NEDO実証事業における、当社事業採択および事業開始のお知らせ

2023 年 12 月 6 日
各 位
会 社 名 株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー
代表者名 代 表 取 締 役 白 岩 直 人
(東証 プライム市場・コード:7172)
問合せ先 取 締 役 管 理 本 部 長 杉 本 健
( TEL. 03-6550-9307)



NEDO 実証事業における、当社事業採択および事業開始のお知らせ


当社が推進する実証事業が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」とい
う。)が実施する、「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業」に係る公募
事業に採択され、今般事業開始しましたので、お知らせいたします。




1. NEDO 公募事業、および当社応募概要
「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・ 利用システム構築支援事業」
【公募事業実施の背景】
木質バイオマスエネルギーの利用拡大に向けては、燃料の安定的・効率的な供給・
利用システムが発展途上であり、森林・林業と発電事業等が持続可能な形で共生
する商慣行が定着していないという課題がある。

【実施事項】
上記課題を踏まえて、
(1) 「新たな燃料ポテンシャル(早生樹等)を開拓・利用可能とする“エネルギーの
(1) NEDO 公募事業名
森”実証事業」、
(2) 「木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・輸送等シス
テムの構築に向けた実証事業」(今回の公募はチップ)
を実施する。

【効果】
これにより、エネルギーの安定供給に加えて、地域に根付く前向きな取組を後押
し、森林・林業等と持続可能な形で共生する木質バイオマス燃料等の安定的・効率
的な供給・利用システムの構築を加速し、木質バイオマスエネルギーの利用拡大に
資する。
(1) 新たな燃料ポテンシャル(早生樹等)を開拓・利用可能とする“エネル
当社実証事業
ギーの森” 実証事業
(2) 当社応募テーマ名 「中四国に於けるユーカリを活用したエネルギーの森実証事業」
(3) 実施期間 2023 年度~2028 年度(予定)
(4) NEDO 公表内容 https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100372.html




2. 当社実証事業内容
事業目的 木質バイオマスエネルギー供給問題の課題に対して、ユーカリを活用し
た、燃料の安定的・効率的な供給・利用システムを構築する
林業の収益事業化を実現する
事業目標 (1) 適正な植伐環境の選定およびユーカリエリートツリー(*)の開発
(2) 植伐の合理化によるコスト削減
(3) 保育作業の合理化によるコスト削減
(4) 伐出作業の効率化によるコスト削減
実証事業箇所 兵庫県佐用町
愛媛県宇和島市
愛媛県久万高原町
実証事業パートナー 国立大学法人東京農工大学
具体的な事業内容 事業内容 主担当
1. 植栽環境および育苗時期の日本への適合性の実証 当社
2. ユーカリエリートツリーの開発 東京農工大学
3. 保育作業効率化の実証 当社
4. 伐出作業効率化の実証 当社
5. 複層林設計の開発 東京農工大学
(*)エリートツリーとは
地域の人工造林地において、最も成長が優れた木として選抜された「精英樹」のうち、優良なもの
同士を人工交配によりかけ合わせ、その中からさらに優れた個体を選んだもの

3. 当社環境エネルギー事業について
当社では、2014 年より太陽光発電所の開発・運営を開始し、2023 年 6 月時点で、日本全国で 25
拠点、合計で 71.3MW の発電出力(太陽電池ベース)の発電所を稼働させ、売電開始後も管理・運営
しております。
2024 年~2026 年の中期経営計画においては、新電源の発電事業を軸とした、事業拡大を推進し
てまいります。
当社ホームページ内事業概要ページ:https://www.jia-ltd.com/business/renewable/


4. 今後の業績に与える影響
現時点において、本件による 2023 年 12 月期の業績に与える影響は軽微です。


本件に関する問合せ先
広報・IR室
TEL:03-6550-9307
以上





(参考) ユーカリについて



燃料用途としての

ユーカリの利点




特性 期待できること

成長速度の速さ 成長速度が速く、経済合理性のある短伐期林業が期待できる

気乾比重の高さ 気乾比重の高さにより、炭素蓄積速度が速い特性により、二酸化炭素排出削減
効果が期待できる
萌芽更新 伐採後に残された根株から新たな樹木に成長する特性により、植林コストや下
刈りコストなどの削減効果が期待できる
獣害対策コスト削減 コアラなど限られた動物のみが餌にできる特性により、獣害対策コスト削減効
果が期待できる
多樹種 土地や目的に適した樹種を選抜することが可能





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