IBM Watsonをアウトバウンド型営業活動に適用―インサイドセールスの効率を飛躍的に向上―

2018 年 11 月 30 日
ブリッジインターナショナル株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社



IBM® Watson をアウトバウンド型営業活動に適用

―インサイドセールスの効率を飛躍的に向上―


法人営業改革支援のブリッジインターナショナル株式会社(本社:東京都世田谷区、
以下「ブリッジ」 )は日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、以下「日本
IBM」)の協力を得て、アウトバウンド型営業活動に IBM Watson の AI(人工知能)を活
用するソリューション『SAIN』※(Sales AI Navigator)を開発し、10 月より本番稼働を
開始しました。

コールセンターを中心としてインバウンド型の問い合わせやサービス対応に AI を活
用して担当者の効率をアップするシステムは広がりつつあります。これに対し、インサ
イドセールスと呼ばれる、電話や e-メールを活用したアウトバウンド型法人営業にお
いては、担当者がエンドユーザーのニーズをタイムリーに把握しつつ複雑な商品やサー
ビスの成約を目指すために、より高度かつ柔軟な会話や交渉が必要となります。

ブリッジでは、インサイドセールス担当者がお客様企業に電話や e-メールでコンタ
クトして、見込み客の発掘、絞り込み、案件契約を行います。これらの一連のプロセス
を支援するために SAIN はモニタリング、ターゲティング、コールナビの 3 つのサービ
スを備えています。モニタリング、ターゲティングは本年 5 月に販売を開始していまし
たが、このたび実際のお客様との会話を支援するコールナビの初期開発を完了し、ブリ
ッジのインサイドセールスのスキルアップを担う研修部門で利用を開始し、 対象となる
会話の選出や会話内容・指導ポイントの把握からフィードバックまでの作業時間が 47%
の削減により生産性の向上が達成できました。

SAIN のコールナビサービスは以下の 3 つの機能を提供します。
・お客様とインサイドセールス担当者との会話を Watson の音声認識機能でテキスト化
・リアルタイムにお客様の会話の意図を Watson の自然言語分類機能で 26 種に分類
分類例 経営課題、阻害要因、ニーズ、予算 など
・分類結果よりインサイドセールス担当者からお客様に行う会話内容の助言をリアル
タイムにナビゲーション

Kota Kobayashi ▼ 音声認識中 コールナビ モ




興味具体 具体スケジュール
は?




重要課題 提案チャンス!
候補の製品は?
製品提案できてい
る?




対象範囲は?確
認を!




希望の予算感は?




ブリッジでは今後、インサイドセールスを運営されている企業に向けて当サービスの
販売を予定しております。

インサイドセールス事業は人手不足や働き方改革を追い風として、日本において急
速に拡大しつつあります。ブリッジでは SAIN を活用して一層のインサイドセールス事
業拡大を目指します。

以上


IBM、IBM ロゴ、ibm.com、IBM Watson は、世界の多くの国で登録された
International Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等
は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リ
ストについては、
http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。
補足資料

■SAIN で活用されている AI テクノロジー
SAIN の開発にあたっては、インサイドセールスにおけるコール活動の膨大な音声デー
タをテキスト化し、これをビッグデータとして AI エンジンで解析することで、これま
では「人」が時間をかけて行っていた様々な業務を効率化するとともに、より精度の
高い営業活動を実現しています。例えば、案件発掘・醸成が上手く出来ている会話を
AI が学習し、 「そのとき、どのような会話の展開をしているか」など、有効なコミュ
ニケーションパターンを認識し、成約に結びつくような活動を支援します。これを実
現するために SAIN では Watson の API(STT : Speech To Text、 NLC: Natural
Language Classifier)を利用しています。

■SAIN のモニタリングサービスとターゲティングサービス
モニタリングサービス
インサイドセールスの品質を向上するためには、 コール担当者の顧客との会話内容の改
善やスキルアップが必要です。このインサイドセールス特有の指導(コールモニタリン
グ)で行う業務は以下となります。
① コール担当者やチームのコンディション把握
② 聴くべきコール(指導対象・見本対象)の選定
③ 会話内容の確認、気付きの習得
④ 指導・改善点のフィードバック・共有
⑤ VoC(Voice of Customer)分析
モニタリング機能では、会話音声のテキスト化によるデータ蓄積、豊富なダッシュボー
ドによるコンディション把握、多様なコール検索により、改善・指導の効率化と定着化
を実現させます。

ターゲティングサービス
インサイドセールスの成果を向上させるためには、 可能性の高い見込み客を選ぶ必要が
あります。見込み客の選定においては、属人的な運用やリスト作成の工数など、多くの
課題があります。 ターゲティング機能では、 (人工知能)
AI のモデルを活用することで、
より精度の高い、且つ、素早いターゲットリストの作成を実現します。
また、継続的に SAIN を利用することにより、AI モデルの学習が進み、更に精度の高い
ターゲティングが可能となります。
販売開始することで管理者(マネージャーやスーパーバイザー等)やコール担当者の業
務効率を飛躍的に増大させます。

□ブリッジインターナショナル株式会社概要
社名: ブリッジインターナショナル株式会社 (BRIDGE International Corp.)
代表取締役社長:吉田融正
設立: 2002 年 1 月
資本金:481,833 千円
上場 :東証マザーズ
本社 :東京都世田谷区若林 1-18-10 みかみビル
HP :http://bridge-g.com
ブリッジインターナショナル株式会社はインサイドセールスのリーディングカンパニ
ーです。インサイドセールスの機能である「B to B アウトバウンドテレコールサービ
ス」の分野で、2009 年以降、8 回国内売上高シェア No.1 を獲得しています。*1
*1: 出典: 「コールセンター市場総覧 2018 ~サービス&ソリューション~」
(2018 年 3 月 株式会社矢野経済研究所)



■本件に関するお問合せ先
ブリッジインターナショナル株式会社 マーケティング&コミュニケーション部 内田
〒154-0023 東京都世田谷区若林 1-18-10 みかみビル
TEL;03-5787-3080(代表)/ E-mail: mktg@bridge-g.com
http://bridge-g.com/sain/


日本アイ・ビー・エム株式会社 広報 伊藤
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町 19-21
Tel: 03-3808-5120 / E-mail: mnkito@jp.ibm.com

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