“健康増進×働き方改革”をテーマとした取り組みについて~東京大学大学院医学系研究科 健康空間情報学講座と共同研究を開始~

平成 29 年 7 月 14 日
各 位
会社名 株式会社大和証券グループ本社
代表者名 執行役社長 中田 誠司
(コード番号 8601 東証・名証(第 1 部))




“健康増進×働き方改革”をテーマとした取り組みについて
~東京大学大学院医学系研究科 健康空間情報学講座と共同研究を開始~


大和証券グループ本社は、
「健康増進」と「働き方改革」をテーマとした人事施策や新規
ビジネス創出の一環として、7 月 14 日より東京大学大学院医学系研究科 健康空間情報学
講座(※1)と共同研究契約を締結し、ICT システムを用いた特定保健指導の臨床試験を開始
します。


少子高齢化が進む日本において、医療費の増加は大きな課題となっており、健康保持・
増進への取り組み強化は急務となっています。
政府は、
「未来投資戦略 2017」の戦略分野のトップに 2025 年に向けた「健康寿命の延伸」
を掲げ、保険者や経営者によるビッグデータ・AI を活用した個人の予防・健康づくりの取
り組み強化を具体的施策としています。また、企業にとっても、従業員の健康保持・増進
を図ることは、労働生産性向上や医療費負担の軽減、企業価値向上の観点から重要である
ため、
「健康経営(※2)」の取り組みが加速しています。


大和証券グループは、中長期的な取り組みとして、これまで培ってきた健康経営先進
企業(※3)としての知見・ノウハウをベースに、医学的・技術的専門性を有する外部研究機
関との連携や、ヘルスケア分野を中心に先進的な技術を有する次世代成長企業の発掘・支
援を通じて、生涯現役社会の実現に貢献してまいります。




<主な取組み内容>
Ⅰ.東京大学大学院医学系研究科 健康空間情報学講座と共同研究の開始
-7 月 14 日より東京大学大学院医学系研究科 健康空間情報学講座と共同研究を開始し、
当社グループ社員を対象に ICT システム(DialBeticsLite)を用いた臨床試験に取り
組みます。
-企業の経営課題である「健康経営」に資する健康増進モデルの構築を目指し、健康
診断データと労務データを組み合わせた分析も行います。
-DialBeticsLite は、健康空間情報学講座が開発した特定保健指導の対象者向けの ICT
システムです。利用者は、当システムに体重・血圧・歩数・血糖値等のデータと食事・
運動等の生活習慣に関するデータを登録することで、必要に応じて表示されるアドバ
イスにより、生活習慣の改善に向けた自己管理の支援を受けることができます。
-共同研究における健康診断データや労務データの取扱いに際しては、プライバシー等
の人権を尊重し、個人情報の保護に関する法律を遵守し、東京大学医学部倫理委員会
の承認を得て実施します。


Ⅱ.“健康増進×働き方改革”に関する当社グループの中長期的な取り組み
① 健康診断データ・労務データの有効活用に関する研究
-当社グループは、健康保険組合向けシステムで日本 No.1(※4)のシェアを誇っており、
健康診断データの活用を志向する企業に対するソリューションの提供を進めており
ます。
-今後、健康経営に積極的な企業を中心に、健康空間情報学講座との共同研究を発展
させた形として、健康診断データと労務データの有効活用に関する分析を推進し、
企業の人事制度及び労務管理の改善に繋がるモデルの構築を通じて、役職員の健康
保持・増進に貢献していきます。


② 健康増進分野に技術を有するベンチャー企業の発掘・支援
-当社グループは、グループ内の投資会社の活用に加え、提携企業と投資ファンドを
共同で立ち上げるなど、ベンチャー企業の発掘・育成に取り組んでまいりました。
-健康増進分野に技術を有するベンチャー企業に対して、成長資金の供給、ビジネス
及びアライアンス機会の提供等を通じて、事業拡大をサポートしていきます。


以 上




(※1)東京大学大学院医学系研究科 健康空間情報学講座 (HP:http://uhi.umin.jp/)
(※2)健康経営は、NPO 法人健康経営研究会の登録商標です。
(※3)大和証券グループ本社は、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に取り

組んでいる企業として、3 期連続で「健康経営銘柄」に選定されました。
(※4)大和総研ビジネス・イノベーションが提供する「KOSMO-network21」は、400 を超える
健康保険組合に選ばれている業界トップシェアの業務システムです。




<お問い合わせ先>
大和証券グループ本社 広報部 鈴木・青山・木下・大橋・桑原(Tel.03-5555-1165)

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