完全皮下植込み型除細動器システムの販売開始に関するお知らせ

2019 年4月1日
各 位
会 社 名 日本ライフライン株式会社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 鈴木啓介
(コード番号 7575)
問合せ先 常務取締役管理本部長 髙橋省悟
(TEL. 03-6711-5200)

完全皮下植込み型除細動器システムの販売開始に関するお知らせ

当社は、Boston Scientific Corporation(米国)
(以下、ボストン・サイエンティフィック社という。 )
が製造する完全皮下植込み型除細動器システム (S-ICD システム)EMBLEM™ MRI S-ICD システム」

に関し、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社(以下、ボストン・サイエンティフィック
ジャパン社という。 )との合意に基づき、本年4月1日より日本国内の全 ICD 認定施設を対象とする販
売を開始いたしますのでお知らせいたします。

当社は、2018 年 11 月にボストン・サイエンティフィック ジャパン社と CRM(Cardiac Rhythm
Management:心調律管理)関連製品に関する独占販売契約を締結しており、現在の取引先であるメー
カーとの独占販売契約の満了後となる、本年9月よりボストン・サイエンティフィック社製品の販売開
始を予定しております。現在の取引先の製品ラインナップに含まれない S-ICD システムにつきまして
は、先行的に当社による販売を開始いたします。

S-ICD システムはボストン・サイエンティフィック社の頻脈治療領域における先進性を示す代表的な
医療機器の一つであり、リードを心腔内ではなく皮下へ植え込む独自の構造により、リードに関連する
合併症のリスクの大幅な低減が期待できることなどから、2016 年の販売開始以来、日本国内におきまし
ても高い評価を得ております。

当社といたしましては、ボストン・サイエンティフィック社との販売提携において、頻脈治療領域の
強化を最も重要な課題と位置付けております。高度な専門知識が求められる S-ICD システムの販売を
先行的に開始し、頻脈治療領域における経験を早期に積み重ねることで、本年9月に予定する、ボスト
ン・サイエンティフィック社の CRM 関連製品の全面的な販売開始に向けた体制整備を進め、早期の
CRM 事業の成長を図ってまいります。



完全皮下植込み型除細動器システム(S-ICD システム)について

心臓突然死の原因となる致死性の不整脈(心室頻拍や心室細動等)に対する医療機器としては、体
内に植込み、不整脈を検出した際に電気ショックによる治療を行う ICD(Implantable Cardioverter
Defibrillator)が広く用いられております。通常の ICD では、電気ショックを心筋に伝えるためのリ
ードと呼ばれる導線を、血管を通じて心臓内に留置する必要がありますが、S-ICD(Subcutaneous
Implantable Cardioverter Defibrillator)は心臓内ではなく、胸部の皮下にリードを留置するため、
心臓及び血管に対する侵襲が少ないことから、リードに関連する合併症の抑制が期待されます。

※ EMBLEM™ は、Boston Scientific の登録商標です。


以上

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