米国swatchbook社との資本業務提携の締結について

NEWS RELEASE
2022 年 9 月 5 日




米国 swatchbook 社との資本業務提携の締結について

株式会社ヤギ(本社:大阪市中央区・東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:八木隆夫、以下「当社」)は
世界最大級の 3D デザイン、デジタル マテリアルライブラリーを運営する米国の swatchbook Inc.
(本社 アメリカ カリフォルニア州アーバイン、
: 代表者 Yazan Malkosh ヤザン マルコシュ) 以下
: ( ・ 、 「swatchbook
社」)へ出資し、資本業務提携を締結しました。
swatchbook 社は 2017 年に創業されました。およそ 25 年間、3D 業界の最先端でキャリアを積んできた
ヤザン・マルコシュがファッション業界における無駄に気付き、この業界のマテリアルサプライチェーンを
改革しようと挑戦を始めたのがきっかけです。その後、大手小売店やブランドから「こういうものがあったら
いいのに」というニーズが寄せられ、今日に至りました。現在は、アメリカ発のグローバルブランドなど
30~40 のブランド及び小売店と 170 以上のサプライヤーが参加しています。swatchbook 社は現在 10 万点以上
の繊維素材の 3D データを保管し、米国の基準に沿った高度な IT セキュリティーを通じてブランドとデータ
共有しています。速度を重視し、リアルタイムでレンダリングが可能な iPad プロ専用アプリをアップル社と
共同開発し、移動中もアクセスを可能にしました。ブランド側は生地を製品にのせた時のイメージを確認した
り、伸びや厚みが分かるビデオを見たり、スマートフォン上で柄の大きさを変えたり、VR(拡張現実)で見た
りすることが可能です。


swatchbook 社はキーワードを「公共性」とし、業界の国際的なインフラとなることを目指しています。自社の
プラットフォームによって、無駄なサンプル資源と作成時間を大幅に削減する事が可能です。


当社は、本年策定した「VISION」において「社会と共有できる価値を見出すことにより人々の豊かで快適な
生活に貢献し、社会とヤギグループの持続的成長を結実させていく」ことを掲げ、今期が最終年度の中期経営
計画においても「サスティナビリティの着実な実行」を重点項目の一つとしています。当社は swatchbook 社
の株主として、この「公共性」のあるプラットフォームの拡販を推進し、繊維・ファッション業界の課題解決
に寄与すると共に、swatchbook 社のパートナーとして、多様なニーズ・社会課題に対応したサービス提供を共
同で推進してまいります。


swatchbook 社について
企業名 : swatchbook Inc.
代表者 : Yazan Malkosh (ヤザン・マルコシュ)
所在地 : 100 Spectrum Center Drive, Suite 900,Irvine, CA, 92618,USA
事業内容: swatchbook プラットフォームの設計、開発、運営
URL:https://www.swatchbook.us/


今後の展開
当社のテキスタイル EC サイト「Fably」を swatchbook 社のプラットフォームにデータ連携させ、国内から
海外へのテキスタイル販売を拡充させていきます。また、Fably のプラットフォームを国内素材メーカーに
活用していただく事で、繊維業界のグローバル化の推進に取り組みます。
新設の日本法人 swatchbook 合同会社と協働して swatchbook 社のシステムの普及を図り、繊維・ファッション
業界の DX 化を支援していきます。


尚、直近では当社主催の生地展示会に合わせて、swatchbook 社のメンバーが来日し、9 月 16 日(金)に
ワークショップを開催致します。
Fably Textile Exhibition & swatchbook workshop
日時: 2022 年 9 月 16 日(金)
午前の部:10:30 ~12:00 ※デザイナー、アパレル、テキスタイル関係者向け
午後の部:14:00 ~15:30 ※フットウエア、鞄、インテリア、他産業 関係者向け
場所: Gallery 85.4 東京都渋谷区神宮前 2-6-7 神宮前ファッションビル 1 階
※会場の都合で⼈数制限がございますので、事前参加登録制とさせていただいております


事前登録先:午前・午後の部を選び、下記担当者まで連絡をお願い致します。
担当: swatchbook 合同会社 藤代愛 ai.fujishiro@swatchbook.us




今後の見通し
本件が当社業績に与える影響は軽微であります。今後、業績に重要な影響を与える見込みが生じた
場合は、その内容を速やかに開示いたします。




以上



■本件に関するお問い合わせ先 株式会社ヤギ 経営企画本部 経営企画部
広報担当:杵淵 TEL:03-3667-4887 / Email: kinebuchim@yaginet.jp

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