50回の洗濯をしてもAAMI level2を維持できる医療用ガウンを開発、医療現場でのサスティナビリティに貢献します

NEWS RELEASE
2021 年 1 月 19 日




50 回の洗濯をしても AAMI level2 を維持できる医療用ガウン

(EITORE for Medical Reusable Gown)を開発、医療現場でのサステ

ィナビリティに貢献します

~YAGI USA,LLC.と有限会社やまぎんが共同開発し、東レ及び東レグループで

生産した素材により 50 回の洗濯基準をクリア~




株式会社ヤギ(以下、当社)は、当社グループ会社である YAGI USA LLC が有限会社やまぎん
(所在地:大阪市中央区 代表取締役:西川 明秀 以下、やまぎん)と共同開発した、洗って繰り返し
使う事の出来るアイソレーションガウン(感染予防用隔離ガウン)
「EITORE for Medical Reusable
Gown」(仮称)の販売を 2021 年 3 月から開始いたします。
本製品の開発理由とその特徴
コロナ禍で医療用ガウンは医療従事者にとって必須となっていますが、多くがプラスチック
(あるいはプラスチックをもとにした合成繊維)でできています。そしてウイルスが付着している
可能性がある以上、多くは使い捨てられており、大量の廃棄ガウンは全世界規模で深刻なゴミ問題
となっています。また、これは地球規模で課題となっている“脱プラ”にも逆行する動きとなってい
ます。


このような状況に加えて、新型コロナウイルス流行の第 3 波で不足する医療用ガウンの安定供給に
貢献する為、繊維商社である当社が貢献出来ることは何か、を考え、サスティナブルな製品作りの
研究を重ね、このガウンを開発いたしました。


素材は、当社とやまぎんの 2 社で共同開発し、東レ及び東レグループで生産した 2 種類の生地を
使用しており、細部に渡って日本の匠の縫製技術を活用する事により 50 回の洗濯後でも AAMI
(アメリカ医療機器振興協会)規格 level2 の基準をクリアしています。また、可能な限り縫製を簡単
にする為に裁断パーツを工夫し、多くの縫製工場で縫製できるように企画しており、これに
よって日本及び海外でスペースの余っている縫製工場の救済にも繋がります。


ガウン用に共同開発し、東レ及び東レグループで生産した 2 種類の素材
2 社が共同で、本製品の為に共同開発した素材は下記の 2 種類です。


1.生機、染め、加工の全てを東レが日本国内で生産した素材
・ガウン製品で 50 回の洗濯後でも AAMI level2 を達成
・月産で最大約 90 万着のキャパシティ(初回生産は 1.2 万着)


2.生機、染め、加工の全てを、OEKO-TEX®が誇る最高峰のラベル「 MADE IN GREEN by OEKO-TEX®」
を取得している PENFABRIC SDN BERHAD を中心とする、ASEAN 東レグループで生産した素材
・ガウン製品で 50 回の洗濯後でも AAMI level2 を達成
・月産で最大約 150 万着のキャパシティ(初回生産は 60 万着)
・より縫製がしやすい中肉の綿混素材を採用
日本製素材 ASEAN 製素材
商品情報
販売開始 : 2021 年 3 月~予定
販売元 : 株式会社ヤギ
販売価格 : オープン価格


今後の展開
本製品が医療機関等で使われる事によって、現在の使い捨てガウンのごみ問題の解決に役立ち
繰り返しの使用が可能な事で、医療機関のコスト削減にも貢献いたします。また、今後は
原料となるポリエステル素材をリサイクルポリエステルに変更していく事を視野に入れ、環境負荷
も意識した医療用ガウンを開発し、世の中に広げていきたいと考えております。


有限会社 やまぎん
東京オフィス: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-18-3 神宮前エスビル 6 階
代表取締役 西川 明秀 fabric_development@yamagin-inc.jp
TEL: 03-5422-9701
Web サイト:http://www.yamagin-inc.jp


YAGI USA, LLC.
2444 W, 205TH ST STE A2, TORRANCE, CA, 90501
代表 内田 淳平
Web サイト:https://www.yagiusa-japan.com/


本製品に関する問い合わせ先
株式会社ヤギ 衛材開発プロジェクトチーム
担当:西村 琢見 nishimurata@yaginet.jp
TEL:06-6266-8492




以上



■本件に関するお問い合わせ先 株式会社ヤギ グループ経営企画部 経営企画グループ
広報担当:杵淵 元樹 TEL:03-3667-4887 / Email: kinebuchim@yaginet.jp

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