輸液ポンプ、舌圧測定器、血液ポンプシステムの3製品が「2020年度グッドデザイン賞」を受賞

2020年10月2日
各位



輸液ポンプ、舌圧測定器、血液ポンプシステムの3製品が
「2020年度グッドデザイン賞」を受賞

株式会社ジェイ・エム・エス (本社:広島県広島市、代表取締役社長:奥窪 宏章) は、当社の3製品が2020年度
グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせいたします。当社は今後も、
安全で安心な医療に貢献する製品・サービスを通じ、医療を必要とされる方の QOL 向上に努めてまいります。


各製品の受賞概要は以下の通りです。 ※審査員コメントは、グッドデザイン賞 Web サイトより引用しています。
● キュアセンス® 輸液ポンプ IP-100




本製品は、患者さんに点滴静脈注射を行う際に、輸液の投与量をコントロールするために用いる医療機器です。今回受賞
した「キュアセンス® 輸液ポンプ IP-100」は、タッチパネルの採用による直感的な操作性や、コンパクトで軽量なボディ、
シンプルで親しみの持てる外観など、医療現場での安心・安全、負担軽減を主眼としたリニューアルが評価されました。


【審査員コメント】
輸液ポンプは、医療機器の中でもインシデントが多く報告されている機器のひとつである。理由として構造そのものの複雑さ
と、それを制御する UI の繁雑さがあるが、本提案は一見してこれまでのどの輸液ポンプよりシンプルなデザインとなっている。
潔くも物理ボタンの廃された UI は、動作に伴いスイッチの表示が制限されるなど、タッチパネルの特性を活かした操作フローと
なっている。本体も非常にコンパクトであり、点滴スタンドに取り付けた際の安定感や、患者の心理的圧迫感を減らすことも期待
できるデザインである。


● JMS舌圧測定器 TPM-02





本製品は、食べ物を飲み込むために必要な舌の力 “舌圧(ぜつあつ)” を測定することができる日本で唯一の医療機器で
あり、簡便かつ定量的なスクリーニング方法と、清潔感を感じさせるコンパクトなデザインが好評を頂いています。今回受賞
した「JMS舌圧測定器 TPM-02」は、上記製品デザインの特長に加え、『「口から食べる」を栄養療法の原点として捉え、
栄養療法のトータルコーディネーターとして、栄養管理からリハビリ・回復まで、安全性・利便性の高い製品を供給する』という
企業姿勢が評価されました。


【審査員コメント】
日本人の死因の第 3 位は肺炎だが、その多くが摂食嚥下障害による誤嚥性肺炎に起因しており、嚥下能力を定量的に測る
手段が模索されている。本提案は空気の入ったプローブを口腔内に入れ、舌圧で押し潰すことで嚥下能力を測るものであり、
嚥下障害に対する新たなスクリーニング手段を提供するものとして期待できる。官民連携の実証プログラムにおける成果など、
製品を中心とした一連の取り組みも含めて評価したい。


● JMS血液ポンプシステム ECmoVA®




本製品は、心臓の正常な機能が損なわれた患者さんに対して、その機能を一時的に代替するために用いられる人工心肺
装置です。体外循環に必須の機能を持つユニットを分離し、病院内外へ携行可能な構造とすることで、患者発生現場での
心肺蘇生や重症患者さんの救急搬送など、従来、施術に大きな困難が伴った場面へ活用範囲を広げることを可能としたこと
が評価されました。


【審査員コメント】
医療における道具の使い勝手は命に直結する大きな課題だが、必須機能部分を分離し容易に携行できるような仕様にする
ことで、従来施術に大きな困難が伴った場面へ活用範囲を広げることを可能している。医療機器としての操作部の使い勝手、
ハンドルの持ちやすさ、分離後のサイズや着脱、携行に伴う衝撃からのプロテクションなど極めて多くの妥協できない条件が
ある中で、合理的にバランスよくまとめ上げている。


【グッドデザイン賞とは】
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価
とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞と
して、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを生かすこと
を目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象
徴として広く親しまれています。

※グッドデザイン賞についての詳しい情報は、グッドデザイン賞 Web サイト(https://www.g-mark.org)をご覧ください。
以上


お問い合わせ先 経営企画本部 TEL 082-243-9059


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