こどもの貧困問題への取り組みについて

平成 29 年 9 月 15 日
各 位

会社名 株式会社大和証券グループ本社
代表者名 執行役社長 中田 誠司
(コード番号 8601 東証・名証(第 1 部)





こどもの貧困問題への取り組みについて


大和証券グループでは、これまでもインパクト・インベストメント債券の発行など
事業活動を通じて様々な社会課題の解決に取り組んでまいりました。

このほど、官民を挙げて取り組みが始まっている SDGs(持続可能な開発目標)推進
の観点から、こどもの貧困問題について新たな取組みを開始することにいたしました
ので、お知らせします。


わが国のこどもの 7 人に 1 人(※)が貧困状態にあるなどこどもの貧困問題は非常に
深刻なものになっております。このような状況は、わが国の将来に非常に大きな悪影
響を与えると想定されます。
※厚生労働省 国民生活基礎調査より


大和証券グループでは 2 つの新たな施策を開始することにより、SDGs のうち以下
6 つの目標に資することを目指してまいります。



 「大和証券グループ 夢に向かって!こどもスマイルプロジェクト」

 「大和ネクスト銀行 預金を利用したこどもの自立支援サポートプログラム」



目標 1:貧困をなくそう 目標 2:飢餓をゼロに
目標 3:すべての人に健康と福祉を 目標 4:質の高い教育をみんなに
目標 8:働きがいも経済成長も 目標 10:人や国の不平等をなくそう





■ 「大和証券グループ 夢に向かって!こどもスマイルプロジェクト」について


大和証券グループ本社と、パブリックリソース財団は、 「大和証券グループ 夢に
向かって!こどもスマイルプロジェクト」を新たに開始し、こどもの貧困問題に取
り組む NPO 法人等への支援を行うことで合意いたしました。


本プロジェクトはこどもの環境改善や貧困の連鎖を防止することを目的とし、
域における先進的な取り組みを行う団体への支援を企図しています。


大和証券グループ本社は当初 5 年間で総額1億円程度を寄付することを想定し
ており、 パブリックリソース財団は寄付金で基金 「大和証券グループ 輝く未来へ

こども応援基金」 )を設立いたします。支援先は公募・選定の上決定され、年内に
第一回助成先を決定することを目標にしています。公募の詳しい内容については、
10 月に発表いたします。


※公益財団法人 パブリックリソース財団
2000 年:特定非営利活動法人 パブリックリソースセンター 設立
2013 年:公益財団法人 パブリックリソース財団として活動スタート


全国および海外からの市民や企業の寄付をもとに、幅広い公的分野の社会を良くする活動に投資
する市民財団。財団としてスタートしてから 4 年半の間に累計 6.6 億円の寄付を集め、年間 300
件以上の団体を支援




■ 大和ネクスト銀行 「預金を利用したこどもの自立支援サポートプログラム」について


大和ネクスト銀行は中央共同募金会と協働し、預金を通じたこどもの自立支援サポート
プログラムを本年度下期より開始する予定です。


専用預金をお客様へ提供し、こどもの自立支援に取り組む複数団体へお客様と同行が
寄付を行う予定です。具体的商品概要については 11 月を目途に発表予定です。





ご参考:SDGs 推進についての経済界・証券業界の取り組み


大和証券グループでは従来から国内外で事業を展開していく上で、 SDGs を重要な共
通言語としてとらえ、以下のような取り組みを推進してまいりました。


① インパクト・インベストメント債券の引受・販売等の金融機能を活用した取り組み
② 女性活躍推進やワーク・ライフ・バランスの推進、健康経営等の人事施策
③ 経済・金融教育への取り組み



我が国の経済界及び証券業界では以下の取り組みを通じ、SDGs 達成への貢献を図って
います。


 日本経済団体連合会(経団連)は新たな 経済成長モデルとして提唱している
「Society5.0」を通じて、SDGs 達成に貢献することを目指しています。更なる会員
企業の取り組み推進に向け、SDGs の観点から「企業行動憲章」および「実行の手引
き」を改定する予定です。


 日本証券業協会では、会長の諮問機関として証券業界における SDGs 推進に関する
懇談会を設置し、以下の 3 つのテーマを分科会で議論する予定です。


 「貧困、飢餓をなくし地球環境を守る」
 「働きがいのある働き方そして女性活躍支援」
 「社会的弱者への教育支援」



以 上


<お問い合わせ先>
大和証券グループ本社 広報部 鈴木・青山・木下・大橋・桑原(Tel.03-5555-1165)





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