東京農工大学との共同研究開始に関するお知らせ

2021 年 11 月 30 日
各 位
会 社 名 株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 白 岩 直 人
(東証・コード:7172)
問合せ先 取 締 役 管 理 本 部 長 杉 本 健
( TEL. 03-6550-9307)


東京農工大学との共同研究開始に関するお知らせ
~早生樹資源の有効活用による「カーボンニュートラル社会と林業再生」実現へ~

当社は、国立大学法人東京農工大学(東京都府中市、学長 千葉一裕、以下「農工大」といいます。)
と、「カーボンニュートラル社会と林業再生」実現を目指した共同研究を開始いたしましたので、下記の
とおりお知らせいたします。



1.本共同研究の目的
当社は、「金融を通じて社会に貢献する企業でありつづける」を経営理念として、地球環境や地域
経済の課題に対して、事業を通じた課題解決への取組みを行っております。 主な取組みといたしまし
ては、太陽光発電事業において、2021 年 10 月末時点で、日本全国 25 拠点、71.3MW の発電出力の発
電所を稼働させ、売電開始後も管理・運営を行っております。
この度、早生樹資源の有効活用による「カーボンニュートラル社会と林業再生」 実現に関する取組
みについて、農工大と共感し、共に取組む連携協定を 2021 年9月に締結した上で、11 月より共同研
究を開始いたしました。

2.本共同研究の背景
戦後に拡大造林されたスギやヒノキ人工林の主伐期を迎えた近年、伐採後の再造林が社会的な課
題となっております。再造林の種別といたしまして、極めて成長速度が速い樹木である早生樹を利用
した森林の造成が大いに注目されております。
本共同研究では、森林科学・木質バイオマス科学の観点から、早生樹を活用した「スギやヒノキ人
工林伐採後の再造林手法」、「カーボンニュートラル等の脱炭素社会」の構築を目指します。
※ 早生樹を利用した森林の造成のメリット
① 短期間且つ高い木材生産性
② 下刈り等の省力化による森林管理負担の軽減
③ 超短伐期栽培によるバイオマスエネルギーへの高度有効利用
等のメリットにより、森林の造成種として大いに注目されている。

3.本共同研究の取組み
主に下記の研究により、輸入のバイオマス燃料によらない、国産木質バイオマスエネルギーの安
定供給への貢献等、「脱炭素社会に貢献する新しい林業」の有り様を確立いたします。
(1) 早生樹を活用した新しい林業の研究
(2) 早生樹を活用した国産木質バイオマスエネルギーの安定供給に関する研究
(3) 早生樹から得られる有用成分の高度利用に関する研究


(1) 早生樹を活用した新しい林業の研究
暖温帯と冷温帯の間で超短伐期林業を可能にする、バイオマス生産量の優れ
た早生樹の育苗・造林・保育等森林施業・管理法の確立

(2) 早生樹を活用した国産木質バイオマスエネルギーの安定供
給に関する研究
早生樹から得られるバイオマスのエネルギー利用方法を確
立し、輸入のバイオマス燃料によらない、国産木質バイオマ
スエネルギーの安定供給の確立

(3) 早生樹から得られる有用成分の高度利用に関する研究
早生樹から得られる有用成分の高度利用方法の確立




実証研究拠点
早生樹は温暖な地域を好むものが多いことから、これまで日本国内での早生樹の造成試験は、
主に温暖な西日本を中心に行われておりました。一方、東日本のような暖温帯と冷温帯間の地域
における早生樹造林の可能性については、その情報が限られているのが現状です。
本協定に基づき、農工大が所有する8か所のフィールドの一つであるフィールドミュージアム
唐沢山(栃木県佐野市)の演習林を実証の拠点として、2021 年 11 月より共同研究を開始いたし
ました。

【フィールドミュージアム唐沢山(栃木県佐野市)演習林】





4.スケジュール
およそ、5年前後の本格事業化に向けて、実証実験を重ねてまいります。
(網掛け部分が、想定している事業化時期)
取組開始 5年



(1) 早生樹を活用した新しい林業の研究

早生樹の育苗、造林、保育研究 早生樹の伐採

早生樹による森林施業・管理法研究 森林施業・管理法確立



(2) 早生樹を活用した国産木質バイオマスエネルギーの安定供給に関する研究

スギ・ヒノキ等の伐採 早生樹の伐採

スギ・ヒノキ等活用/ 早生樹/バイオマスエネルギー基盤研究・実証試験
バイオマスエネルギー化基盤研究・実証試験

バイオマスエネルギー事業化
(スギ・ヒノキ等) バイオマスエネルギー事業化
(早生樹)



(3) 早生樹から得られる有用成分の高度利用に関する研究

早生樹有用成分の高度利用に関する研究

早生樹から得られる有用成分の事業化




■国立大学法人東京農工大学 概要
創 基 1874 年
創 立 1949 年
学 長 千葉 一裕
所在地 〒183-8538
東京都府中市晴見町 3 丁目 8−1

■ジャパンインベストメントアドバイザー 概要
創 業 2006 年
事業内容 金融ソリューション事業、及びメディア関連事業
代 表 者 代表取締役 白岩 直人
所 在 地 〒100-0013
東京都千代田区霞が関三丁目 2 番 1 号 霞が関コモンゲート西館 21 階


■本件研究に関する問い合わせ先 ■その他、本件に関する問合せ先
東京農工大学大学院農学研究院 株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー
環境資源物質科学部門 教授 広報・IR室
吉田 誠(よしだ まこと) TEL:03-6550-9307
TEL/FAX:042-367-5252
以 上




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