抗がん薬治療に関する業務提携に向けた基本合意のお知らせ

2022 年 9 月 8 日
株式会社ジェイ・エム・エス
大研医器株式会社
各位


抗がん薬治療に関する業務提携に向けた基本合意のお知らせ
両社の技術を融合させた新たなソリューション提供へ


株式会社ジェイ・エム・エス(本社:広島県広島市、代表取締役社長:奥窪 宏章、以下「JMS」)と大研医器株式会
社(本社:大阪府和泉市、代表取締役社長:山田 圭一、以下「大研医器」)は、抗がん薬治療(化学療法)における業
務提携に向けた検討開始につき基本合意書を締結しましたのでお知らせいたします。


1. 業務提携の背景
近年、通院しながら抗がん薬治療を受ける外来化学療法が増加しているほか、再発予防のため、手術後に長時
間かけて抗がん薬を投与する術後補助化学療法が普及し、外来に加え自宅で持続注入するなど、化学療法の多様
化が進んでいます。そうした中で、安全・安心な化学療法の推進を支える医療機器の開発が求められています。


2. 業務提携の目的・内容
JMSは、医療従事者の抗がん薬曝露リスクが問題視されるなか、抗がん薬を安全に取り扱うデバイスとして、国
産初となる閉鎖式薬剤移注システム「ネオシールド」を開発し、市場ニーズを捉えた迅速なラインナップ拡充により、
全国のがん診療連携拠点病院を中心に販売を伸ばしており、主力製品のひとつになりつつあります。
一方、大研医器は、超小型マイクロポンプを搭載した医薬品注入器「クーデックエイミーPCA」を開発し、ディスポ
ーザブルのマイクロポンプが安全で正確な輸液を行うほか、薬液投与のコントロールや設定確認をスマートフォン
のアプリケーションで操作する革新的な医薬品投与システムにより、術後疼痛や在宅緩和医療分野において売上
拡大しています。
このたび、両社はそれぞれの強みを持ちより化学療法の発展に貢献するため協力して業務提携に向けた検討を
進めることにつき基本合意しました。両社の連携を通じて、患者さんとそのご家族、医療従事者の方々にマイクロポ
ンプの安全・安心な持続注入と、抗がん薬曝露による健康被害の防止を目的とした新たなソリューション提供を目
指していきます。


3. 今後の展開
本合意に基づき、9 月より共同プロジェクト COOPDECH Amy × NEOSHIELD Project(CAN Project)を発足させ、
協議を開始いたします。この協議を通じて、相互の技術を融合させた新たなソリューション提供に向けた具体的な
検討と準備を進めていきます。





<ご参考>
JMS の概要
(1)名称 株式会社ジェイ・エム・エス
(2)所在地 広島本社:広島県広島市中区加古町12番17号
東京本社:東京都港区芝浦一丁目2番1号 シーバンスN館 11F
(3)設立年月日 1965(昭和40)年6月12日
(4)代表者 奥窪 宏章
(5)資本金 7,411百万円
(6)事業内容 医療機器、医薬品の製造・販売及び輸出並びに輸入


大研医器の概要
(1)名称 大研医器株式会社
(2)所在地 本社:大阪府和泉市あゆみ野2丁目6番2号
(3)設立年月日 1968(昭和43)年11月5日
(4)代表者 山田 圭一
(5)資本金 495百万円
(6)事業内容 医療用機械器具製造販売、医療用機械器具輸出入


以 上
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ジェイ・エム・エス コーポレート本部 経営企画部 (電話) 082-243-9059 (e-mail) pub-bpd@jms.cc
大研医器株式会社 財務経理部 (電話) 0725-30-3574





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