「日本と世界のクラフトマンシップを応援する『スローファニチャー』の会」設立 大塚家具、飛騨産業の社長が代表発起人

NEWS RELEASE 株式会社大塚家具
〒135-8071 東京都江東区有明3丁目6番11号
東京ファッションタウンビル東館
TEL03-5530-4321(代) FAX03-5530-5550
報道関係者各位 2019年4月26日


「日本と世界のクラフトマンシップを応援する
『スローファニチャー』の会」設立
大塚家具、飛騨産業の社長が代表発起人

総合インテリア販売の株式会社大塚家具(本社:東京都江東区)の大塚久美子代表取締役社長と家具インテ
リア用品の製造販売の飛騨産業株式会社(本社:岐阜県高山市) の岡田贊三代表取締役社長が代表発起人とな
り、発起人10人とともに、伝統的な職人技と誠実なものづくりの精神(クラフトマンシップ)の価値を広く
伝えていく「スローファニチャー」の会を設立しました。今後、この会の趣旨に賛同する事業者の輪を広げて
いくとともに、スローファニチャーに関わる事業者が協力してクラフトマンシップに裏打ちされた家具・イン
テリアの素晴らしさを情報発信してまいります。

スローファニチャーとは、デザインや機能、使い心地が優れているだけでなく、長い期間、安全に、機能や
使い心地を損なうことなく使い続けられるものです。そして、その背景にストーリーがあるものです。デザイ
ナーがどういう思いでデザインしたのか、作り手がなぜその素材を選び、職人がどのような思いを込めてそれ
を形にしたのか、自然や人の温かみが感じられるものです。

スローファニチャーの会では、クラフトマンシップに支えられたものづくりの過程がわかるよう、作り手の
工房やデザイナーのアトリエの見学会を企画します。職人やデザイナーらの作り手が思いを語る対談等も行い
ます。会のホームページを立ち上げ、そうしたイベントの情報を発信するとともに、見学会や対談をアーカイ
ブ(保存・活用)する予定です。

近年、家具・インテリアの分野でも「ファストファニチャー」ともいうべき、数年で「消費される」家具が
普及しています。ファストフードやファストファッションの例を見てもファストファニチャーが受け入れられ
るのは頷けることです。一方で、伝統的な食材を使ったスローフードや、簡単に使い捨てしない長く愛せるス
ローファッションの価値が見直されているのも事実です。家具・インテリアの分野でも「スローファニ
チャー」の深い味わいを多くの人に享受していただけるよう努めてまいります。

代表発起人
大塚 久美子 (株式会社大塚家具 代表取締役社長)
岡田 贊三 (飛騨産業株式会社 代表取締役社長)

発起人
青森 宏悦 (株式会社アーリー・タイムスアルファ 取締役社長)
五十嵐 久枝 (イガラシデザインスタジオ)
五百部 喜作 (株式会社イヨベ工芸社 代表取締役)
風巻 穣 (秋田木工株式会社 代表取締役社長)
小林 一朗 (マルイチセーリング株式会社 代表取締役社長)
中野 浩一 (株式会社森繁 代表取締役社長)
西村 秀之 (株式会社スリープセレクト 代表取締役社長)
橋詰 和弘 (株式会社橋詰家具 代表取締役社長)
守次 拓 (松岡家具製造株式会社 代表取締役)
山根 誠一郎 (ヤマネホールディングス株式会社 代表取締役社長)
(五十音順、敬称略)



《本件に関する報道関係者お問い合わせ先》
株式会社 大塚家具 広報室
TEL:03-5530-5566 / FAX:03-5530-5567
E-mail:koho@idc-otsuka.co.jp
日本と世界のクラフトマンシップを応援する
「スローファニチャー」の会
設立趣意書




近年、家具・インテリアの分野において、ファストファニチャーともいうべき、数年で
「消費される」家具が普及しています。安価な価格に見合ったファストファニチャーが受
け入れられるのは、
ファストフードやファストファッションの例を見ても頷けることです。
一方で、伝統的な食材を使ったスローフードや、簡単に使い捨てしない長く愛せるスロー
ファッションの価値が見直されているのも事実です。家具・インテリアの分野でも、伝統
的な職人技と誠実なものづくりの精神(クラフトマンシップ)に支えられた「スローファ
ニチャー」の価値を広く伝えていきたいと私たちは考えています。


スローファニチャーとは、デザインや機能、使い心地が優れているだけではなく、長い
期間、安全に、機能や使い心地を損なうことなく使い続けられるものです。そして、その
背景にストーリーがあるものです。デザイナーがどういう思いでデザインしたのか、作り
手がなぜその素材を選び、職人がどのような思いを込めてそれを形にしたのか。自然や人
の温かみが感じられるものです。


いいものを長く使う、という価値観は日本人の中に深く根付いた価値観です。長い目で
見れば、
安価なものを使い捨てにするよりも、
いいものを長く使うほうが経済的でもあり、
また、リースやレンタルなどの手法を使えば、短い期間であっても負担を軽くしながら使
うことが可能です。


人生の舞台となる住まいに、使い心地の良い家具や、愛着を持って長く共に暮らせる家
具があれば、日々の暮らしは潤い、心豊かになります。それを知り、経験する機会があれ
ば、より多くの人が、人の手で作られた、スローファニチャーを使いたいと思うのではな
いでしょうか。


私たちの第一歩は、その機会を多くの人に提供することです。スローファニチャーは、
作り手も、販売者も、ファストファニチャーに比べるとずっと小規模で、個々の発信力は
限られていますが、
複数の事業者が協力することで発信力を強めることができるはずです。
スローファニチャーに関わる事業者が協力して、良い家具のある暮らし、良い家具のた
めのものづくりなど、良い家具に関する情報発信をすることで、多くの人々に「人」が丁
寧に作ったものを使う喜び、自分の住まいに愛せるものがある喜びを知っていただき、そ
のことを通して、クラフトマンシップに裏打ちされた丁寧なものづくりの継続と継承につ
なげていきます。


2019 年 4 月 24 日
発起人代表
株式会社大塚家具 代表取締役社長 大塚久美子
発起人代表
飛騨産業株式会社 代表取締役社長 岡田 贊三

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