三谷産業、ベトナムの貿易大学と産学連携を強化

Press Release
【報道関係各位】
三⾕産業株式会社
2018 年8⽉ 30 ⽇


三⾕産業、ベトナムの貿易⼤学と産学連携を強化
〜⽇系企業における⼈材の採⽤・育成をテーマに共同研究を開始〜


三⾕産業株式会社(本社:⽯川県⾦沢市/代表取締役社⻑:三⾕ 忠照、以下 三⾕産業)は、
8 ⽉ 30 ⽇にベトナム・ハノイ市の貿易⼤学で、同⼤学との協⼒覚書ならびに同⼤学⽇本語学部
との共同研究契約書の調印式を執り⾏いました。
貿易⼤学と三⾕産業は、ベトナムで事業を営む⽇系企業におけるベトナム⼈材の採⽤や育成
をテーマとする共同研究を中⼼に、⽂化、産業、教育、学術などさまざまな分野で連携し、両国
の発展に寄与することを⽬指しています。
調印式には、貿易⼤学のブイ・アイン・トゥアン学⻑、当社からは取締役会⻑ 三⾕充、取締
役副会⻑ 饗庭達也のほか、在ベトナム⽇本国⼤使館より梅⽥邦夫 駐ベトナム⽇本国特命全権
⼤使ら、24 名が出席しました。
なお、 本共同研究は在ベトナム⽇本国⼤使館を中⼼とする実⾏委員会より、⽇越外交関係樹⽴
45 周年事業に認定されています。

■貿易⼤学との共同研究について
三⾕産業は、1994 年からベトナムで事業を開
始し、産学官にネットワークを培ってきました。
現在ではベトナムに⼦会社 8 社、社員数約 4,000
名を有する規模になっています。
貿易⼤学は、ベトナムでも最上位とされる⼤学
であり、1970 年代から⽇本語教育に⼒を⼊れて
おり、また語学だけでなく⽇本⽂化や⽇本式の経
営学についても研究・教育しています。当社を含
め多くの⽇系企業に優秀な⼈材を多数輩出して 調印式の様⼦

います。
⼀⽅で、ベトナムの⽇系企業の中では、⽂化や雇⽤慣⾏の相違に起因する⼈材の採⽤・育成に
ついての悩みを持つことも少なくありません。
また、ベトナムの⼤学側においても、 ⽇本語や⽇本⽂化を学んだ学⽣が⽇系企業に就職した際
に、働き⽅や組織のルールや慣習に適応するためには課題も多く、 それらを克服するための教育
カリキュラムを模索しているのが現状です。
そこで、三⾕産業から貿易⼤学に委託する形で、 「在ベトナム⽇系企業における採⽤および新
⼊社員教育の現状と課題」 という共同研究を実施する運びとなりました。 三⾕産業が研究費の⽀
援や⽇系企業の協⼒を募り、貿易⼤学の研究者が 3 年間をかけて実際に統計分析やケーススタ
ディーを⾏います。
この研究の成果として、⽇系企業とベトナムの⼤学の双⽅が、両国の⽂化・就労の考え⽅につ
いての相違点を理解し合い、 企業での採⽤・育成ならびに⼤学の教育現場において有効に活⽤さ
れることを期待しています。


【共同研究概要】
研究テーマ: 在ベトナム⽇系企業における採⽤および新⼈教育の現状と課題
研究対象 : ⼤学を卒業したレベルの⼈材を採⽤する在ベトナム⽇系企業
研究期間 : 2018 年 10 ⽉ 1 ⽇〜2021 年 9 ⽉ 30 ⽇

【協⼒覚書/共同研究契約書 調印式概要】
⽇時: 2018 年8⽉ 30 ⽇(⽊)10:00〜11:00(ベトナム時間)
場所: 貿易⼤学(ベトナム社会主義共和国ハノイ市)

(補⾜情報)
■貿易⼤学と三⾕産業の関係ついて
貿易⼤学は、1960 年に外交、貿易職員の訓練⼤学として設⽴され、経済学、経営学、外国語
学部を中⼼とした、⼈⽂社会系ではベトナム最上位の⼤学です。
同⼤学⽇本語学部においては、語学教育としての⽇本語教育のみならず、⽇本⽂化、⽇本式
の経営学などを多様な⾯から研究し、また教育カリキュラムとして導⼊してきました。
さらに⼀橋⼤学、神⼾⼤学などの⽇本国内の⼤学機関と研究⾯で連携しているのみならず、
学内⾏事などを通じて⽇系企業向けに研究成果を発表する場を設けるなど多様な接点を有する
ことも、同学部の⼤きな特徴です。
貿易⼤学と三⾕産業はこれまで、それぞれが主催するカンファレンスにおいて相互に講演を
提供したほか、当社における同⼤学の学⽣インターンシップの受⼊れ、出⾝者の採⽤など、多
岐にわたる協⼒関係を築いてきました。また本年は、同⼤学の認定教育機関であるベトナム⽇
本⼈材開発インスティチュート(VJCC インスティチュート)において、ベトナム⼈に向けた
⽇本型品質管理に関する教育プログラムを提供しています。

■⽇越外交関係樹⽴ 45 周年事業について
在ベトナム⽇本国⼤使館をはじめとする在ベトナムの⽇本関係機関が
2017 年 8 ⽉ 1 ⽇付で発⾜させた⽇越外交関係樹⽴ 45 周年事業実⾏委員
会により、 政治、 経済、社会、⾷、教育、スポーツ、科学技術、 ⽂化芸術、
学術、観光など幅広い分野において、⽇本とベトナムの間の交流と相互
理解の促進、友好関係の強化に資すると認められた事業であり、公式ロ
ゴマークの使⽤が可能になります。

■三⾕産業グループのベトナム事業について
三⾕産業のベトナム⼦会社の総称を Aureole(オレオ)グループと称しています。 “Aureole”と
は、フランス語で「栄光」を意味する⾔葉であり、ベトナム⼦会社の社名に冠しています。三⾕
産業が 1994 年にベトナム・ホーチミン市において事業を開始し、2018 年8⽉現在ではベトナ
ム国内において、現地⼦会社8社およびハノイ・ホーチミン駐在事務所合わせて計 15 拠点、現
地社員数は約 4,000 ⼈を有する規模になっています。事業内容は、化学品・健康⾷品原料の製
造・販売、建築設備の CAD 設計、情報システムのオフショア開発・システムインテグレーショ
ン、⾃動⾞部品向け樹脂成形品の製造、プリント基板およびユニットの製造・組み⽴てなどの事
業を展開しております。

<本件に関するお問い合わせ先>
三⾕産業株式会社 広報事務局(共同ピーアール) TEL: 03-3571-5258


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