「未来創生3号ファンド」エッジAIプロセッサ開発のArchiTek株式会社への投資実行

2022 年 6 月 20 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証プライム市場)

「未来創生3号ファンド」
エッジ AI プロセッサ開発の ArchiTek 株式会社への投資実行
―エッジコンピューティングでヒトの五感を拡張し社会問題を解決―


スパークス・グループ株式会社(以下、スパークスと表記)は、2021 年 10 月に設立された「未来創生 3 号ファン
ド」が、ArchiTek 株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:高田周一。以下、ArchiTek 社と表記)
への投資(金額は非開示)を実行しましたので、お知らせいたします。、ArchiTek 社は今回の調達資金を活用し、
独自に考案したアーキテクチャ「aIPE」により、エッジデバイス側での AI 処理と画像・音声処理をワンチップで実現する
エッジ AI プロセッサ「AiOnIc®」の量産開発を進める計画です。


■投資先企業の概要
ArchiTek 社は、元 Panasonic のエンジニアであった高田氏が 2011 年に設立し、アーキテクチャやアルゴリズムの
開発およびそれらを FPGA/LSI/ソフトウェアへ実装する研究開発ベンチャーです。
2018 年には「未来創生ファンド」(1 号)などから 5 億円の資金を調達、豊田自動織機とソシオネクストと共同で
NEDO の「進化型・低消費電力 AI エッジ LSI の研究開発」プロジェクトに採択され、「aIPE」のアーキテクチャを活用
して成功裏にチップ開発を完成させました。
また、2020 年には「未来創生 2 号ファンド」などから約 5 億円の資金を調達、「aIPE」を搭載したチップ「AiOnIc」
のサンプル開発を単独で行い、大手企業の評価を得ることが出来ました。
今回の資金調達により、今年末から来年に向けて、商用「AiOnIc」の量産を計画しており、いよいよ社会実装に向
けた活動を行うことを展望しております。低コスト・低消費電力・ハイパフォーマンス・柔軟性の 4 つの条件を同時に、ワン
チップで実現することで、安全、安心な社会、より便利な社会への貢献を目指します。


■「未来創生(1号)ファンド」、「未来創生 2 号ファンド」および「未来創生 3 号ファンド」の概要
未来創生(1号)ファンドはスパークスを運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた
3 社による総額約 135 億円の出資により、2015 年 11 月より運用を開始しました。最終的には、上記 3 社を加え
た計 20 社からの出資を受けました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置
づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の
約 50 社に投資しました。2018 年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素材」を投資
対象とした未来創生2号ファンドの運用を開始しました。そして、2021 年 10 月から未来創生 2 号ファンドの 5 分野
に加えて、「カーボンニュートラル」を投資対象とし、スパークスの子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社
をファンド運営者とした未来創生 3 号ファンドの運用を開始しました。2022 年 5 月末時点の運用資産残高は、1 号、
2 号および 3 号をあわせて、1,501 億円となっています。
未来創生ファンドの投資実績:https://mirai.sparx.co.jp/investment/
■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com

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