【ソニー生命】子どもの教育資金と学資保険に関する調査2016

2016 年 3 月 2 日


各位

ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
(コード番号:8729 東証第一部)



本日、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社の 100%子会社であるソニー生命保険株式
会社が下記プレスリリースを行いましたので、お知らせします。





ソニー生命保険株式会社 プレスリリース(添付)

子どもの教育資金と学資保険に関する調査 2016
以上




【お問合せ先】
ソニー生命保険株式会社 広報部広報課 (電話:03-3475-8813)
2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

ソニー生命調べ/大学生以下の子どもがいる 20 歳~59 歳の男女 1,000 名にアンケート
子どもの教育資金と学資保険に関する調査 2016

子どもが社会人になるまでに必要と思う教育資金 平均 1,136 万円 昨年よりわずかに減少
大学等のための教育資金を準備している方法 「学資保険」が 3 年連続 1 位

2015 年の日経平均株価 2 万円超えから一転、現在はまた 1 万円台中盤に戻り、不安定な経済状況が続いています。さらに、
大学入試改革や、今年 4 月から始まる“義務教育学校”など、教育に関する新たな情報が次から次に現れ、子育て世代は、刻
一刻と変わる状況に、不安を感じているのではないでしょうか。
そこで、学資保険の販売を通じて子育て世代を応援するソニー生命では、昨年、一昨年に引き続き教育資金に関する意識と
実態について明らかにする「子どもの教育資金と学資保険に関する調査 2015」を行いましたので、お知らせいたします。

◆本調査結果の要約◆
■ POINT 1 【教育や教育資金に関する意識】(P. 3-6)
⇒子どもが社会人になるまでに必要と思う教育資金 平均 1,136 万円 昨年よりわずかに減少
未就学児の親(248 名)に、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金はいくらくらいだと思うか聞いたところ、「500
万円~900 万円くらい」(16.9%)、「1,000 万円~1,400 万円くらい」(41.9%)といった金額帯に回答が集まり、平均額は 1,136 万円とな
りました。
過去の調査と平均予想金額を比較すると、2014 年 1,229 万円→2015 年 1,156 万円→2016 年 1,136 万円と、減少傾向が続きま
した。

■ POINT 2 【子育て・教育に関する支出の実態】(P.7-9)
⇒一人暮らしの子どもへのこづかい・仕送り 月額平均 60,035 円
全回答者(1,000 名)に、子どもの教育費と同様、親が支出していることが多いと考えられる≪こづかいや仕送り≫について聞い
たところ、長子の≪こづかいや仕送り≫に支出している割合は、全体では 46.2%、同居状況別にみると、長子が一人暮らしをしてい
る親では 86.6%、長子が一人暮らしをしていない親では 43.3%となりました。
また、支出している人の平均支出額をみると、≪こづかいや仕送り≫については、長子が一人暮らしをしている親(支出している
人 58 名)で 60,035 円、長子が一人暮らしをしていない親(支出している人 404 名)で 8,964 円となりました。

■ POINT 3 【大学等のための教育資金準備】(P.10-12)
⇒大学等のための教育資金を準備している方法 「学資保険」が 3 年連続 1 位
子どもを大学等へ進学させるための教育資金は、どのような方法で準備しているのでしょうか。
高校生以下の子どもの親(748 名)に聞いたところ、最も利用されている方法は「学資保険」で 60.6%、次いで「銀行預金」が 49.5%
となりました。
2014 年調査、2015 年調査の結果と比較すると、3 年連続で「学資保険」(2014 年 54.0%、2015 年 59.5%、2016 年 60.6%、以下同順)
が最多回答となり、利用している人の割合は、毎年わずかながら上昇しています。

■ POINT 4 【2016 年 4 月からスタートする“義務教育学校”に関する意識】(P.13-15)
⇒今年 4 月からスタートする義務教育学校 4 人に 3 人が「知らなかった」
全回答者(1,000 名)に、義務教育学校という新たな学校の種類が設けられることを知っていたか聞いたところ、「知っていた」が
24.2%、「知らなかった」が 75.8%と 4 人に 3 人の割合となり、義務教育学校の存在を知らなかった人が多くを占めました。

■ POINT 5 【子どもに目指してほしい理想の大人 2016】(P.16)
⇒子どもに目指してほしい理想の大人 有名人部門 1 位「イチローさん」
全回答者(1,000 名)に、自身の子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う有名人を一人だけ挙げてもらったところ、
プロ野球選手の「イチローさん」(19 人)が 1 位でした。
選んだ理由を聞いたところ、1 位の「イチローさん」には、「常に目標を持ち、それに向かって努力をする人だから」など、ストイック
に努力し続ける姿勢に言及した回答が多く挙がりました。





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

子どもの教育資金と学資保険に関する調査 2016
【教育や教育資金に関する意識】
「夫婦で教育方針が異なる」 3 人に 1 人
「子どものネットや SNS 利用に不安を感じる」6 割半
「教育資金に不安」8 割、夫婦で教育方針が異なる人のほうが不安を感じる傾向
教育資金に不安を感じる理由 「いくら必要となるかわからない」小学生以下の親は 6 割以上
子どもが社会人になるまでに必要と思う教育資金 平均 1,136 万円 昨年よりわずかに減少


【子育て・教育に関する支出の実態】
学校以外での教育費 一人あたり月額平均 10,240 円
トレンドになるか? 塾など教室学習費は昨年より減少、情操教育・家庭学習費は増加
「子どもの携帯・スマホ料金を支払っている」5 割、月額平均 6,456 円
一人暮らしの子どもへのこづかい・仕送り 月額平均 60,035 円
子の将来への備え 高校生以下の子を持つ親の平均支出額は昨年より 1,566 円/月減少


【大学等のための教育資金準備】
大学等のための教育資金を準備している方法 「学資保険」が 3 年連続 1 位
借りることは避けたい? 「奨学金」・「教育ローン」利用予定は 3 年連続減少
教育資金準備に学資保険を選んだ理由 「堅実だと思う」がダントツ
学資保険の魅力は「受け取るタイミングを選べる」「やめずに続けられそう」
親が教育資金を準備する理由 最多は「高校卒業以降の支援も親の義務だと思うから」
未就学児の親の思い “お金を理由に子どもの学びの幅を狭めたくない”


【2016 年 4 月からスタートする“義務教育学校”に関する意識】
今年 4 月からスタートする義務教育学校 4 人に 3 人が「知らなかった」
「義務教育学校は中 1 ギャップの防止に効果がある」半数が同意
義務教育学校を増やしていくべきか否か 親の意見は分かれる結果に


【子どもに目指してほしい理想の大人 2016】
子どもに目指してほしい理想の大人 歴史上の人物部門 1 位「坂本龍馬」
子どもに目指してほしい理想の大人 有名人部門 1 位「イチローさん」
上位に、伝記が原作の映画が公開された「スティーブ・ジョブズさん」がランクイン

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2016 年 1 月 30 日~2
月 3 日の 5 日間、大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる 20~59 歳の男女に対し、
2014 年 1 月、2015 年 3 月に発表した調査(※)に続き 3 回目となる「子どもの教育資金と学資保険
に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000 名の有効サンプルの集計結果を公開しま
した。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

※ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」、2014 年 1 月発表
ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金と学資保険に関する調査 2015」、2015 年 3 月発表





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

アンケート調査結果
◆「夫婦で教育方針が異なる」 3 人に 1 人
大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる 20~59 歳の男女 1,000 名(全回答者)のう
ち、現在、配偶者がいる人 915 名に、長子の教育に関する家庭の状況について聞きました。
≪夫婦ともに教育熱心だ≫では「あてはまる(計)」(「非常に」+「やや」、以下同様)は 41.6%とな
り、4 割強が、夫婦揃って教育に力を入れていると回答しました。しかし、≪夫婦間で教育方針が
異なる≫では「あてはまる(計)」は 34.2%と、夫婦の足並みが揃っていないケースもみられました。
そして、≪夫婦喧嘩の原因は教育に関することが多い≫では 15.1%となりました。子どもの教育に
対して熱心だからこそ喧嘩になってしまう夫婦もいるのではないでしょうか。 (図 1)


(図 1)
◆長子の教育に関する家庭の状況 [各単一回答]
対象:現在、配偶者がいる人【n=915】 あてはま
あてはま
らない
0% 20% 40% 60% 80% 100% る(計)
(計)


夫婦ともに教育熱心だ 5.8 35.8 51.6 6.8 41.6 58.4




夫婦間で教育方針が異なる 4.9 29.3 53.2 12.6 34.2 65.8




夫婦喧嘩の原因は
1.9 13.2 46.9 38.0 15.1 84.9
教育に関することが多い


非常にあてはまる ややあてはまる あまりあてはまらない 全くあてはまらない





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆「子どものネットや SNS 利用に不安を感じる」6 割半
◆「教育資金に不安」8 割、夫婦で教育方針が異なる人のほうが不安を感じる傾向
次に、全回答者(1,000 名)に、長子の将来に関する項目をいくつか挙げて、それぞれどの程度
不安を感じるか聞きました。
不安を感じている人の割合(不安を感じる(計):「非常に」+「やや」、以下同様)を、子どもの生
活面に関する項目についてみると、≪学校生活≫では 52.2%、≪インターネットや SNS の利用≫で
は 64.7%となりました。次に、子どもの進路に関する項目についてみると、≪受験・進学(※1)≫で
は 75.3%、≪就職活動≫では 76.4%と、いずれも 4 人に 3 人の割合となりました。子どもの受験や就
職に不安を感じている親は多いようです。また、≪教育資金≫では 79.4%となり、不安を感じている
人の割合はさらに高くなりました。
夫婦間で教育方針が異なる人が 3 人に 1 人の割合でしたが、教育方針が夫婦で同じ人と異な
る人を比較すると、不安を感じている人の割合は、≪学校生活≫や≪インターネットや SNS の利
用≫といった子どもの生活面に関する項目において、教育方針が異なる層のほうが 10 ポイント以
上高くなりました。他の項目においても、教育方針が異なる層のほうが、不安を感じている人の割
合は高く、夫婦間で教育方針のすり合わせができていないことが、子どもの生活や将来に対する
不安につながっている様子がわかる結果となりました。 (図 2)
※1 高校生以下の子どもの親(754 名)のみ回答
(図 2)

◆長子の将来に関して、それぞれどの程度不安を感じるか [各単一回答] 不安を 不安を
感じる 感じない
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計) (計)
≪学校生活≫
全体【n=1000】 12.9 39.3 38.8 9.0 52.2 47.8

夫婦の 同じ【n=602】 9.8 38.7 41.7 9.8 48.5 51.5
教育方針
異なる【n=313】 17.3 43.8 32.9 6.1 61.1 39.0

≪インターネットやSNSの利用≫
全体【n=1000】 19.3 45.4 29.3 6.0 64.7 35.3

夫婦の 同じ【n=602】 15.3 46.2 31.2 7.3 61.5 38.5
教育方針
異なる【n=313】 25.6 46.3 25.2 2.9 71.9 28.1

≪受験・進学≫
高校生以下の子どもの親【n=754】 27.6 47.7 20.8 3.8 75.3 24.6

夫婦の 同じ【n=449】 22.3 50.8 22.9 4.0 73.1 26.9
教育方針
異なる【n=240】 35.4 46.3 15.4 2.9 81.7 18.3

≪就職活動≫
全体【n=1000】 27.3 49.1 19.1 4.5 76.4 23.6

夫婦の 同じ【n=602】 23.6 51.0 20.6 4.8 74.6 25.4
教育方針
異なる【n=313】 33.2 47.9 16.0 2.9 81.1 18.9

≪教育資金≫
全体【n=1000】 32.8 46.6 17.7 2.9 79.4 20.6

夫婦の 同じ【n=602】 28.7 48.3 20.1 2.8 77.0 22.9
教育方針
異なる【n=313】 38.7 44.7 14.1 2.6 83.4 16.7

非常に不安を感じる やや不安を感じる あまり不安を感じない 全く不安を感じない





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆教育資金に不安を感じる理由 「いくら必要となるかわからない」小学生以下の親は 6 割以上
教育資金に不安を感じると回答した割合が 79.4%と 8 割になりましたが、親は、どのような要因
によって不安を感じているのでしょうか。
教育資金に不安を感じている人(794 名)に、長子の教育資金に不安を感じる理由を聞いたとこ
ろ、最多回答は「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」(54.5%)となりました。子どもの進
路や習い事の種類などによって必要になるお金が大きく変わるため、はっきりした見通しを立てづ
らいということが、不安の種になっている人が多いようです。また、「消費税 10%への増税」(45.1%)、
「社会保険料の負担増」(30.4%)といった、税や社会保険の負担の増加も上位になりました。税制
や社会保障制度の変化が、教育資金に関する不安に影響を及ぼしていることがうかがえました。
子の就学段階別にみると、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」について、未就学
児の親(63.7%)と小学生の親(62.4%)でともに 6 割を超え、他の就学段階の親に比べて高くなりま
した。子どもに色々な選択肢を与えてあげたいとの思いがあるからこそ、教育資金がいくら必要に
なるのかわからないという人もいるのではないでしょうか。 (図 3)


(図 3)
◆長子の教育資金に不安を感じる理由 [複数回答]
対象:長子の教育資金に不安を感じている人
100%
全体【n=794】

54.5
46.2 45.1
50%
30.4 28.1 27.0 24.3 21.0
12.2 11.8 10.6 9.6 8.8 7.7
1.1 3.1
0%
  教 収 消 社 貯 収 節   病 国   子   リ 健   教 働 そ 特
必育 自入 費 会 蓄 入 約 収気 立 社育 収 ス 康 相育 く の に
要資 信の 税 保 が が が 入や 大 会て 入 ト に 談資 意 他 理
と金 が維 1 険 苦 不 苦 がケ 学 環の が ラ 自 す金 欲 由
なが な持 0 料 手 安 手 途ガ の 境た 途 で 信 る に に は
る ど いや % の 定 絶で 学 がめ 絶 が 人関 自 な
かの 増 へ 負 え 費 整の え な がし 信 い

わ く 加 の 担 る 値 る い いて が
から に 増 増 リ 上 て リ な な
ら い 税 ス げ い ス い い
な ク 案 な ク
い い
全体【n=794】 54.5 46.2 45.1 30.4 28.1 27.0 24.3 21.0 12.2 11.8 10.6 9.6 8.8 7.7 1.1 3.1
就 未就学児【n=212】 63.7 47.2 41.5 31.6 32.5 32.1 28.3 24.1 11.3 19.3 12.3 9.4 8.0 6.6 0.9 4.2
学子 小学生【n=213】 62.4 42.7 45.1 32.9 30.5 27.7 21.6 18.8 11.3 9.4 11.3 6.6 8.5 9.9 0.9 0.5
段の 中高生【n=193】 59.1 51.8 51.8 31.6 25.4 25.4 23.3 22.8 16.1 10.4 8.8 14.5 10.4 9.3 0.5 1.6
階 大学生等【n=176】 29.0 43.2 42.0 24.4 22.7 21.6 23.9 18.2 10.2 7.4 9.7 8.0 8.5 4.5 2.3 6.8
■…全体比+10pt以上 ■…全体比+5pt以上 ■…全体比-5pt以下 ■…全体比-10pt以下 (%)





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆子どもが社会人になるまでに必要と思う教育資金 平均 1,136 万円 昨年よりわずかに減少
それでは、子どもが独立するまでに、教育資金はいくらくらい必要だと考えられているのでしょう
か。
未就学児の親(248 名)に、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金はいくらく
らいだと思うか聞いたところ、「500 万円~900 万円くらい」(16.9%)、「1,000 万円~1,400 万円くら
い」(41.9%)といった金額帯に回答が集まり、平均額は 1,136 万円となりました。
過去の調査と平均予想金額を比較すると、2014 年 1,229 万円→2015 年 1,156 万円→2016 年
1,136 万円と、減少傾向が続きました。 (図 4)


(図 4) 経年調査
◆子どもが小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金 [単一回答]
80%
2014年:未就学児の親【n=248】 2015年:未就学児の親【n=248】
2016年:未就学児の親【n=248】
平均予想金額:
2014年:1,229万円
2015年:1,156万円
40% 2016年:1,136万円




0%



万 万万 万万 0 0 0 0 0 0 0 0 0
円 円円~ 円円~ 万万 万万 万万 万万 万
未 く く 円円~ 円円~ 円円~ 円円~ 円
満 ら ら く く く く 以
い い ら ら ら ら 上
い い い い





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆学校以外での教育費 一人あたり月額平均 10,240 円
◆トレンドになるか? 塾など教室学習費は昨年より減少、情操教育・家庭学習費は増加
教育費は、塾や習い事などの学校外教育費が大きなウェイトを占めるといわれますが、親は、
学校以外での教育費に、いくらくらい支出しているのでしょうか。全回答者(1,000 名)に、長子に対
し、学校以外での教育費に 1 ヶ月あたり平均でいくら支出しているかを聞きました。
長子の学校以外での教育費の平均支出額を合計すると、10,240 円/月となりました。内訳は、
≪スポーツや芸術などの習い事≫は 3,868 円/月、≪家庭学習費用(通信教育、書籍など)≫は
2,618 円/月、≪教室学習費用(学習塾、英会話、そろばん教室など)≫では 3,754 円/月となって
います。
2015 年調査と比較すると、≪教室学習費用≫は 244 円/月の減少となりましたが、≪スポーツ
や芸術などの習い事≫は 533 円/月、≪家庭学習費用≫は 194 円/月の増加となり、平均支出額
の合計は 483/月の増加となりました。
子どもの就学段階別にみると、平均支出額の合計が最も高い中高生の親では、≪教室学習費
用≫が 1,677 円/月の大幅減となり、≪スポーツや芸術などの習い事≫は 658 円/月、≪家庭学習
費用≫は 748 円/月の増加となったものの、平均支出額の合計は 270 円/月の減少となりました。
学習塾など、受験のためにお金をかけることが多いであろう教室学習への支出が減り、情操教育
や家庭学習への支出が増える結果となりましたが、これが一過性の現象なのか、今後のトレンド
となるのか、翌年以降の推移に注目したいところです。 (図 5)


(図 5) 経年調査
◆学校以外での教育費の平均支出額(子ども一人あたり・月額)
[自由回答結果より算出]

20,000円
スポーツや芸術などの習い事
家庭学習費用 学外学習費用(計) 16,079円 15,809円
16,000円
教室学習費用
3,617円
4,275円
11,685円
12,000円 11,004円
10,240円 2,956円
9,757円
9,228円
3,704円
4,844円 5,496円
3,335円 3,868円 7,353円
8,000円
3,829円
4,528円 2,764円
2,424円 2,618円 4,164円 1,996円 2,182円 9,506円
4,000円 7,829円 3,506円
2,119円 1,867円 2,958円
3,998円 3,754円 1,047円 4,164円 4,007円
1,769円
1,250円 1,631円 1,893円
0円 640円
全体 未就学児の親 小学生の親 中高生の親 大学生等の親
2015年 2016年 2015年 2016年 2015年 2016年 2015年 2016年 2015年 2016年
n=1000 n=1000 n=248 n=248 n=248 n=248 n=252 n=252 n=252 n=252





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆「子どもの携帯・スマホ料金を支払っている」5 割、月額平均 6,456 円
◆一人暮らしの子どもへのこづかい・仕送り 月額平均 60,035 円
子どもの教育費と同様、親が支出していることが多いと考えられる≪携帯・スマホの通信・通話
料金≫、≪こづかいや仕送り≫についても聞きました。
長子の≪携帯・スマホの通信・通話料金≫に支出している割合は 51.3%、≪こづかいや仕送り
≫に支出している割合は、全体では 46.2%、同居状況別にみると、長子が一人暮らしをしている親
では 86.6%、長子が一人暮らしをしていない親では 43.3%となりました。 (図 6)


(図 6)

◆長子の通信・通話料金や、こづかい・仕送りに支出しているか
[自由回答結果より算出]
0% 20% 40% 60% 80% 100%

通信・通話料金【n=1000】 51.3 48.7


こづかいや仕送り【n=1000】 46.2 53.8

同 長子が一人暮らしを
居 86.6 13.4
状 している【n=67】

別 長子が一人暮らしを
43.3 56.7
していない【n=933】

支出している 支出していない



また、それぞれについて、支出している人の平均支出額をみると、≪携帯・スマホの通信・通話
料金≫(支出している人 513 名)は 6,456 円でした。≪こづかいや仕送り≫については、長子が一
人暮らしをしている親(支出している人 58 名)で 60,035 円、長子が一人暮らしをしていない親(支
出している人 404 名)で 8,964 円となりました。 (図 7)


(図 7)

◆長子の通信・通話料金、長子へのこづかい・仕送りの平均支出額(月額)
[自由回答結果より算出] ※それぞれ、支出している人をベースに算出

30,000円
70,000円
60,035円



20,000円
15,375円


8,964円
10,000円
6,456円



0円
通信・通話料金 こづかい・仕送り こづかい・仕送り こづかい・仕送り
【n=513】 【n=462】 (長子が一人暮らしを (長子が一人暮らしを
している親) していない親)
【n=58】 【n=404】





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆子の将来への備え 高校生以下の子を持つ親の平均支出額は昨年より 1,566 円/月減少
続いて、高校生以下(予備校生・浪人生含む)の子どもの親(754 名)が、子どもの進学費用の
ための備えとして、月々いくらくらい支出をしているか聞きました。
「0 円」との回答が 3 人に 1 人の割合(33.4%)となりましたが、「10,000 円~14,999 円」(19.4%)、
「15,000~19,999 円」(9.4%)、「20,000~29,999 円」(13.8%)といった金額帯にも回答が集まり、1 ヶ
月あたりの平均支出額は 12,167 円となりました。
2015 年調査と比較すると、1 ヶ月あたりの平均支出額は 1,566 円の減少となりました。教育資金
に負担を感じる理由として消費税の増税や社会保険料の負担増が挙がっていましたが、政策な
どの環境の変化が、支出額にどう影響するのか、今後の動向を注意深くみていく必要がありそう
です。 (図 8)


(図 8) 経年調査
◆子どもの進学費用のための備えとして、一人あたり月々いくらくらい支出をしているか
[自由回答結果より算出] 対象:高校生以下(予備校生・浪人生含む)の子どもの親
50%
2015年:全体【n=752】
平均支出額
2015年:13,733円/月 2016年:全体【n=754】
2016年:12,167円/月

25%




0%

~ ~ 1 ~ 2 ~ 3 ~ 4 ~ 5 ~ 6 ~ 7 ~ 8 ~ 9 ~ 1 ~ 1 ~ 2 3
円 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0



円 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 円
円 円 円 円 円 円 円 円 円 9 9 9 以
円 円 円 上





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆大学等のための教育資金を準備している方法 「学資保険」が 3 年連続 1 位
◆借りることは避けたい? 「奨学金」・「教育ローン」利用予定は 3 年連続減少
子どもを大学等へ進学させるための教育資金は、どのような方法で準備しているのでしょうか。
まず、高校生以下の子どもの親(748 名)に聞いたところ、最も利用されている方法は「学資保
険」で 60.6%、次いで「銀行預金」が 49.5%となりました。
2014 年調査、2015 年調査の結果と比較すると、3 年連続で「学資保険」(2014 年 54.0%、2015
年 59.5%、2016 年 60.6%、以下同順)が最多回答となり、利用している人の割合は、毎年わずかな
がら上昇しています。他方、「奨学金」(同 15.2%、8.2%、4.8%)、「教育ローン」(同 10.4%、3.5%、2.4%)
を利用している人の割合は、3 年連続で減少しました。お金を“借りる”という選択肢を避ける傾向
が出てきているのかもしれません。 (図 9)
(図 9) 経年調査
◆子どもを大学等へ進学させるための教育資金を準備している方法 [複数回答]
対象:高校生以下の子どもの親
80%
2014年【n=748】 2015年【n=748】 2016年【n=748】




40%




0%
学 銀 財 生以 資祖子 奨 先 金 借祖子 教 消 そ し特
(




(




資 行 形 命外学 金父ど 学 物 株 融 り父ど 育 費 の て に
保 預 貯 保の 資 援母も 金 取 式 投 入母 も ロ
ー 者 他 い準
保 引 投
険 金 蓄 険 助かの 資 れかの 金 な備
)




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ど や
の の
)




続いて、大学等に通う子どもの親(248 名)に、実際に準備してきた方法について聞いたところ、
「銀行預金」が 56.1%、「学資保険」が 54.5%で他の方法と比べて高さが際立ちました。やはり、教育
資金の準備方法としては、学資保険か銀行預金を利用する人が多いようです。 (図 10)
(図 10)
◆子どもを大学等へ進学させるための教育資金を準備してきた方法 [複数回答]
対象:大学等に通う子どもの親
80%
全体【n=246】

56.1 54.5



40%
25.2

13.8 12.2
6.5 4.5
2.4 2.4 1.2 0.8 0.8
0%
銀 学 奨 教 資祖子 財 生以 借祖子 消 先 金 そ し特
(




(




行 資 学 育 金父ど 形 命外学 り父ど 費 物 株 融 の なに
預 保 金 ロ
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保 引 投 っ
金 険 助かの 蓄 険 れかの 金 資 備
)




険 な 資
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ど や
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)





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆教育資金準備に学資保険を選んだ理由 「堅実だと思う」がダントツ
◆学資保険の魅力は「受け取るタイミングを選べる」「やめずに続けられそう」
教育資金の準備方法として、銀行預金と並んで学資保険の人気が高いことが確認できました
が、なぜ学資保険が選ばれているのでしょうか。教育資金を準備している(またはしてきた)方法と
して学資保険を挙げた人(590 名)に、学資保険を選んだ理由を聞いたところ、「堅実だと思ったか
ら」(71.2%)がダントツとなり、次いで「まとまったお金を受け取るタイミングを選べるから」(31.9%)、
「途中でやめずに続けられそうだと思ったから」(31.5%)が 3 割台、「他の方法よりも利率が高いと
思ったから」(23.9%)、「他のことにお金を使う心配がないから」(21.2%)が 2 割台で続きました。銀
行預金などと比べて利率が高いケースが多いことや、途中で引き出すことなくコツコツとお金を積
み立てられて、まとまったお金が必要になるタイミングで受け取れるという学資保険の一連の流れ
を魅力に感じる人が多いようです。 (図 11)


(図 11)

◆子どもを大学等へ進学させるための教育資金の準備方法として学資保険を選んだ理由[複数回答]
対象:教育資金を準備している(またはしてきた)方法として学資保険を挙げた人
80%
71.2
全体【n=590】



40% 31.9 31.5
23.9 21.2 18.0
11.2
6.9 5.4 3.7 3.7 3.7 2.5 2.2
0%
堅 ま 途 他 他 契 子 自 友 周 信 生 フ
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実 受と 続中 利の の 払約 合ど 分 人 囲 頼 命 勧 て
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2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆親が教育資金を準備する理由 最多は「高校卒業以降の支援も親の義務だと思うから」
◆未就学児の親の思い “お金を理由に子どもの学びの幅を狭めたくない”
親が大学等のための教育資金を準備する背景には、どのような思いがあるのでしょうか。大学
等のための教育資金を何らかの方法で準備している(または準備してきた)人(877 名)に、理由を
聞いたところ、最多回答は「高校卒業以降の進学支援も親の義務だと思うから」(57.2%)、次いで
「子どもに色々な選択肢を与えてあげたいから」(49.4%)が続きました。子どもが持つ様々な可能
性を支えることが親の務めである、という意識を持っている方が多いようです。
子の就学段階別にみると、未就学児の親では、「子どもに色々な選択肢を与えてあげたいか
ら」(58.7%)が最多回答となりました。また、「子どもにはお金のことを気にせず勉学に励んでもらい
たいから」(45.5%)が、他の就学段階の親に比べて高くなりました。未就学児の親は、お金が原因
で子どもの学びの幅が狭まってしまうことのないようにしてあげたい、との思いが強いようです。
(図 12)


(図 12)

◆大学等のための教育資金を準備する理由 [複数回答]
対象:大学等のための教育資金を何らかの方法で準備している(または準備してきた)人
100%
全体【n=877】

57.2
49.4
50% 36.1 33.6
29.2 28.2 26.0
16.6
6.4
0.1
0%
    高     子   自     子     子   子     子     家 そ 特
  進校   色 ど 親分   おど   幅ど 協ど   将ど   前族 の に
親学卒 与々 も に自 勉金 も 身広 も 力も 学来 も 資向 が 他 理
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義援以 て選 は て も にこ は 付教 は た夢 は生 準 に心 は
務も降 あ択 も 励と け養 いの 重活 備過 し な
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思 い た も に し に と め 要た
う か か ら せ い 思に だめ
か ら ら いず か う と に
ら た ら か 思
い ら う
か か
ら ら
全体【n=877】 57.2 49.4 36.1 33.6 29.2 28.2 26.0 16.6 0.1 6.4
就 未就学児【n=213】 51.6 58.7 43.2 45.5 31.9 29.6 19.7 22.5 - 8.5
学子 小学生【n=212】 55.2 50.9 40.1 29.7 29.2 26.4 24.1 18.9 - 5.7
段の 中高生【n=211】 57.8 46.4 29.9 30.8 25.1 28.9 28.0 12.8 - 7.1
階 大学生等【n=241】 63.5 42.3 32.0 29.0 30.3 27.8 31.5 12.9 0.4 4.6
■…全体比+10pt以上 ■…全体比+5pt以上 ■…全体比-5pt以下 ■…全体比-10pt以下 (%)





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆今年 4 月からスタートする義務教育学校 4 人に 3 人が「知らなかった」
2016 年 4 月 1 日より、小学校・中学校の義務教育を一貫して行う“義務教育学校”が、新たな学
校の種類として定められます。義務教育学校は、従来の“小学校 6 年間・中学校 3 年間”という義
務教育 9 年間の学年段階を、“4 年間・3 年間・2 年間”など様々な分け方に変更できるようになっ
ています。これにより、中 1 ギャップ(※2)の防止が期待されています。また、学習カリキュラムにお
いて、従来、中学校で学んでいた内容を先取りして学んだり、独自の教科を設けたりできるなど、
柔軟な変更が可能になっています。このような説明を加えたうえで、全回答者(1,000 名)に、義務
教育学校について質問しました。

※2 小学校から中学校に進学するタイミングで、勉強量の増加、新たなクラスメイトや先輩・後輩などの人間関係
を原因として学校になじめず不登校などになってしまうこと


まず、義務教育学校という新たな学校の種類が設けられることを知っていたか聞いたところ、
「知っていた」が 24.2%、「知らなかった」が 75.8%と 4 人に 3 人の割合となり、義務教育学校の存在
を知らなかった人が多くを占めました。(図 13)


(図 13)

◆義務教育学校という新たな学校の種類が設けられることを知っていたか [単一回答]
0% 20% 40% 60% 80% 100%




全体【n=1000】 24.2 75.8




知っていた 知らなかった





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆「義務教育学校は中 1 ギャップの防止に効果がある」半数が同意
次に義務教育学校に関する意識について質問しました。
中 1 ギャップの防止に関して、≪義務教育学校は中 1 ギャップの防止に効果がある≫では、「そ
う思う(計)」(「非常に」+「やや」、以下同様)は 50.3%となりました。
続いて、柔軟な学習カリキュラムによる効果に関して、≪柔軟な学習カリキュラムにより、英語
教育の強化につながる≫では、「そう思う(計)」は 56.4%、≪柔軟な学習カリキュラムにより、IT 教
育の強化につながる≫では、「そう思う(計)」は 56.2%となり、いずれも半数をやや上回りました。
義務教育学校のメリットを認める親は多いようです。
一方、デメリットとして考えられる、学年段階が柔軟に変更できるようになったことで小学校と中
学校の境目がなくなるという点に関しては、≪中学生が身近過ぎて、小学校高学年のリーダーシ
ップが育ちにくい≫では、「そう思う(計)」は 51.3%、≪9 年間同じメンバーのため、“出会い・別れ”
といった人生経験の機会が失われる≫では、「そう思う(計)」は 65.1%となりました。 (図 14)


(図 14)

◆義務教育学校に関する意識 [各単一回答]
全体【n=1000】 そう思う そう思わ
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計) ない(計)

義務教育学校は
中1ギャップの防止に 5.8 44.5 44.1 5.6 50.3 49.7
効果がある


柔軟な学習カリキュラムにより、
5.3 51.1 38.5 5.1 56.4 43.6
英語教育の強化につながる



柔軟な学習カリキュラムにより、
4.7 51.5 39.4 4.4 56.2 43.8
IT教育の強化につながる


中学生が身近過ぎて、
小学校高学年のリーダーシップ 7.7 43.6 44.8 3.9 51.3 48.7
が育ちにくい

9年間同じメンバーのため、
「出会い・別れ」といった 14.3 50.8 31.3 3.6 65.1 34.9
人生経験の機会が失われる

非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆義務教育学校を増やしていくべきか否か 親の意見は分かれる結果に
そして、今後、義務教育学校を増やしていくべきだと思うかどうかでは、「そう思う(計)」は 50.8%、
「そう思わない(計)」(「全く」+「あまり」)は 49.2%で、意見が分かれる結果となりました。


今後、義務教育学校を増やしていくべきかどうかについて意見が分かれましたが、増やしていく
べきだと思う理由、増やしていくべきだと思わない理由を聞きました。
増やしていくべきだと思う理由としては、「長期的視野に立った、一貫性のある教育が可能だか
ら」と、一貫教育のメリットを挙げる人や、「子どもの個性の多様化。不登校等を防ぐには選択肢が
多いことは必要なことだから」と、義務教育学校の柔軟さが、個性を活かす教育の促進や中 1 ギャ
ップ防止につながると考える人がみられました。
一方、増やしていくべきだと思わない理由としては、「小学校を卒業して中学校に進学する事が
一つの区切りになり、子どもにとっても大事な儀式だと思うから」と、子どものうちに卒業という経
験をさせることが大事だと考える人や、「自分が育った環境と異なるため、教育に不安が生じる」と、
新たな環境で手探りのなか教育を進めることに不安を感じる人も散見されました。 (図 15)
今後、義務教育学校が世間に浸透していくにつれて、こうした親の意見がどう変化するかが、こ
の制度の成否に影響するのではないでしょうか。


(図 15)

◆今後、義務教育学校を増やしていくべきだと思うか [単一回答]
◆義務教育学校を増やしていくべきだと思う理由、思わない理由 [自由回答結果より抜粋]
そう思う そう思わ
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計) ない(計)



全体【n=1000】 8.5 42.3 44.5 4.7 50.8 49.2



非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない

増やしていくべきだと思う理由 増やしていくべきだと思わない理由

小学校を卒業して中学校に進学する事が一つの区切りになり、
長期的視野に立った、一貫性のある教育が可能だから
子どもにとっても大事な儀式だと思うから
(男性・未就学児の親)
(女性・大学生等の親)

子どもの個性の多様化。不登校等を防ぐには選択肢が 一貫性は認めるが、別れと出会いがある6→3制も良いと思う
多いことは必要なことだから (女性・中高生の親) (男性・小学生の親)

もう数年前からわが子たちの通う学校は実施しており、
自分が育った環境と異なるため、教育に不安が生じる
中学への入学が円滑になったと感じるから
(男性・未就学児の親)
(女性・大学生等の親)

メンバーが変わらないという点が
各学校で、その地域に合わせた柔軟なカリキュラムを
デメリットに働く可能性が高く感じるから
組めるから (女性・未就学児の親)
(男性・未就学児の親)





2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆子どもに目指してほしい理想の大人 歴史上の人物部門 1 位「坂本龍馬」
◆子どもに目指してほしい理想の大人 有名人部門 1 位「イチローさん」
上位に、伝記が原作の映画が公開された「スティーブ・ジョブズさん」がランクイン
最後に、全回答者(1,000 名)に、自身の子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合
う歴史上の人物や有名人を一人だけ挙げてもらいました。
歴史上の人物としては、「坂本龍馬」(44 人)が 1 位となりました。次いで「織田信長」(30 人)、
「徳川家康」(23 人)と、戦国武将が 2 位、3 位に入りました。
また、回答者がその人物を選んだ理由を聞いたところ、1 位の「坂本龍馬」には、「時代を作るよ
うな人物になってほしいから」など、わが子に“大物”になってほしいという願いのこもった回答が
多くみられました。 (図 16)
(図 16)

◆子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う歴史上の人物 [自由回答] ※上位5位まで抜粋
◆その人物を選んだ理由 [自由回答] ※一部抜粋
全体【n=1000】
順位
人物名 理由
(件数)
1位 時代を作るような人物になってほしいから
坂本龍馬
(44件) (男性・大学生等の親)
2位 先見の明があり、多岐に渡り政策を打ち立てたから
織田信長
(30件) (女性・大学生等の親)
3位 苦労しつつも最後には成功してほしいから
徳川家康
(23件) (男性・小学生の親)
4位 分け隔てなく、社会に貢献できる人間になってほしいから
フローレンス・ナイチンゲール
(20件) (男性・大学生等の親)
5位 博識であり先見性があると思うから
福澤諭吉
(14件) (男性・未就学児の親)

有名人としては、プロ野球選手の「イチローさん」(19 人)が 1 位でした。次いで「ビートたけしさ
ん」・「明石家さんまさん」(ともに 9 人)と、ベテランのお笑いタレントが同数で 2 位となりました。ま
た、4 位には、米 Apple 社の共同創業者の一人で、今年 2 月 12 日に、伝記を原作とした映画が公
開された「スティーブ・ジョブズさん」(8 人)がランクインしました。
同様に、選んだ理由を聞いたところ、1 位の「イチローさん」には、「常に目標を持ち、それに向か
って努力をする人だから」など、ストイックに努力し続ける姿勢に言及した回答が多く挙がりました。
また、4 位の「スティーブ・ジョブズさん」を選んだ理由としては、「自由な発想で切り開いてほしいか
ら」など、自由な発想力を身につけてほしいから、という回答がみられました。 (図 17)
(図 17)

◆子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う有名人 [自由回答] ※上位5位まで抜粋
◆その人物を選んだ理由 [自由回答] ※一部抜粋
全体【n=1000】
順位
人物名 理由
(件数)
1位 常に目標を持ち、それに向かって努力をする人だから
イチロー
(19件) (女性・大学生等の親)
ハチャメチャな所はあるが、しっかりしている所との
ビートたけし
2位 ギャップのバランスが魅力的だから (女性・中高生の親)
(9件) 明るくて、周りから頼られてるから
明石家さんま
(女性・小学生の親)
4位 自由な発想で切り開いてほしいから
スティーブ・ジョブズ
(8件) (女性・大学生等の親)
5位 浅田真央/池上彰/櫻井翔/ ひたむきに何事にも立ち向かって欲しいから(浅田真央)
(6件) 澤穂希/所ジョージ (男性・大学生等の親)




2016 年 3 月 2 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

注:本調査レポートの百分率表示は小数点第 2 位で四捨五入の丸め計算を行っているため、
合計しても 100%とならない場合がございます。


《調査概要》

◆調査タイトル :子どもの教育資金と学資保険に関する調査2016

◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる20~59歳の男女

◆調査期間 :2016年1月30日~2月3日

◆調査方法 :インターネット調査

◆調査地域 :全国

◆有効回答数 :1,000サンプル(有効回答から各条件がほぼ均等になるように抽出)
(内訳) 親の性別×子の性別×子の通う学校(未就学、小学校、中学校・高校、
大学・短期大学・専門学校・予備校)で16分割、ほぼ均等割付

◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社


■■報道関係の皆様へ■■


本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申しあげます。

■■本調査に関するお問い合わせ窓口■■


ソニー生命保険株式会社 広報部 広報課 常松、大金
電話番号 : 03-3475-8813


■■会社概要■■

会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 萩本 友男
設立 :1979(昭和 54)年 8 月
所在地 :東京都港区南青山 1-1-1 新青山ビル東館 3 階
業務内容 :生命保険業


SL15-0691-0012





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