ブロックチェーン技術を活用した次世代決済基盤「リップルコネクト」を開発するRipple Labs Inc.への出資および合弁会社設立に関する覚書締結のお知らせ

2016 年 1 月 29 日
各 位
SBI ホールディングス株式会社


ブロックチェーン技術を活用した次世代決済基盤
「リップルコネクト」を開発する Ripple Labs Inc.への
出資および合弁会社設立に関する覚書締結のお知らせ


当社はこのたびブロックチェーン技術を活用した次世代決済基盤「リップルコネクト」
を開発、提供している Ripple Labs Inc. CEO Chris Larsen、
(本社 米国サンフランシスコ、 :

以下「リップル社」
)に対する出資および同社とアジア地域を事業対象とした合弁会社を設
立することについて覚書を締結致しましたのでお知らせいたします。


当社がこのたび出資および合弁会社設立に向けた覚書を締結しましたリップル社は世界
有数の経済紙 Forbes の「The Fintech 50」にも選定された FinTech 分野を先導するベンチ
ャー企業であり、ビットコインに次ぐ時価総額を誇る暗号通貨 XRP の発行、運営を行って
いる暗号通貨の第一人者として、暗号通貨取引における基盤技術であるブロックチェーン
技術※を活用した、既存の決済インフラに代わる革新的な次世代決済基盤「リップルコネク
ト」を開発し、海外の大手金融機関との間で導入に向けた実証実験を進めています。


これまでの海外送金に関する決済インフラは、送金側から着金側に資金が到達するまで
に複数の中継銀行を経由していたため、着金までに時間がかかることや高い送金コスト、
送金の不確実性等が問題となっておりましたが、
「リップルコネクト」では、中継銀行を通
すことなく、送金側と着金側をマーケットメーカーで直結させることで手数料の大幅な削
減、取引時間の大幅な短縮を実現するとともに、決済ルートの短縮化により、送金側にと
ってはプロセスの可視化、追跡が簡単となります。


【これまでの海外送金に関する決済インフラ】
【リップル社が提供する海外送金に関する決済インフラ】




当社は、これまでインターネット等をチャネルとし、より安価な手数料で迅速な国際送
金サービスを行う SBI レミット等を通じて国際送金分野に取り組んでおりましたが、ブロ
ックチェーン技術を活用した新たな国際送金システム基盤の構築を推進すべく、このたび
リップル社への投資およびアジア地域を事業対象とした合弁会社設立に向けた覚書を締結
致しました。


当社グループは今後も成長産業として期待される FinTech 分野における有望な企業への
投資を一層拡大するとともに、当社グループの金融サービス事業にもブロックチェーン技
術など FinTech 分野における新技術を次々と取り入れることを目指してまいります。


【Ripple Labs Inc.の概要】
事業内容 決済基盤「リップルコネクト」の開発、提供および仮想通貨 XRP の発行
所 在 地 300 Montgomery St, San Francisco, CA 94104
代 表 者 CEO Chris Larsen
設立年月 2012 年 9 月
U R L https://ripple.com/




以 上
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