JMエナジー株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

2020 年 1 月 27 日
各 位
会 社 名 武蔵精密工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 大 塚 浩 史
(コード番号 7220 東証・名証第一部)
問合せ先 執行役員 前 田 大
(TEL.0532-25-8111)


JMエナジー株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

当社はこのたび、JSR株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:エリック ジョンソン)の
100%子会社であるJMエナジー株式会社(本社:山梨県北杜市、代表取締役社長:山近幹雄、以下「J
Mエナジー」
)の株式の一部(80%)を取得し、子会社化すること(以下、本件)としましたので、下記
の通りお知らせいたします。


1.株式取得の理由
当社は 1938 年の創業以来、創業の精神「質実剛健・至誠一貫」を原点に、独創的なものづくりを探求
し、世界の人々に信頼される魅力的な商品の提供を通じて、地球社会の発展に貢献することを社是とし
ております。
本件の対象となりますJMエナジーは、リチウムイオンキャパシタの開発・製造・販売を手掛けてお
り、世界でも数少ない大量生産が可能なインフラを保有しています。リチウムイオンキャパシタは、電
気二重層キャパシタ※1とリチウムイオンバッテリー※2の技術を掛け合わせ、急速な充放電が可能なキャ
パシタの長所を維持しつつ、従来より大幅にエネルギー密度を高めた蓄電デバイスです。長寿命でメン
テナンスフリー、かつ安全性が高いといった特長もあり、現在は国内外で瞬時電圧低下・短時間停電の
補償装置や、軌道交通のエネルギー回生システム、太陽光・風力発電の平準化用途などで採用実績があ
ります。また車載向け用途においては、燃料電池と組み合わせることで、クリーンで高効率、かつレス
ポンス良く力強い走行性能を実現する理想的な電源システムを構築することができます。今後はさらな
る大容量化の技術開発が進むことで、新たな市場の創出とともに、電動化社会におけるキーデバイスの
一つになっていくことが期待されています。
自動車産業においては、電動化の進展により蓄電デバイスへの量的ニーズが増加しています。また、
今後の技術革新や資源問題、環境・安全規制の強化などの様々な要因により、蓄電デバイスの利用形態
は多様化していくものと考えられます。特に、当社が取り組む電動モビリティ向け駆動ユニットなどの
開発においては、リチウムイオンキャパシタとその活用技術により、お客様に喜んで頂ける高い付加価
値を持った商品を具現化し、ご提案することが可能になります。
このような背景の下、当社は今回の株式取得によって近い将来の成長が見込める蓄電デバイスの高度
な開発技術・生産技術・生産インフラを獲得し、電動化社会の多様なニーズにお応えできるエネルギー
ソリューションの提供を通じて新たな事業展開を目指します。
※1 電気二重層キャパシタ:電気二重層という物理現象を利用して蓄電量を高めたキャパシタ
※2 リチウムイオンバッテリー:正極/負極間をリチウムイオンが移動することで充放電を行う二次電池
2.JMエナジー株式会社の概要
(1)名称 JMエナジー株式会社
(2)所在地 山梨県北杜市大泉町西井出 8565
(3)代表者の氏名・役職 代表取締役社長 山近 幹雄
(4)事業内容 リチウムイオンキャパシタの開発・製造・販売
(5)資本金 300 百万円
(6)設立年月日 2007 年 8 月 1 日
資本関係 該当事項はありません
(7)上場会社と当該会社
人的関係 該当事項はありません
との間の関係
取引関係 該当事項はありません


3.株式取得の相手先の概要
(1)名称 JSR株式会社
(2)所在地 東京都港区東新橋一丁目 9 番 2 号汐留住友ビル
(3)代表者の氏名・役職 代表取締役CEO エリック ジョンソン
エストラマー事業、合成樹脂事業、デジタルソリューション事業
(4)事業内容
ライフサイエンス事業、その他事業
(5)資本金 23,370 百万円
(6)設立年月日 1957 年 12 月 10 日
資本関係 該当事項はありません
(7)上場会社と当該会社
人的関係 該当事項はありません
との間の関係
取引関係 該当事項はありません


4.取得株式数および取得前後の所有株式の状況
(1)異動前の所有株式数 0 株(当社所有割合:0%)
(2)取得株式数 4,800 株
(3)異動後の取得株式数 4,800 株(当社所有割合:80%)



5.日程
(1)株式譲渡実行日 2020 年 4 月 1 日(予定)


6.今後の見通し
本件が当社の 2020 年 3 月期連結業績に与える影響は軽微と認識しております。


以 上

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