NAGASEグループカーボンニュートラル宣言につきまして

2022 年 1 月 25 日
各 位
会 社 名 長 瀬 産 業 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 朝倉 研二
(コード番号 8012 東証第 1 部)
問 合 せ 先 コーポレートコミュニケーション本部長 今村 夏樹
(TEL 03-3665-3640)


NAGASE グループカーボンニュートラル宣言につきまして


当社は、2050 年のカーボンニュートラル実現に向けた方針を策定しましたのでお知らせします。
当社は、2021 年 5 月に発表したマテリアリティ(重要課題)において「社会・環境課題の解決とグローバリゼ
ーション」を掲げています。グローバルに事業を展開する NAGASE グループにとって、気候変動への対応はグ
ループ全体で取組むべき重要な課題と認識しています。
NAGASE グループは商社機能に加え、製造・加工機能を有することから、
「商社業/製造業」と「可視化/削
減」の 2 軸 4 象限に分類し、以下の目標達成に向けて取り組んでまいります。


■ 目標
2050 年までに GHG 排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルの達成を掲げます(Scope1・2)
。また、
2030 年までに、Scope1・2 を 46%削減(2013 年比)
、Scope3 を 12.3%以上削減(2020 年比)します。
なお、Scope3 は今後のサプライチェーンとの対話により目標値の更新も検討します。


■ 全体施策
2021 年度中に TCFD※1 への賛同表明を行います。また、計画の蓋然性の担保のため、SBT※2 の認証を検討し
ます。
その他、排出量の中長期目標設定にあたり、NAGASE グループの成長戦略との両立を図るため、環境投資の
優遇制度や社内炭素税の導入も検討を進めます。


■ 施策
2050 年および 2030 年の目標達成に向けて、以下の 4 つの施策を進めます。
<【図1】参照>
施策①:サプライチェーンにおける排出量の可視化など
施策②:戦略製品の LCA 算出など
施策③:低炭素製品・削減ソリューションの提供、環境対応型設備の導入など
施策④:生産工程改善、再エネ活用(購入・自家発電)など


NAGASE グループではサステナビリティ基本方針を定め、
「企業活動を通じて社会・環境課題の解決に貢献し
続ける」ことを、経営理念を含むすべての理念体系に共通する考え方として位置付けています。
今後も、サプライチェーン全体のご協力とご理解を賜りながら、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
なお、中期経営計画 ACE 2.0 における気候変動対応含む非財務情報の KPI については、2022 年 5 月の公表
を予定しています。

※1:気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)
。TCFD は企業等に
対し、気候変動関連リスク・機会に関するガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標について開示することを推奨
しています。
※2:Science Based Targets。SBT は、パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より 2℃を十分に下回る水準(Well Below
2℃に抑え、また 1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した、5 年~15 年先を目標年として企業が設
定する、温室効果ガス排出削減目標です。



【図1】




■ NAGASE グループのサステナビリティ

https://www.nagase.co.jp/sustainability/


以上

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