英国の系統用蓄電事業(100MW)への出資参画

2021 年 12 月 21 日
各 位
会 社 名 東京センチュリー株式会社
代 表 者 名 代表取締役社⻑ 野 上 誠
(コード番号 8439 東証 1 部)
問合せ先 広 報 I R 部 ⻑ 山 下 圭 輔
(TEL03−5209−6710)


英国の系統用蓄電事業(100MW)への出資参画


当社は、日本工営株式会社(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:新屋浩明、以下、
「日本工営」)の完全子会社で
ある Nippon Koei Energy Europe B.V.(本社:オランダ ロッテルダム CEO:鈴木雅登)が、英国南東部の
Tollgate および Cuxton において実施する 100MW の系統用蓄電事業に出資参画することになりましたので、下記の
とおり、お知らせいたします。





本事業は、当社、日本工営、テス・エンジニアリング株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社⻑:髙崎敏
宏)
、東芝三菱電機産業システム株式会社(本社:東京都中央区、取締役社⻑:山脇雅彦、以下、
「TMEIC」、芙蓉総

合リース株式会社(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:辻⽥泰徳)の日系企業 5 社が参画し、各社の出資および
融資により系統用蓄電事業を実施する初の事業となります。
本事業は、TMEIC 製の蓄電システムおよび日本工営製の制御装置(NK-EMS)を用いて、英国の大手送電会社
National Grid が運用する送配電系統に接続し、電力系統の安定化(アンシラリー)サービスを系統運用者に提供いた
します。2021 年 12 月に建設を開始し、2023 年春頃の商用運転開始を目指しております。


英国は、再生可能エネルギー電源比率の増加から電力系統安定化のニーズが高まっており、系統運用会社に調整力を
提供する系統用蓄電システムの導入が進められております。本事業は、英国の電力系統に接続する大規模システムであ
り、電力系統安定化に貢献いたします。


当社は、国内外のパートナー企業との共創による『金融×サービス×事業』を融合した独自のビジネスモデルを展開
しており、太陽光発電を中心とする再生可能エネルギ―事業の拡大に注力しております(2021 年 9 月末現在
629MW)
。また、日本工営がアグリゲーター※となっている、
「令和 3 年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを
活用した次世代技術構築実証事業費補助金(再生可能エネルギー発電等のアグリゲーション技術実証事業のうち再生可
能エネルギーアグリゲーション実証事業)
」に太陽光発電の各種データを提供するアセット・オーナーとして参加する
など、将来の国内 VPP 事業の展開等にもつながる蓄電池事業の発展に、金融・サービス企業として積極的に取り組ん
でいく考えであります。



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今後とも、需給調整市場や FIP(Feed-in Premium)制度、出力制御対策等、蓄電システムを活用することによ
り、再生可能エネルギーの拡大ならびに収益性・信頼性向上に注力し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。


※アグリゲーター:需要家の需要量を制御して電力の需要と供給のバランスを保つ、ディマンドレスポンス(DR)に
おいて、電力会社と需要者の間に立ち電力需給バランスをコントロールする事業者




以 上




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