畜産向け堆肥(たいひ)化促進材 新商品「新特別急酵 液体」の発売に関するお知らせ

平成 28 年 10 月5日
各位
会社名 株式会社メニコン
代表者名 代表執行役社長 田中 英成
(コード番号:7780 東証・名証第一部)
問合せ先 執行役 経営戦略室長 太田 章徳
(TEL. 052-935-1187)


畜産向け堆肥(たいひ)化促進材
新商品「新特別急酵 液体」の発売に関するお知らせ

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)と、当社は、平成 18 年に発売した畜産向け
堆肥化促進システム「resQ45(レスキューヨンジュウゴ)」シリーズの新商品「新特別
急酵 液体」を共同開発しました。トヨタの子会社であるトヨタルーフガーデン株式会
社が販売元になり、豊田通商株式会社(以下、豊田通商)の販売ルートを通じ、10 月
5日より販売を開始いたします。


現在、家畜排せつ物は日本国内で年間約 8,000 万トン*1 発生しており、悪臭や水質
汚染、地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの発生など環境への影響が懸念され、適
切な処理や有効利用が求められております。平成 25 年 1 月以降、トヨタと当社が共同
開発した粉体状の「新特別急酵*2」を家畜排せつ物に散布することにより、堆肥化期間
の大幅な短縮 (約 1 ヶ月→約 2 週間)および悪臭源であるアンモニアガスの大幅削減(従
来の約 50~90%減(鶏糞))を実現しています。一方で、処理量の多い大型農場の堆肥
化作業においては、粉体状の「新特別急酵」を散布することが大きな手間であり、自社
既設の液剤散布器で容易に散布可能な液体状商品の要望が寄せられております。

今回開発した「新特別急酵 液体」は、既設の液剤散布器を使うことで、粉体と比較
して万遍なく確実な散布が可能となり、さらなる作業の効率化と安定した堆肥づくりが
実現し、畜産農家の作業負担および環境負荷の軽減に寄与することが期待されます。ま
た、液体化により商品も小型化(粉体:袋入り 8kg→液体:ボトル 100g)、保管スペースの
大幅な縮小も実現いたします。

トヨタと当社は、家畜排せつ物処理に係る課題解決に向け、平成 18 年に「resQ45」
シリーズの開発・販売を始め、本年 6 月に発売 10 周年を迎えました。同シリーズは、
主力商品の「新特別急酵」に加え、
「豚レスキュー」 「モーレスキュー」などのラインナ
ップを揃えており、本年 4 月に累計売上 20 万袋を達成、本年度は年間 5 万袋の売上を
計画しております。

トヨタ、当社、豊田通商は、それぞれの分野で培った技術を応用して環境分野の取り
組みを進めており、今後も連携を強化し、新たな環境事業の発展や農地の土壌改善に貢
献すると共に、資源循環型社会の実現を目指していく方針です。

◇「resQ45」ホームページ:http://www.resq45.jp

*1 2016 年農林水産省 畜産統計局推計より引用
*2 食物繊維分解酵素と高温菌を一体化させた、堆肥化促進材


以上

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