「第11回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ

2019 年 12 月 23 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 プ ロ ネ ク サ ス
代表者名 代表取締役社長 上 野 剛 史
(コード番号 7893 東証第一部)
問 合 せ 先 取締役執行役員 社長室長 大和田雅博
電話番号 03-5777-3145

「第11回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ
株式会社プロネクサスは、資本市場の健全な発展に寄与することを目指し、2009 年から開始した
「プロネクサス懸賞論文」を本年も引き続き実施いたしました。このたび、受賞作品が決定いたしました
ので、下記のとおりお知らせいたします。
なお、当該懸賞論文は株式会社日本取引所グループ及び株式会社東京証券取引所のご後援をいただい
ております。

1.選考結果の概要
「上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための研究および提案」と
いうテーマに対して、部門Ⅰ(個人または2名)に8本、部門Ⅱ(大学生グループ)に5本、計 13 本の
論文の応募があり、審査委員会にて厳正かつ多面的に検討を行い、部門Ⅰで優秀賞1本・佳作1本、部門
Ⅱで佳作2本の論文を選定いたしました。


2.第11回審査結果:受賞者及び受賞論文名(敬称略)
部門Ⅰ 優秀賞 天野 良明(京都大学大学院 経済学研究科博士後期課程2年)
(個人または2名) 「負ののれんの会計処理に関する提言-負の超過収益力との関連
性の観点から-」
佳 作 今井 昭仁(神戸大学大学院 人間発達環境学研究科博士後期3年)
「報酬比率の開示の効果的な利用」


部門Ⅱ 佳 作 末吉 姫子・立山 利佳・松田 詩織・小西 瑞季・江浦 大地
(大学生グループ) (北九州市立大学 経済学部3年)
「株主優待廃止とお土産廃止のアナウンスメント時におけるネガ
ティブな情報効果を和らげる効果的なディスクロージャーに関
する研究」
佳 作 髙畑 智泰・柄澤 菜月・中村 奈生・森島 和奏・森田 ひなの
(日本大学 商学部4年)
「決算早期化-決算早期化の有用性と実現に向けた新モデルの提
案-」
3.受賞論文の概要
①部門Ⅰ
優秀賞である天野 良明氏の「負ののれんの会計処理に関する提言-負の超過収益力との関連性の観
点から-」は、国際会計基準(IFRS)及び日本基準では、企業結合時に生じる「負ののれん」を発生期
の利益に計上するが、日本の上場企業による負ののれんが発生した企業結合97サンプルを用いて分析
し、負ののれんと負の超過収益力との関連性、取得企業の業績への影響について検証している。
また、佳作 今井 昭仁氏の「報酬比率の開示の効果的な利用」では、役員報酬と従業員報酬の比率開
示、いわゆる報酬比率の開示(pay ratio disclosure)が「誰に」「どのような」メッセージを送るこ
とができるかを検討し、日本企業の開示実務の一例として提言している。
②部門Ⅱ
第1の佳作 末吉 姫子氏、立山 利佳氏、松田 詩織氏、小西 瑞季氏及び江浦 大地氏の「株主優待廃
止とお土産廃止のアナウンスメント時におけるネガティブな情報効果を和らげる効果的なディスクロ
ージャーに関する研究」 株主優待制度の廃止と株主総会のお土産廃止にあたって、
は、 株式市場の評価、
廃止時の情報開示について明らかにし、株主優待廃止とお土産廃止のネガティブなアナウンスメント
効果を和らげる効果的なディスクロージャーのあり方に言及している。
また、第2の佳作 髙畑 智泰氏、柄澤 菜月氏、中村 奈生氏、森島 和奏氏及び森田 ひなの氏の「決
算早期化-決算早期化の有用性と実現に向けた新モデルの提案-」では、「決算早期化が企業の業績
の向上に結び付く」との仮説を立て、直近3月期決算約2,000社の通期決算短信のデータを集計し、30
日以内と30日を超えて開示している企業を比較分析した上で、決算早期化の阻害要因を特定化すると
ともに実現に向けた新モデルを提案している。


2020 年も引き続き、若い研究者や学生等の研究支援のため、「第 12 回プロネクサス懸賞論文」を募集
してまいります。


【第12回募集要項】
1.テ ー マ:上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための研究
および提案(実証結果を出すための実証分析は不可。なお、提案を補強するための実
証分析を論文の一部に含めることは可。また、IRの具体的な表示方法等の工夫を提
案することも可とする。)
2.応募締切日:2020年10月20日(火)
3.応 募 資 格:【部門Ⅰ】
40歳以下(2020年10月20日現在)の日本在住の方。大学生・大学院生・研究者・一般
社会人等。個人または2名による共同研究。
【部門Ⅱ】
同一大学の大学生グループ(XX大学XXゼミナール、XX大学XX研究会等のグル
ープ名を明記すること)。代表者1名と共同研究者の合計10名以内。
なお、応募部門がⅠまたはⅡであることを明記する。
4.懸 賞 金 額:部門Ⅰ及び部門Ⅱともに最優秀賞50万円、優秀賞30万円、佳作10万円
5.審 査 方 法:下記の審査委員で構成する審査委員会で審査を行います。


千葉商科大学会計大学院 教授
委 員 長 黒川 行治
慶應義塾大学名誉 教授
委 員 会計教育研修機構 代表理事専務・事務局長 新井 武広
委 員 早稲田大学商学学術院 教授 川村 義則
委 員 早稲田大学大学院経営管理研究科 教授 小宮山 賢
委 員 株式会社バリュークリエイト パートナー 佐藤 明
委 員 青山学院大学大学院 教授 多賀谷 充
委 員 株式会社プロネクサス 取締役会長 上野 守生
(敬称略)
6.後 援:株式会社日本取引所グループ・株式会社東京証券取引所


【本件に関するお問合せ先】
株式会社プロネクサス
プロネクサス総合研究所 懸賞論文係 福永・小林
TEL:03-5777-3032(平日9:00~17:30) E-mail:souken@pronexus.co.jp
◎ 詳細は、プロネクサス総合研究所ホームページをご参照ください。
https://www.pronexus.co.jp/home/souken/index.html
以 上

8340

新着おすすめ記事