三谷産業、新拠点「広島事業所」完成のお知らせ

Press Release
【報道関係各位】
三⾕産業株式会社
2018 年5⽉8⽇


三⾕産業、新拠点「広島事業所」完成のお知らせ
〜技術⼒向上・新⼯法の具現化を主導するマザー⼯場の機能を強化〜


三⾕産業株式会社(本社︓⽯川県⾦沢市/代表取締役社⻑︓三
⾕ 忠照、以下 三⾕産業)は、⾞載向け樹脂成形品や電⼦部品の
製造・販売を⾏う樹脂・エレクトロニクス事業拡⼤のため、かね
てより新築移転の準備を進めてまいりました広島事業所がこのた
び完成し、5 ⽉ 8 ⽇(⽕)に関係者をお招きした安全祈願祭およ
び内覧会を実施しました。

新たに完成した広島事業所は、量産拠点であるベトナム各社の
⽣産準備拠点として、製品の品質向上や製造⼯程の改良ならびに
ベトナム⼈社員の研修・育成を推進します。
広島事業所 外観
■新築移転の背景と⽬的
三⾕産業グループでは、当社 M&E 事業部およびベトナムの⼦会社 ABCD 社、ADMS 社、FCV 社(※)
が協業して、⾞載向け樹脂成形品や電⼦部品の製造・販売を⾏う樹脂・エレクトロニクス事業を展開して
います。近年、ベトナムを含む ASEAN 各国への⽇系⾃動⾞メーカーの進出に伴い、現地における⾼品質
かつ⾼度な技術を要する⾃動⾞部品の需要が⼤幅に拡⼤しています。また、⾃動⾞関連ビジネスにおいて
は、Connected(つながる)、Autonomous(⾃律⾛⾏)、Shared(共有)、Electric(電動)の「CAS
E」が4⼤トレンドとなってきており、より⼀層電⼦部品の需要が増⼤していくと考えられます。

当社グループでは樹脂成形品の量産や、それを電⼦部品と組み合わせた複合ユニット製品の製造をベト
ナムの⼯場で⾏っています。そこで不良を出さないためには、量産の前⼯程にある⽣産準備の徹底が⽋か
せません。当社グループでは、
「良品しかつくらない製造⼯程」を標語に掲げ、⾼いレベルでの品質保証に
取り組むとともに、技術⼒向上・新⼯法の具現化を主導するマザー⼯場の役割を担う「トライアルセンタ
ー」の機能強化に取り組んでいます。

今回の新築移転によって国内で⽣産技術の拠点を強化し、技
術のさらなる⾼度化を実現するとともに、ベトナムでの⽣産⼯
程を担う現地社員を受け⼊れて研修・育成を⾏います。それによ
り、品質・コスト・納期のすべての⾯でお客様のニーズにより⾼
いレベルでお応えできる体制を構築します。

※ベトナム⼦会社について
ABCD 社︓ Aureole Business Components & Devices Inc.
ADMS 社︓ Aureole unit-Device Manufacturing Service Inc.
FCV 社︓ Fujitsu Computer Products of Vietnam, Inc.

トライアルセンター内 成形機





■「広島事業所」新築のポイント


①⼯程⾃動化を推進・検証するための環境づくりを強化
従来のトライアルセンター機能に加え、⾦型製造のリードタイム短縮への取り組みや、治具の試作・
共通化、今後本格⽣産する複合ユニット製品の試作・検証、さらには⾃動検査・梱包ラインの開発・
製造、量産設備の導⼊(2018 年 8 ⽉導⼊予定)など、作業⼯程の⾃動化による現業技術⼒向上・新
⼯法の具現化を推進する環境づくりを強化いたしました。

②業務効率の向上を⽀える環境整備
従来は企画・設計を⾏う事務所と、製造・試作・評価を⾏うトライアルセンターが 2 拠点に分かれて
いましたが、新事業所では 1 拠点に統合します。また、フリーアドレス制や、⾼速・⼤容量の次世代
無線通信システム5G(第 5 世代移動通信システム)を導⼊することで、業務の効率化を図ります。

③⼯事進捗を管理する「BIM」⼿法の導⼊
当事業所の設計・施⼯では、当社空調設備⼯事事業において推進している「Building Information
Modeling (BIM)」という技術を活⽤し、設計業務の⾃動化や施⼯の効率化による建設現場での施⼯
管理業務の負荷低減に取り組みました。



■新「広島事業所」概要


操業開始⽇ ︓ 2018 年 4 ⽉ 23 ⽇(⽉)
設備投資額 ︓ 7億 95 千万円 (※今後の投資予定額含む)
建物概要 ︓ 鉄筋コンクリート造地上3階建て、延べ床⾯積 1,500 ㎡(移転前より 79%増)
構成施設 ︓ 広島事務所、トライアルセンター
所在地 ︓ 広島県広島市安芸区船越南 4-11-11



■「安全祈願祭・内覧会」概要


操業開始⽇ ︓ 2018 年 5 ⽉ 8 ⽇(⽕) 10:30〜11:45
会場 ︓ 三⾕産業株式会社 広島事業所内
出席者 ︓ 当社代表取締役社⻑ 三⾕ 忠照、他 50 名




安全祈願祭の様⼦




<本件に関するお問い合わせ先>
三⾕産業株式会社広報事務局(共同ピーアール)
TEL︓03-3571-5258




5916