当社子会社における調査結果レポートの発表について

2015 年 2 月 19 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 阿部 修平
(東証JASDAQ スタンダード:8739)


当社子会社における調査結果レポートの発表について
日本経済と株式投資に関する意識調査を実施


本日、当社子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社(代表取締役社長 阿部 修平)は、標
記に関する下記のプレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。



■ 株式投資についての意識や日本経済・社会に対する意識を明らかにするため、2015年1月23日~1月27
日の5日間、全国の20歳~79歳の男女を対象に、「日本経済と株式投資に関する意識調査」をインター
ネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました(調査協力会社:ネットエイジア株式会
社)。

■ 掲載URL:http://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ150219.pdf



■ 添付資料
日本経済と株式投資に関する意識調査(スパークス・アセット・マネジメント株式会社 調べ)




■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 経営管理部
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
2015年2月19日
各位



日本経済と株式投資に関する意識調査


20 代女性の 44%が“株式投資は魅力的だ”と感じる実態が明らかに!
“2%インフレ”達成なら、投資先は「株しかない」 3 割で最多!
これからの 10 年、日本経済を牽引すると思う産業は? 1 位「ロボット」

スパークス・アセット・マネジメント株式会社(http://www.sparx.co.jp/)(東京都品川区。代表取締役社長 阿部
修平)は、株式投資についての意識や日本経済・社会に対する意識を明らかにするため、2015年1月23日~1月27
日の5日間、全国の20歳~79歳の男女を対象に、「日本経済と株式投資に関する意識調査」をインターネットリサー
チにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

▼ 個人金融資産の実態 ・・・・・・・・P.2-5
 「日本株に投資している」6人に1人、50代男性では3人に1人
 自分磨きを怠らない“自己投資積極タイプ”は株式投資にも積極的!
 イマドキ女子は投資家予備軍? 20代女性の44%が“株式投資は魅力的だ”と感じる実態が明らかに!
 NISA(ニーサ)を「利用したいと思う」20代で4割、今後の利用意向が高いのはシニア層より若年層


▼ 日本経済・日本社会の今後の予測 ・・・・・・・・P.6-10
 五輪イヤー2020年の日本の景気、物価、賃金、失業率はどうなっていると思う?
5年後の物価上昇を8割が予測、日経平均株価上昇を約半数が予測
 株式投資家の4人に3人が5年後の日経平均株価上昇を予測
 「5年後、待機児童問題は解決している・解決に向かっている」と予測 4人に1人
 「5年後、国の借金問題は解決している・解決に向かっている」と予測 僅か5%
 “2%インフレ”達成なら、投資先は「株しかない」 3割で最多!
 “2%インフレ”達成なら5年後の日経平均株価は? 予測の平均は20,476円、25,000円以上も約1割に


▼ 長期投資したいと思う企業ランキング ・・・・・・・・P.11-13
 投資判断する上で重視する企業の価値は? 1 位は「経営者にビジョン構築力がある」
 SNS による絆づくりに積極的な層は、投資判断で「経営者の人間性・能力」により注目する傾向
 長期投資したいと思う企業ランキング トップはダントツで「トヨタ自動車」
 これからの 10 年、日本経済を牽引すると思う産業は?
1 位「ロボット」、2 位「通信・IT」。20 代の 4 割以上が「アニメ・音楽・ゲーム」と予測!



◆◆報道関係の皆様へ◆◆
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「スパークス・アセット・マネジメント調べ」と付記のうえ、
ご使用いただきますようお願い申し上げます。



-1-
▼個人金融資産の実態
◆「日本株に投資している」6 人に 1 人、50 代男性では 3 人に 1 人

全国の 20 歳~79 歳の男女 1,000 名(全回答者)に、現在、投資しているものを聞いたところ、「日本株式」16.6%、
「投資信託(「REIT」以外)」9.1%、「金(ゴールド)・プラチナ」4.3%となりました。 [図 1]
「日本株式」に投資している人の割合を年代別にみると、20 代 8.2%、30 代 13.4%、40 代 15.5%、50 代 19.3%、
60 代・70 代 21.6%と世代が上がるにつれ高くなりました。性年代別にみると、「日本株式」に投資している人の割合が
最も高かったのは 50 代男性で、33.1%と 3 人に 1 人の割合でした。 [図 2][図 3]




[図 1]

◆現在、投資しているもの(金融資産) [複数回答形式]
100%
全体【n=1000】
76.0
80%


60%


40%

16.6
20% 9.1
1.9 2.3 2.5 4.3 1.1
0%
日本株式 外国株式 公社債 投資信託 REIT 金(ゴールド) その他 投資している
(「REIT」以外) ・プラチナ ものはない




[図 2] [図 3]

◆現在、投資しているもの(金融資産) [複数回答形式] ◆現在、投資しているもの(金融資産) [複数回答形式]
_年代別 _性年代別
日本株式 日本株式
※抜粋した項目を表示 ※抜粋した項目を表示
0% 20% 40% 0% 20% 40%

全体【n=1000】 16.6
全体【n=1000】 16.6
20代男性【n=66】 9.1

30代男性【n=81】 22.2
20代【n=134】 8.2
40代男性【n=99】 23.2

30代【n=164】 13.4 50代男性【n=130】 33.1

年 60・70代男性【n=124】 29.0

代 40代【n=207】 15.5 代 20代女性【n=68】 7.4

別 別 30代女性【n=83】 4.8
50代【n=264】 19.3
40代女性【n=108】 8.3

50代女性【n=134】 6.0
60・70代【n=231】 21.6
60・70代女性【n=107】 13.1




-2-
◆自分磨きを怠らない“自己投資積極タイプ”は株式投資にも積極的!

それでは、どのようなタイプの人が株式投資を行っているのでしょうか。
タイプ別に株式投資を行っている人の割合(日本株式と外国株式のどちらか、または両方に投資している人の割合)
を比較すると、高かったのは“自己投資積極タイプ”で 34.7%でした。自分への投資に積極的な人は、株式への投資に
も積極的なようです。
次いで高かったのは、“出会い・恋愛積極タイプ”21.3%、“ネットでの情報収集積極タイプ”19.9%でした。 [図 4]




[図 4]

◆現在、「株式」に投資をしている人の割合
_タイプ別 0% 20% 40%

全体【n=1000】 17.1

自己投資積極タイプ【n=285】 34.7
自己投資
積極度合い
非自己投資積極タイプ【n=715】 10.1

出会い・恋愛積極タイプ【n=338】 21.3
出会い・恋愛
積極度合い
非出会い・恋愛積極タイプ【n=662】 15.0

ネットでの情報収集積極タイプ【n=677】 19.9
ネットでの情報収集
積極度合い
非ネットでの情報収集積極タイプ【n=323】 11.1

SNSによる絆づくり積極タイプ【n=168】 19.6
SNSによる絆づくり
積極度合い
非SNSによる絆づくり積極タイプ【n=832】 16.6

社会貢献積極タイプ【n=273】 18.7
社会貢献
積極度合い
非社会貢献積極タイプ【n=727】 16.5

人生は自分の力でタイプ【n=683】 18.6
他力本願
度合い
非人生は自分の力でタイプ【n=317】 13.9




-3-
◆イマドキ女子は投資家予備軍? 20 代女性の 44%が“株式投資は魅力的だ”と感じる実態が明らかに!

次に、全回答者(1,000 名)に、株式投資に対する気持ち・考えを聞いたところ、【株式投資は魅力的だ】との意見
に同意を示したのは 32.8%と 3 人に 1 人の割合となりました。
年代別に同意を示した人の割合をみると、日本株式に投資している人の割合とは逆の傾向がみられ、若い世代ほ
ど高く、20 代では 45.5%と半数近くとなり、30 代 34.8%、40 代 30.9%、50 代 31.4%、60 代・70 代 27.3%となり
ました。性年代別に同意率をみると、20 代男性は 47.0%、20 代女性は 44.1%と 20 代では男女とも 4 割台でしたが、
30 代以上では男性に比べ女性は低くなり(30 代 男性 42.0%、女性 27.7%/40 代 男性 36.4%、女性 25.9%/50
代 男性 39.2%、女性 23.9%/60 代・70 代 男性 34.7%、女性 18.7%)、20 代女性の同意率の高さが際立ちま
した。 [図 5][図 6]
また、【株式投資は一部の金持ちがやるものだ】との意見に同意を示した人の割合をみると、58.2%と約 6 割となりま
した。これを株式投資状況別にみると、株式投資をしている人では同意率は 28.7%と 3 割以下となった一方、株式投
資をしていない人では同意率は 64.3%となり、実際に株式投資をしている人としていない人とでは、その意見は大きく
異なるようです。 [図 7]

[図 5] [図 6]
◆株式投資に対する気持ち・考え [単一回答形式] ◆株式投資に対する気持ち・考え [単一回答形式]
_年代別 _性年代別
株式投資は魅力的だ 株式投資は魅力的だ
※同意率を表示 ※同意率を表示
0% 20% 40% 60% 0% 20% 40% 60%

全体【n=1000】 32.8
全体【n=1000】 32.8
20代男性【n=66】 47.0

30代男性【n=81】 42.0
20代【n=134】 45.5
40代男性【n=99】 36.4

30代【n=164】 34.8 50代男性【n=130】 39.2

年 60・70代男性【n=124】 34.7

代 40代【n=207】 30.9 代 20代女性【n=68】 44.1

別 別 30代女性【n=83】 27.7
50代【n=264】 31.4
40代女性【n=108】 25.9

50代女性【n=134】 23.9
60・70代【n=231】 27.3
60・70代女性【n=107】 18.7



[図 7]
◆株式投資に対する気持ち・考え [単一回答形式]
_株式投資状況別
株式投資は
※同意率を表示 一部の金持ちがやるものだ
0% 20% 40% 60% 80%



全体【n=1000】 58.2




株式に
投資している人 28.7

式 【n=171】




別 株式に
投資していない人 64.3
【n=829】




-4-
◆NISA(ニーサ)を「利用したいと思う」20 代で 4 割、今後の利用意向が高いのはシニア層より若年層

3 人に 1 人(32.8%)が株式投資に魅力を感じていることがわかりましたが、個人の資産づくり促進と、経済の活性化
を目的として昨年創設された、NISA(ニーサ)という制度については、どのように考えているのでしょうか。
全回答者(1,000 名)に、NISA の利用状況・利用意向を聞いたところ、「現在、利用している」8.1%、「(現在は利
用していないが)利用したいと思う」30.7%、「利用したいと思わない」61.2%という結果となりました。
年代別にみると、「現在、利用している」割合は、20 代 2.2%、30 代 6.7%、40 代 8.2%、50 代 8.3%、60 代・70
代 12.1%とシニア世代の方が高くなり、「(現在は利用していないが)利用したいと思う」割合は、20 代 40.3%、30 代
31.7%、40 代 32.4%、50 代 31.8%、60 代・70 代 21.6%と若い世代のほうが高くなりました。 [図 8]

また、来年 2016 年からは、子ども向け NISA が創設される見込みで、未成年者が NISA 口座を開設できるように
なるほか、親や祖父母が未成年の子ども名義で NISA を使った投資が可能になります。
そこで、子ども向け NISA の対象となる子ども・孫がいる 471 名に、子ども向け NISA を利用したいと思うか聞いたと
ころ、「利用したいと思う」16.8%、「利用したいと思わない」83.2%という結果となりました。
現在の株式投資状況別にみると、株式投資をしていない人が「利用したいと思う」割合は 14.4%と低い結果であっ
たのに対して、株式投資をしている人が「利用したいと思う」割合は 27.0%と 4 人に 1 人以上の割合となりました。 [図
9]

[図 8]
◆今後、NISA(ニーサ)を利用したいと思うか [単一回答形式]
0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体【n=1000】 8.1 30.7 61.2


20代【n=134】 2.2 40.3 57.5


30代【n=164】 6.7 31.7 61.6


代 40代【n=207】 8.2 32.4 59.4


50代【n=264】 8.3 31.8 59.8


60・70代【n=231】 12.1 21.6 66.2

現在、利用している
(現在は利用していないが)利用したいと思う
利用したいと思わない
[図 9]
◆子ども向けNISAを利用したいと思うか [単一回答形式]
対象:子どもNISAの対象となる子ども・孫がいる人
0% 20% 40% 60% 80% 100%


全体【n=471】 16.8 83.2




株 株式に投資している人
27.0 73.0
式 【n=89】



況 株式に投資していない人
別 14.4 85.6
【n=382】


利用したいと思う 利用したいと思わない




-5-
▼日本経済・日本社会の今後の予測
今年 2015 年 1 月と比較し、東京五輪が開催される 2020 年 1 月(5 年後)は、日本経済・社会がどのように変化
しているかについて予測してもらいました。

◆五輪イヤー2020 年の日本の景気、物価、賃金、失業率はどうなっていると思う?
5 年後の物価上昇を 8 割が予測、日経平均株価上昇を約半数が予測

まず、全回答者(1,000 名)に、日本経済について聞いたところ、「物価」が上昇する(「大きく上昇」と「やや上昇」の
合計)と予測した人は 80.6%となり、「景気」の上昇は 49.7%、「賃金」の上昇は 30.2%が予測しました。また、「失業
率」が下降する(「大きく下降」と「やや下降」の合計)と予測したのは 30.9%でした。
次に、株価に関しては、「日経平均株価」は上昇すると予測した人は 49.8%と約半数となりました。また、「個人投
資家の数」の上昇を予測した人は 37.6%と 3 人に 1 人以上の割合となりました。 [図 10]




[図 10]

◆2015年1月と比較し、東京五輪が開催される2020年1月(5年後)は、
日本経済はどのように変化していると思うか [各単一回答形式] 上昇 下降
(計) (計)
全体【n=1000】 (「大きく」 (「大きく」
と「やや」 と「やや」
0% 20% 40% 60% 80% 100% の合計) の合計)


2.2
物価 23.0 57.6 16.3 0.9 80.6 3.1


景気 5.1 44.6 33.6 12.6 4.1 49.7 16.7


賃金 1.5 28.7 54.2 12.2 3.4 30.2 15.6


失業率 4.1 20.7 44.3 27.6 3.3 24.8 30.9


日経平均株価 6.9 42.9 35.2 12.2 2.8 49.8 15.0


7.3
個人投資家の数 4.3 33.3 52.1 3.0 37.6 10.3


大きく上昇 やや上昇 変わらない やや下降 大きく下降




-6-
◆株式投資家の 4 人に 3 人が 5 年後の日経平均株価上昇を予測

では、現在、株式投資をしている人(171 名)に限ってみると、どのような予測となっているのでしょうか。
「景気」や「賃金」の上昇を予測した人は全体に比べ 10 ポイント以上高く、「景気」の上昇は 67.2%(全体比+17.5
ポイント)、「賃金」の上昇は 43.9%(全体比+13.7 ポイント)が予測しました。そして、「日経平均株価」についてみると、
74.3%と 4 人に 3 人が上昇を予測する結果となりました。また、「個人投資家の数」の上昇を予測した人も 50.9%と半
数となり、全体に比べ高くなりました。
株式投資をしている人は、五輪イヤーの 2020 年の日本経済を、全体よりもポジティブにとらえている傾向にあるよう
です。 [図 11]




[図 11]

◆2015年1月と比較し、東京五輪が開催される2020年1月(5年後)は、
日本経済はどのように変化していると思うか [各単一回答形式] 上昇 下降
(計) (計)
株式に投資している人【n=171】 (「大きく」 (「大きく」
と「やや」 と「やや」
0% 20% 40% 60% 80% 100% の合計) の合計)



物価 20.5 65.5 11.7 1.2
1.2 86.0 2.4


景気 6.4 60.8 22.2 8.2 67.2 10.5
2.3


賃金 1.2 42.7 43.9 10.5 43.9 12.3
1.8


失業率 2.9 21.1 43.9 29.2 2.9 24.0 32.1


日経平均株価 11.1 63.2 17.0 7.6 74.3 8.8
1.2


5.3
個人投資家の数 4.1 46.8 42.1 1.8 50.9 7.1


大きく上昇 やや上昇 変わらない やや下降 大きく下降




-7-
◆「5 年後、待機児童問題は解決している・解決に向かっている」と予測 4 人に 1 人
◆「5 年後、国の借金問題は解決している・解決に向かっている」と予測 僅か 5%

次に、全回答者(1,000 名)に、日本社会について聞いたところ、「待機児童問題」が解決している・解決に向かって
いると予測した人は 24.7%、「ブラック企業問題」が解決している・解決に向かっていると予測した人は 10.1%となりまし
た。
「情報漏洩・サイバーテロ」は 8.6%、「東京一極集中」は 8.5%、「子どもの教育格差」は 7.8%、「領土問題」は
5.2%、「国の借金」は 4.8%、「人口減少・少子高齢化」は 4.1%と、そのほかの問題については、解決している・解決に
向かっていると予測した人は 1 割に満たない結果となりました。 [図 12]




[図 12]

◆2015年1月と比較し、東京五輪が開催される2020年1月(5年後)は、
日本社会はどのように変化していると思うか [各単一回答形式] 解決・
解決に
全体【n=1000】 向かっている
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計)

待機児童問題 1.2 23.5 59.1 16.2 24.7

0.3
ブラック企業問題 9.8 57.7 32.2 10.1

情報漏洩・サイバーテロ 0.38.3 40.0 51.4 8.6

東京一極集中 0.38.2 66.0 25.5 8.5

子どもの教育格差 0.77.1 58.4 33.8 7.8

領土問題 0.5
4.7 71.0 23.8 5.2

0.2
国の借金 4.6 35.7 59.5 4.8

人口減少・少子高齢化 0.3
3.8 49.1 46.8 4.1

問題は解決している 問題は解決に向かっている
状況は変わらない 問題は悪化している




-8-
◆“2%インフレ”達成なら、投資先は「株しかない」 3 割で最多!

次に、日銀が目標にしている「2%インフレ」の達成を前提として、投資についての見通しを聞きました。
全回答者(1,000 名)に、投資先選びにおける考えを聞き、「わからない」と回答した 686 名を除いて集計したところ、
投資先として最も多くの人に選ばれたのは“株”で、「『株しかない』と思う」が 30.9%、次いで、「『金(ゴールド)・プラチナ
しかない』と思う」が 26.4%、「『株式投資信託しかない』と思う」が 21.0%で続きました。

では、現在、投資を行っている人は、どのように考えているのでしょうか。
何らかの金融資産に投資している 240 名の内、投資先選びにおける考えを「わからない」と回答した人を除いた 126
名についてみると、「『株しかない』と思う」は 41.3%と 4 割以上となり、投資をしている人ほど、2%インフレの達成を前提
にした場合、投資先は『株しかない』と思っている傾向にあるようです。 [図 13]




[図 13]

◆日銀が目標にしている2%インフレの達成を前提にした場合、
投資先選びにおいて、考えに最もあてはまるもの [単一回答形式]
※「わからない」との回答者を除いて集計した結果
100%
全体【n=314】 投資をしている人【n=126】
80%


60%
41.3
40% 30.9
26.4
21.0 23.0
14.3 15.6 15.9
20%
3.5 4.0 2.5 1.6
0%
「株しかない」 「金(ゴールド)・ 「株式投資信託 「不動産しかない」 「REITしかない」 「その他しかない」
と思う プラチナしかない」 しかない」 と思う と思う と思う
と思う と思う




-9-
◆“2%インフレ”達成なら 5 年後の日経平均株価は? 予測の平均は 20,476 円、25,000 円以上も約 1 割に

それでは、将来、株価はどのように推移していくと考えられているのでしょうか。
全回答者(1,000 名)に、1 年後、3 年後、5 年後の 1 月の日経平均株価を予測してもらいました。
日経平均株価の予測は難しいようで、いずれの予測も「わからない」が最多回答となりましたが、「わからない」と回答
した人を除いて平均を算出すると、1 年後は 16,911 円、3 年後は 18,183 円と徐々に上昇し、5 年後(五輪イヤー)
では 20,476 円となりました。また、5 年後には 25,000 円以上と予測する人は、全回答者の約 1 割(10.4%)となりま
した。 [図 14]




[図 14]

◆日銀が目標にしている2%インフレの達成を前提にした場合、
1年後、3年後、5年後の1月の日経平均株価はどの程度だと予測するか [各単一回答形式]
100%
1年後の2016年1月の日経平均株価【n=1000】 【平均】
80%
3年後の2018年1月の日経平均株価【n=1000】 (※「わからない」との回答者を除いて算出)
5年後の2020年(五輪イヤー)1月の日経平均株価【n=1000】 ―――――――――――――――――――
1年後の日経平均株価:16,911円
60% ――――――――――――――――――― 50.6
47.4 49.5
3年後の日経平均株価:18,183円
40% ―――――――――――――――――――
31.1
5年後の日経平均株価:20,476円
22.7
15.2 16.7
20% 13.4
11.0 9.5
7.1 7.2 6.3
1.8 2.9 1.1 1.4 2.5 0.5 1.2
0.3 0.1 0.1 0.4
0%
15,000円未満 15,000円~ 20,000円~ 25,000円~ 30,000円~ 35,000円~ 40,000円以上 わからない
20,000円未満 25,000円未満 30,000円未満 35,000円未満 40,000円未満




- 10 -
▼長期投資したいと思う企業ランキング
◆投資判断する上で重視する企業の価値は? 1 位は「経営者にビジョン構築力がある」
◆SNS による絆づくりに積極的な層は、投資判断で「経営者の人間性・能力」により注目する傾向

全回答者(1,000 名)に、投資したい企業を判断する際、重視する(と思う)企業の価値を聞いたところ、「経営者に
ビジョン構築力がある」が最も多く 32.5%、次いで、「経営者に目標志向力がある」19.6%、「事業継続上のリスク要因
がないビジネスモデルである」18.7%が続きました。
同じ質問を、現在、株式投資をしている人(171 名)についてみると、「経営者にビジョン構築力がある」は 43.3%と
全体に比べ 10.8 ポイント高く、「成長市場で事業を展開している」は 28.7%と全体に比べ 11.1 ポイント高くなりました。
[図 15]
また、株式投資を行っている人の割合をみたタイプ別(P.3 参照)で、特徴的だったのは、“SNS による絆づくり積極タ
イプ”の回答で、「経営者の人間性が優れている」が 29.2%で全体(18.3%)に比べ 10.9 ポイント高くなったほか、「経営
者にビジョン構築力がある」40.5%でも全体に比べ 8.0 ポイント高くなるなど、経営者の人間性・能力を重視する傾向
にあるようです。 [図 16]

[図 15]
◆投資したい企業を判断する際、重視する(と思う)企業の価値 [複数回答形式]
60%
全体【n=1000】 株式に投資している人【n=171】
43.3

40%
32.5
29.2 28.7 30.0

22.2
19.6 18.7 18.3 19.3
15.8 17.6 17.5 17.6
20%
11.8 11.1

0.6 0.6
0%
経営者に 経営者に 事業継続上 経営者の 収益変動 成長市場で 差別化要因・ その他 わからない/
ビジョン構築 目標志向力 のリスク要因 人間性が 要因が 事業を 優位性 特になし
力がある がある がない 優れている 少ない 展開して のある
ビジネス ビジネス いる ビジネス
モデルである モデルである モデルである


[図 16]
◆投資したい企業を判断する際、重視する(と思う)企業の価値 [複数回答形式]
60%
全体【n=1000】 SNSによる絆づくり積極タイプ【n=168】
40.5
40%
32.5
29.2 30.0
24.4
19.6 18.7 17.9 18.3 19.6 19.0
17.6 17.6
20% 14.9
11.8 13.1

0.6 1.2
0%
経営者に 経営者に 事業継続上 経営者の 収益変動 成長市場で 差別化要因・ その他 わからない/
ビジョン構築 目標志向力 のリスク要因 人間性が 要因が 事業を 優位性 特になし
力がある がある がない 優れている 少ない 展開して のある
ビジネス ビジネス いる ビジネス
モデルである モデルである モデルである


(図15・16の質問では、選択肢に、以下の説明を付けて聴取)
・経営者にビジョン構築力がある…時代の大きな流れを捉え、事業機会を見出し、たどりつくべき姿と道筋を明確に描き、伝える力
・経営者に目標志向力がある…明確な高い目標を掲げ、妥協することなく、達成にまい進する力
・事業継続上のリスク要因がないビジネスモデルである…許認可や法規制といった制度から強い影響を受けないか、大口顧客への依存度が高くないかなど
・経営者の人間性が優れている…尊敬、信頼できるかどうか
・収益変動要因が少ないビジネスモデルである…需要が安定しているか、コストの変動が利益を大きく左右することはないかなど
・差別化要因・優位性のあるビジネスモデルである…新規に参入しづらいビジネスモデルかどうか




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◆長期投資したいと思う企業ランキング トップはダントツで「トヨタ自動車」

次に、全回答者(1,000 名)に、投資先に対する気持ち・考えを聞いたところ、【デフレ環境下で鍛えられた日本企業
は投資対象として魅力的だ】との意見に同意したのは 39.9%と、約 4 割を占めました。
これを現在、株式投資をしている人(171 名)についてみると、同意を示したのは 57.9%と約 6 割が投資対象として
日本企業に魅力を感じていることがわかりました。
また、タイプ別にみると、“インフレトレンド支持タイプ”や“円安トレンド支持タイプ”では全体に比べ同意率が高くなり、
“インフレトレンド支持タイプ”では 57.5%、“円安トレンド支持タイプ”では 56.4%が同意を示しました。 [図 17]

さらに、全回答者(1,000 名)に、長期保有による株式投資を前提に、投資したい企業名を聞いたところ、1 位は「ト
ヨタ自動車」(115 名)でダントツとなり、2 位「イオン」(33 名)、3 位「ソフトバンク」(17 名)、4 位「オリエンタルランド」と
「ソニー」(ともに 13 名)となりました。 [図 18]

[図 17]
◆投資先に対する気持ち・考え [単一回答形式]
_株式投資状況別/タイプ別
デフレ環境下で鍛えられた日本企業は
※同意率を表示 投資対象として魅力的だ
0% 20% 40% 60% 80%

全体【n=1000】 39.9

株式に投資している人
57.9
株式投資 【n=171】
状況別 株式に投資していない人
36.2
【n=829】
インフレトレンド支持タイプ
57.5
インフレトレンド 【n=379】
支持度合い 非インフレトレンド支持タイプ
29.1
【n=621】
円安トレンド支持タイプ
56.4
円安トレンド 【n=376】
支持度合い 非円安トレンド支持タイプ
30.0
【n=624】



[図 18]
◆長期保有による株式投資を行うとした場合、どの企業に投資したいか [自由回答形式]
※上位10社を抜粋

150名
全体【n=1000】 男性【n=500】 女性【n=500】



100名





50名






0名
トヨタ自動車 イオン ソフトバンク オリエンタル ソニー 楽天 日本 本田技研 NTTドコモ
ランド 電信電話 工業
(NTT) (Honda)




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◆これからの 10 年、日本経済を牽引すると思う産業は?
1 位「ロボット」、2 位「通信・IT」。20 代の 4 割以上が「アニメ・音楽・ゲーム」と予測!

最後に、全回答者(1,000 名)に、これからの 10 年、どのような産業が日本経済を牽引すると予測するか聞いたとこ
ろ、最も多かったのは「ロボット」で 48.7%と約半数が挙げ、次いで、「通信・IT」45.2%、「再生可能エネルギー」40.4%、
「バイオ」31.9%、「介護・福祉」27.2%が続きました。 [図 19]
年代別にみると、20 代では「アニメ・音楽・ゲーム」が 43.3%で他の世代(30 代 28.7%、40 代 25.1%、50 代
18.9%、60 代・70 代 17.3%)に比べて高く、20 代のエンタメ産業に対する期待の高さが窺えました。 [図 20]




[図 19]
◆これからの10年、どのような産業が日本経済を牽引すると予測するか [複数回答形式]
※上位10項目を抜粋
60%

全体【n=1000】
48.7
45.2
40.4
40%
31.9
27.2 26.6
24.7

20%
13.7 12.5 11.7




0%
ロボット 通信・IT 再生可能 バイオ 介護・福祉 医療 アニメ 自動車 ホテル 交通
エネルギー ・医薬品 ・音楽 ・観光 インフラ
・ゲーム (鉄道など)




[図 20]
◆これからの10年、どのような産業が
日本経済を牽引すると予測するか [複数回答形式]
_年代別
アニメ・音楽・ゲーム
※抜粋した項目を表示

0% 20% 40% 60%

全体【n=1000】 24.7


20代【n=134】 43.3


30代【n=164】 28.7


代 40代【n=207】 25.1


50代【n=264】 18.9


60・70代【n=231】 17.3




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■■調査概要■■



◆調査タイトル :日本経済と株式投資に関する意識調査2015

◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする
全国の20歳~79歳の男女

◆調査期間 :2015年1月23日~1月27日

◆調査方法 :インターネット調査(モバイルリサーチ)

◆調査地域 :全国

◆有効回答数 :1,000サンプル(有効回答から男女が均等になるように抽出)
(内訳)男性500サンプル/女性500サンプル

◆実施機関 :ネットエイジア株式会社




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FAX :03-6711-9201(代表)




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