マイクロブラッドサイエンス、ヴァゼム社との協議によりモノクローナル抗体産生細胞株の国外移管に関するシミュレーションを完了

2021 年8月 16 日
株式会社プロルート丸光
ニュースリリース

マ イクロブラッドサイエンス、ヴァゼム社との協議によりモノクローナル抗体産生細胞株の
国 外移管に関するシミュレーションを完了



当社連結子会社の株式会社マイクロブラッドサイエンス(本社:東京都千代田区 代表取締役:大竹
圭 以下、「MBS」)は、Vazyme Biotech Co.,Ltd(以下、ヴァゼム社)と 2021 年 6 月 25 日に締結
した「日本展開における特定分野の独占的包括提携契約」の中で、新型コロナウイルス治療薬の元とな
るモノクローナル抗体産生細胞株の日本における開発展開のサポートを独占的に担っております。ヴァ
ゼム社のモノクロナール抗体産生細胞株に関して、これまで内部評価、外部評価、特性と製剤方法に関
して研究を進めてまいりましたが、最終的なリスクとなり得ると考えておりました「国外移管」に関し
て、ヴァゼム社、中国当局への確認が取れ、安全に国外移管を行えるシミュレーションが完了した事を
お知らせいたします。


MBS が、当該ビジネスにおいて最終的なリスク要因となり得ると想定していた事象として、ヴァゼ
ム社が外国企業である事から、いわゆる「政策リスク」による案件の中止、ビジネスプランの大幅変更
の可能性などが挙げられます。MBS としては、他国で同様にモノクローナル抗体産生細胞株を導入し
た事例を再度研究すると共に、新型コロナウィルスの感染状況に世界的に歯止めがかからない環境下に
おいて、ヴァゼム社を中心に、中国当局とも交渉を行い、「国外移管」に関しての安全な方法について、
合意を得る事が出来ました。これにより、当該ビジネスを巡る大きな問題点が解決されたと考えており、
今後は製薬企業との創薬のフェーズへと進んでまいります。

<他国企業実例>
イーライリリー・アンド・カンパニー(米国)
米大手製薬企業であるイーライリリー社は、中国のエージェント企業を通じて、ヴァゼム社が初期に
発見したモノクローナル抗体産生細胞株を取得する事に成功し、カクテル抗体治療薬の製造に着手して
いる。


また、ヴァゼム社のモノクローナル抗体産生細胞株を巡ってはそのカクテル仕様によって、デルタ株、
その亜種、までは有効であるシミュレーションが既になされておりますが、現在「ラムダ株」変異まで
の有効性に関して、臨床シミュレーションに入っております。




【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社プロルート丸光 管理本部
TEL:06-6262-0303

株式会社マイクロブラッドサイエンス
TEL:03-6240-9200

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