式会社: 25.0%
主 要 株 主  Carlyle FRL, L.P.: 71.5%
 American International Group, Inc.: 3.5%
【参考】



本稿は、本ニュースリリースに先立ち、2021 年 9 月 15 日午前 8 時 45 分(米国東部時間)にフォーテ
ィテュード社がプルデンシャル社と連名で発表した英文プレスリリース(原文)について、株式会社T
&Dホールディングスが作成した参考訳です。本稿と原文との間で解釈に相違が生じた際には、フォー
ティテュード社およびプルデンシャル社が連名で発表した原文が優先します。


Prudential Financial は 310 億ドルのレガシー変額年金の PALAC ブロックを Fortitude Re に売却

• Prudential の年金ブロックの 17%相当のリスク削減にあたる本取引により、伝統的な最低保証
付き変額年金エクスポージャーおよび資本市場に対する感応度を削減し、transformation
strategy を推進

• 個人向けリタイアメント市場および FlexGuard 含む protected outcome solutions の自律的成長
に対する Prudential のコミットメントを確認

• 幅広い長期の保険負債に対して包括的なソリューションを提供することにおける Fortitude Re の
リーダーシップを裏付け

2021 年 9 月 15 日 8:45 AM 米国東部時間
ニュー アーク & ジャージー シティ、ニュージャー ジー州 --(BUSINESS WIRE)-- Prudential
Financial, Inc.(「Prudential」(NYSE:PRU)およびバミューダ最大のマルチライン再保険会社

の親会社である Fortitude Group Holdings, LLC(「Fortitude Re」
)は、本日、Prudential が保有
するレガシー変額年金ブロックの一部を Fortitude Re に 22 億ドルの total transaction value※
で売却する旨の最終契約を締結したと発表しました。

本契約に基づき、Prudential は、同社子会社の 1 社である Prudential Annuities Life Assurance
Corporation (PALAC)を、PALAC の保有する年金契約を含め、Fortitude Re に売却し、クロージ
ング時の一定の調整を条件とする全額現金での購入価格 15 億ドルに加え、Prudential への資本リ
リースおよび想定される税務メリットを獲得します。

本 PALAC ブロックは、主に 2011 年より前にニューヨーク州以外で引受された最低保証付の伝統的
な変額年金で構成され、2021 年 6 月 30 日時点のアカウントバリューにして約 310 億ドルまたは
Prudential の保有する個人年金全体の 17%に相当します。PALAC は、資本効率の向上や戦略的優先
事項への対応を進める大手保険会社に向けてテーラーメイドのソリューションを提供する、
Fortitude Re のマーケット随一の能力を補完するものです。

Prudential は、顧客に一貫した経験を提供するために、本取引後も PALAC ブロックのすべての契約
の管理を継続します。Prudential は、本取引に起因する従業員数への直接的な影響は想定していま
せん。

Prudential の Chairman and CEO で あ る Charles Lowrey は 、 次 の よ う に 述 べ て い ま す 。
「Fortitude Re と合意に達したことは、Prudential がより高い成長、市場感応度の更なる抑制、
より機動的な企業を実現するためのひとつの重要なマイルストーンとなるものであり、嬉しく思い
ます。本取引は、適切な専門性および強固な財務基盤とのパートナーシップが、如何に顧客や投資
家に利益をもたらし、また同時に新たな当社のビジネス機会を追求できるかを強く示しています。 」

Fortitude Re の Chief Executive Officer である James Bracken は、次のように述べています。
「この取引は、Fortitude Re にとって重要な前進であり、クライアントに対する包括的で価値向上
に資するソリューションを提供できる我々の専門性を示すものです。当社の強固で分散されたバラ
ンスシート、実証済みのリスク管理能力、および Carlyle の有する asset origination 能力の活用
は、複雑かつ長期にわたる保険負債を責任を持って管理することを可能とするための重要な差別化
要素です。私は、本買収がもたらす Prudential とのパートナーシップおよび戦略的機会について
多いに期待しています。


Prudential は、Fortitude Re との再保険協約を通じて、すべての FlexGuard 関連の年金契約およ
び PALAC が近年引受した定額年金、指数連動型定額年金に関する権益を引き続き保持し、また、当
局承認を条件として、それらの FlexGuard やその他商品の近年の PALAC 顧客に対して引受保険会社
を他の Prudential 子会社に変更する選択肢を提示する用意があり、該当する顧客には詳細情報が
提供されます。Prudential は他の子会社を通じて、新規の FlexGuard やその他の protected
outcome solutions を引き続き提供します。

Prudential の Executive Vice President and Head of U.S. Businesses の Andy Sullivan は、次
のように述べています。 「Prudential の米国における個人向けの年金事業は、当社の事業構成およ
び自律的成長戦略の重要な要素であり続けます。今後当社は、記録的な成功を収め続けている
FlexGuard のような新たな投資戦略を提供するのにより良い位置に立ち、より多くの米国民が将来
の経済的豊かさを確保できるように次世代の protected income solutions の開発に注力していき
ます。 」

本取引は、規制当局の承認やその他クロージング条件充足を条件に、2022 年上半期中に完了を予定
しています。

本取引の完了に伴い、Prudential は約 290 百万ドルの pre-tax annual adjusted operating income
の減少を見込んでいます。本取引により得られる資金は、通常の企業活動目的に使用される予定で
す。

Debevoise & Plimpton LLP は、Fortitude Re のリーガル・アドバイザーを務めました。 Sidley
Austin LLP は Prudential のリーガル・アドバイザーを務め、Goldman Sachs & Co. LLC は単独ファ
イナンシャル・アドバイザーを務めました。

※ total transaction value には、PALAC の購入価格に加えて、Prudential への資本リリースおよ
び想定される税務メリットが含まれます。

Prudential Financial, Inc.について
Prudential Financial, Inc.(NYSE:PRU)は、グローバルな金融サービスリーダー、また 2021 年
6 月 30 日時点で 1.5 兆ドルを超える運用資産額を有する主要なアクティブグローバル投資マネージ
ャーであり、米国、アジア、ヨーロッパおよびラテンアメリカで事業展開しています。
Prudential の多様で有能な従業員は、経済的機会を提供することにより、より多くの人々の生活が
向上する手助けをしています。Prudential の象徴的な「岩」のシンボルは、1 世紀以上にわたって、
強靭さ、安定性、専門性、革新性を表しています。詳細については、次の Web サイトをご覧くださ
い。
https://news.prudential.com/

Fortitude Re について
Fortitude Re は、バミューダ最大のマルチライン生損兼営再保険会社であり、独自の競争優位性と
専門性によりレガシー生保・年金および損保事業者向けのオーダーメード型取引ソリューションを
提供しています。
Fortitude Re は、The Carlyle Group と T&D 保険グループが率いる洗練された投資家グループによ
り設立された独立系会社です。Fortitude Re は、2021 年 6 月 30 日時点で、約 450 億ドルの投資資
産を保有しています。詳細については、次の Web サイト等をご覧ください。
www.fortitude-re.com. Follow Fortitude Re on LinkedIn.
Prudential の将来の見通しに関する記載及び GAAP ではない指針について(ディスクレーマー)
本資料に含まれる記述の内、想定されている本件取引のクロージング及びその代金の受領や使用、
Prudential が提供する商品に関する戦略、その事業の成長見通し及び市場感応度、本件取引が
Prudential の人員数に与えると予測される影響、本件取引に起因する Prudential への税務上の利
益や、本件取引により予測される税引前調整後営業利益の減少等を含むいくつかの記述は U.S.
Private Securities Litigation Reform Act of 1995 が意味するところの将来の見通しに関する記
載に当たります。 「予測される」 「思われる」 「想定されている」 「含む」「企図する」「仮定する」
「見込む」 「計画する」 「意図する」 「すべきである」 「する」もしくはそれらに類する文言は将来の
見通しに関する記載の一部です。将来の見通しに関する記載は、Prudential の将来的な進展及びそ
れらが Prudential Financial, Inc.及びその子会社に及ぼしうる潜在的な影響に関するマネジメン
トの現時点での理解に基づいています。Prudential Financial, Inc.及びその子会社に影響を及ぼ
しうる将来的な進展がマネジメントの想定するものである保証はしかねます。かかる将来的な見通
しに関する記載は将来的な実績を保証するものではなく、リスクや不確定要素を含みます。また、
実際の成果を、場合によっては実質的に、かかる将来の見通しに関する記載に反映された予想事項
から変化させうる重要要素もございます。かかる重要要素は Prudential の Form 10-K に含まれる
年次報告書の「リスク・ファクター」及び「将来の見通しに関する記載」の項目に記載されていま
す。また、Prudential は本資料に含まれる将来の見通しに関する記載を更新する義務を負いません。

当プレスリリースは調整後営業利益(adjusted operating income)に関する記述を含みます。調
整後営業利益とは、Prudential が部門別実績を評価し、リソースを配分する為の指針です。将来的
に実施される投資の利益・損失や資産・負債価値の変動などは、それらのタイミングや潜在的な重
要性が不明であるため、信頼できる方法で数値化することが、合理的な努力をもってしてもそもそ
も困難であることから、調整後営業利益と並ぶ GAAP 指針である継続事業の損益の予想を提供する
ことは出来ません。調整後営業利益に関する、より詳しい情報は Prudential の Form 10-K に含ま
れる年次報告書の「経営状況及び運営成果に関するマネジメントのディスカッション及び分析」の
項目に記載されています。

当プレスリリースは、保険ポリシーや契約の変更もしくは切替を提供するものではありません。

年金保険は、本社をニュージャージー州ニューアークに置く Pruco Life Insurance Company 及び
ニューヨーク州以外では本社をコネチカット州シェルトンに置く Prudential Annuities Life
Assurance Corporation が発行しています。変額年金保険はコネチカット州シェルトンにある
Prudential Annuities Distributors, Inc.が販売しております。いずれも Prudential Financial
の 関 連 会 社 で あ り 、 それ ぞ れ の 経 営 状 況 及 び契 約 義 務 に 対 し 個 別 に責 任 を 負 う も の で す 。
Prudential Annuities は Prudential Financial, Inc.の事業です。FlexGuard に関する追加情報は
こちらをクリックください。

以上

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