「未来創生3号ファンド」スピントロニクスMRAM半導体技術をもつパワースピン株式会社への投資を実行

2023 年 11 月 10 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証プライム市場)

「未来創生3号ファンド」
スピントロニクス MRAM 半導体技術をもつパワースピン株式会社への投資を実行
―東北大学発技術で、低消費電力・高演算性能の半導体を世界に届ける―


スパークス・グループ株式会社(以下、スパークスと表記)は、2021 年 10 月に設立された「未来創生 3 号ファン
ド」が、パワースピン株式会社(本社:宮城県仙台市 東北大学キャンパス内、代表取締役社長 CEO:福田悦生、
代表取締役 CTO:遠藤哲郎。以下、パワースピン社と表記)への投資(金額は非開示)を実行しましたので、お
知らせいたします。


■投資先企業の概要
パワースピン社は、東北大学が有する世界最先端の研究成果であるスピントロニクス半導体技術とパワーエレクトロ
ニクス技術の社会実装の加速を目的として 2018 年に起業した東北大学発ベンチャーです。
パワースピン社は、従来の半導体の消費電力を大幅に削減可能なスピントロニクス半導体技術・パワーエレクトロニ
クス技術をキーテクノロジーとして、今後の情報化社会の進展(更なる高度演算・ビッグデータの向上)と、それに伴う
電力消費・発熱の増大という社会的ジレンマの解決に挑んでいます。
そして、保有する革新的スピントロニクス省電力半導体技術・高効率パワーエレクトロニクス技術を各種半導体企
業・半導体ユーザー企業等に提供していくことで、2050 年までに政府が目指している、温室効果ガスの排出を全体と
してゼロにする、カーボンニュートラルの実現への貢献を目指しています。


■「未来創生(1号)ファンド」、「未来創生 2 号ファンド」および「未来創生 3 号ファンド」の概要
未来創生(1号)ファンドはスパークスを運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた
3 社による総額約 135 億円の出資により、2015 年 11 月より運用を開始しました。最終的には、上記 3 社を加え
た計 20 社からの出資を受けました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置
づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の
約 50 社に投資しました。2018 年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素材」を投資
対象とした未来創生2号ファンドの運用を開始しました。そして、2021 年 10 月から未来創生 2 号ファンドの 5 分
野 に加えて、「カーボンニュートラル」を投資対象とし、スパークスの子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式
会社 をファンド運営者とした未来創生 3 号ファンドの運用を開始しました。2023 年 10 月末時点の運用資産残高
は、1 号、 2 号および 3 号をあわせて、1,246 億円となっています。
未来創生ファンドの投資実績:https://mirai.sparx.co.jp/investment/


■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com

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