NEDOプロジェクト(植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発)の参画について

平成 28 年 9 月 15 日
各 位
会社名 プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
代表者名 代 表取締 役社 長 田島 秀二
(コード番号:7707 東証マザーズ)
問合せ先 常 務 取 締 役 秋本 淳
(TEL 047-303-4800 http://www.pss.co.jp/)



NEDO プロジェクト(植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発) の参画について



プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下 PSS)は、このたび、国立研究開発法人新エネ
ルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、古川一夫理事長 、神奈川県川崎市)より、同機構が公募した事
業「植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発」にて、研究開発項目「高生産性微生物創製に資
する情報解析システムの開発」の委託先として、共同研究を行う各企業とともにプロジェクトに参画
することになりました。

このプロジェクトでは、植物や微生物の細胞が持つ物質生産能力を最大限に引き出した“スマート
セル”を作り出し、従来合成法では生産が難しい有用物質の創製、生産プロセスの低コスト化や省エ
ネ化を実現します。(URL: http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100595.html)

スマートセルインダストリー(高度に機能がデザインされ、機能の発現が制御された生物細胞「ス
マートセル」による物質生産産業)の実現のために必要なのが、OGAB(Ordered Gene Assembly in
Bacillus subtilis)法という、枯草菌のプラスミド形質転換系を利用した多重 DNA 断片集積法であり、
OGAB 法を活用することで 10kb(キロベース)を超える長鎖 DNA を合成することが可能になります。
OGAB 法の実用化とハイスループット化に必要となる要素技術が、遺伝子集積に資する DNA 断片のみ
を高純度に精製する次世代の DNA 精製技術であり、早期の技術開発が求められています。

PSS の研究開発テーマは“DNA 精製技術の開発”のうち「磁性ビーズを用いた配列特異的 DNA 断片除
去法の開発」にて、DNA 精製試薬の開発を目指しています。

これまで PSS は、国家プロジェクトにおいて DNA 自動抽出装置、全自動遺伝子診断装置、全自動免
疫化学発光診断装置等の自動化システムを世界的な企業に OEM 供給している実績にて、自動化装置の
分野を担当していました。本プロジェクトにおいては、新たに試薬の開発を担当することになり、自
社試薬製品開発の実績を評価して頂いたものと考えており、具体的な成果を出すべく研究開発を行っ
てまいります。
以上




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