近畿大学との共同研究契約の締結に関するお知らせ

2024 年4月1日
各 位
会 社 名 フルサト・マルカホールディングス株式会社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 古里 龍平
(コード:7128 東証プライム)
問合せ先 執行役員 管理本部 本部長 藤井 武嗣
(TEL. 06-6946-1600)



近畿大学との共同研究契約の締結に関するお知らせ


当社(大阪市、代表取締役社長 古里 龍平)は、学校法人近畿大学(東大阪市、学長 松村 到、以下近
畿大学) 「畜産由来堆肥微生物活用による環境先進技術の開発」
と、 を目的とした共同研究契約を本日令和 6 年
4月1日付けで締結しましたのでお知らせ致します。





1.背景
長年、畜産における課題の一つに環境負荷問題があります。家畜から出る排泄物は、堆肥化等による農地還
元を中心に有効利用が進んでいる一方、堆肥化処理の過程で発生する二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス
は地球温暖化の問題となっており、またアンモニアは周辺住民への深刻な悪臭問題となっています。
近畿大学生物理工学部では、おがくずを混ぜた発酵床で全く悪臭(アンモニア臭)を発していない豚舎の事
象を検証することで、環境負荷となる物質を直接分解除去する細菌の存在を特定する研究をすすめております。
さらに、微生物が環境負荷となる物質を分解する際に発生した副産物を利用して、エネルギー問題にも取り組
みます。畜産由来堆肥微生物を活用して環境負荷の軽減とクリーンエネルギーの両立を目指す畜産由来堆肥の
環境先進技術は世界でも確立されていないことから、当研究を通して特定が進めば、畜産業界が切望してきた
「環境負荷のない社会」の実現に大きく近づきます。


当社の理念体系では、『叶えたい』が、あふれる社会へ。
「 」を VISION として掲げております。今回の研究
は、悪臭問題解消のほか、排泄物堆肥化の過程で発生する地球温暖化ガスの低減、さらには新たなクリーンエ
ネルギーとしての台頭など、畜産における「叶えたい」があふれる社会の実現とともに、持続的な畜産業の構
築に大きく寄与する内容だと判断しています。
また、当社の子会社では、2023 年 10 月より AI 解析によるスマート畜産システム「UNI-MOW(ユニモウ)

の販売を開始しており、畜産領域との関係性も深く、今後の事業発展の可能性も見込まれることから、この度
近畿大学生物理工学部との共同研究における契約を締結しました。
2.研究目的・内容
目的:畜産の環境負荷を改善する堆肥微生物を活用した環境先進技術の開発
内容:畜産由来堆肥を活用した環境先進技術のための有用微生物群の特定と持続的培養方法の確立


3.相手先の概要
(1)名 称 学校法人近畿大学
(2)所 在 地 東大阪市小若江3―4―1
(3)代 表 者 学長 松村 到
(4)設 立 1949 年
(5)当 社 と の 関 係 人的、資本的、取引関係はありません。また、関連当事者に
該当いたしません。


4.提携の日程
(1)決 議 日 2024 年1月 15 日
(2)共 同 研 究 契 約 締 結 2024 年 4 月 1 日
(3)契 約 期 間 自 2024 年 4 月 1 日
至 2026 年 3 月 31 日


5.今後の見通し
当研究は、堆肥微生物を活用した環境先進技術の開発により、畜産の環境負荷問題の改善につながるもので
あり、今回の協定による当社グループの業績への影響は、軽微であると考えられます。今後、開示すべき事項
が発生した場合は、速やかにお知らせ致します。


以上


(イメージ)




一般的な豚舎 堆肥を撹拌する重機 出来上がった堆肥

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